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日々観た映画についての記録と備忘録
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クロワッサンで朝食を/UNE ESTONIENNE A PARIS フランス= エストニア=ベルギー2011

クロワッサンで朝食を/UNE ESTONIENNE A PARIS フランス= エストニア=ベルギー2011
ライネ・マギ
ジャンヌ・モロー
パトリック・ピノー
監督・脚本:イルマル・ラーグ




原題は「パリのエストニア人」。
邦題とはかなり違いますが、ヒロインとヒロインが介護をする事になった女主人がエストニア人だと言う事から由来しております。
なのでカメラもどこか余所者から観たパリと言う風情。
灰色の空の下に見えるエッフェル塔、寒そうです。
ヒロインが何度か夜のパリを歩くシーンも寒そう。
雪深いエストニアも寒そうだけど、それとはまた違った都会の寒さを感じさせる違いが見えてきます。



映画が終わった後、観て良かったなぁとじんわり。
所謂「泣く」映画では無いと思うんですが、私は見てる間中、なんだかウルウルしながら見てたのは、エストニアの田舎からパリへ来たどこか頼りない風情のヒロインに同化してしてしまったから・・・なのかな。
しかしこの映画が一番素敵なのは、ヒロインは50代でありながら少女の様な初々しさを抱き続け、そしてそんなヒロインを当初は邪険に扱う老女も少女めいた感性のまま年老いてしまい、そんな二人の関係性が少女みたいだなぁと感じた部分ですかね。
ふたりの心が次第に打ち解け、微笑み合ったり一緒に外出したり、対立する部分でもなんだか少女の姿に私には見えた。
少女のまま年老いる事は「男性は少年の心のまま」と言うといい意味で捉えられるけど、女性の場合、醜悪と考えられがちな気がするのですが、この映画は二人の女の少女性に関して初々しく前向きな物を感じます。


学生時代、パリに憧れフランス語を勉強していたけれど結婚して子どもを産み、離婚。そして痴ほう性の母親の介護をしていたヒロイン。
だけど母親が亡くなり、前職であった介護職を見込まれずっと昔に夢だったパリへ初めて働きに出る。
知っている人もいない孤独感と、面倒を看る事になった老女の毒舌さにヘトヘトになってしまうけれど、持って生まれたヒロインの品の良い性格によってそれは打開されて行く・・・このヒロインの持つ品の良さと言うのが演じてる女優の仕草、所作、表情から滲み出て来る様な物を感じ、決してもの凄い美人ではないけれど、ふんわりとしていて少女っぽく惹かれます。
白い項、ほつれたブロンド、長く形の良い美しいふくらはぎ。
地味そうに見えるエストニアの田舎女の白いふくらはぎが無造作にパリの夜の歩道を歩く様だけで何か物語りを感じさせます。
身体、存在だけでその人物像が透けて見えてきます。

そんな50代の女性が少女時代に夢に見たパリに初めて来て、そこで仕事を得て、次第にゆったりとパリの女になっていく姿にじんわりといいなぁと感じたのでした。


そんな身体だけで物語る女優の相手役が大女優ジャンヌ・モロー。
彼女も今ではすっかりパリの女に見えるけれど、エストニアから来た歴史を持っています。
彼女の毒舌、悪態の付き方にはそういうバックグラウンドが透けて見えます。


そしてそんな二人の女の間に存在する男を演じる男優もなかなか存在感があって、美形ではないのに色気があります。
最初に登場する、空港でヒロインを待ってるシーンからなんか色気、漏れてませんでしたか・・・?(笑)
3人の関係がなかなか大人な関係だなぁと思いつつ、ジャンヌ・モローの放つ印象的な台詞が老いを感じさせつつ、精神年齢とそぐわない部分も感じさせます。

私はあまりこの映画が老いをメインに置いてるはとは思わなかったんだけど、多分観る年齢によって主観が変わって来るのかな、と思ったり。


フランス映画にしては意外とカラッとしている(大胆な恋愛関係や台詞等はフランス映画らしいけれど)のは、監督がハリウッドで映画の勉強をしていた経験もあるのかなと感じたり。私の思い出すフランス映画が90年代とちょっと古い映画ばかりだからかもしれませんが、今はこういう雰囲気が主流なのかもしれません。

撮影の光の入り方?によって微妙に登場人物たちの心境を現しているのも効果的で印象的です。

ジャンヌ・モローの着ているシャネルは全て私物なだけあって、着せられてる感がまるでないです。
シャネルファッションを着こなすジャンヌ・モローカッコいいです。






| 映画*K | 21:27 | comments(0) | - |
2013年映画鑑賞/上半期(1月〜6月)
1月
劇場鑑賞
「ブラッド・ウェポン」角川シネマ新宿
「燃えよ!じじぃドラゴン 龍虎激闘」シネマート六本木
「大魔術師“X”のダブル・トリック」シネマート六本木
「DIANA VREELAND ダイアナ・ヴリーランドー伝説のファッショニスター」シネマライズ
「ローラ(ドイツ3部作)」シアターイメージフォーラム
「フラッシュバックメモリーズ 3D」バルト9
「トリプルタップ」シネマート六本木
「東ベルリンから来た女」ルシネマ
「ライフ・オブ・パイ / トラと漂流した227日」シネマ TWO

2月
劇場鑑賞
「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」TOHOシネマズ シャンテ
「山猫 イタリア語・完全復元版」TOHOシネマズ みゆき座
「緑の光線」早稲田松竹
「満月の夜」早稲田松竹
「友だちの恋人」早稲田松竹
「飛行士の妻」早稲田松竹
「レ・ミゼラブル」シネマ TWO
「アルバート氏の人生」シネマート新宿
「奪命金」シネマカリテ
「映画監督ジョニー・トー 香港ノワールに生きて」K's シネマ
「ゼロ・ダークサーティ」シネマCITY
「横道世之介」シネマ TWO

・DVD鑑賞
「残酷ドラゴン!血闘竜門の宿」(血斗竜門の宿/龍門客桟)
「ダブルタップ」
「山中傳奇」
「鉄拳高 同級生はケンカ王」

3月
劇場鑑賞
「マーサ、あるいはマーシー・メイ」シネマート新宿
「絞死刑」シネマヴェーラ
「戦場のメリークリスマス」シネマヴェーラ
「ジャンゴ 繋がれざる者」シネマ TWO
「ベルトルッチの分身」シアターイメージフォーラム
「毒戦/Drug War」第8回大阪アジアン映画祭:シネヌーヴォ梅田
低俗喜劇/Vulgaria」第8回大阪アジアン映画祭:梅田ガーデンシネマ
「恋の紫煙2/Love in a Puff第8回大阪アジアン映画祭:梅田ブルク7
「ブッダ・マウンテン/観音山」第8回大阪アジアン映画祭:シネヌーヴォ梅田
「野蛮なやつら/SAVAGES」TOHOシネマズ梅田
「クラウド アトラス」新宿ピカデリー
「ザ・マスター」シネマシティ
「偽りなき者」ル・シネマ

・DVD鑑賞
「キツツキと雨」
「刑事ベラミー」
「ザ・レイド」
「嫉妬」

4月
劇場鑑賞
「ルージュ」シネマート六本木
「君と歩く世界」渋谷シネパレス
「ホーリー・モーターズ」ユーロスペース
「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」シネマライズ
「アンナ・カレーニナ」TOHOシネマズ日劇
「命ある限り」シネマート新宿
「ジャッキー・コーガン」渋谷TOEI
「ヒステリア」ヒューマントラストシネマ渋谷
「ハッシュパピー バスタブ島の少女」シネマライズ
「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」ル・シネマ

・DVD鑑賞
「映画は映画だ」

5月
劇場鑑賞
「ラスト・スタンド」新宿ピカデリー
「若い貴族たち 13階段のマキ」ラピュタ阿佐ヶ谷
「タイガー 伝説のスパイ」シネマート新宿
「闇の帝王DON ベルリン強奪作戦」シネマート新宿
「ビトレイヤー」シネマカリテ
「孤独な天使たち」シネスィッチ銀座
「きっと、うまくいく」シネマート新宿
「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」新宿ピカデリー
「インポッシブル」試写

・DVD鑑賞
保鏢/have sword will travel」(普通語/英語字幕)
「家族の四季 -愛すれど遠く離れて- 」
「マイネーム・イズハーン」
「たとえ明日が来なくても」
「南極料理人」

6月

・劇場鑑賞

GF*BF」第4回アジアンクィア映画祭/シネマート六本木

「グランド・マスター」バルト9

「殺人の告白」シネマート新宿

「イノセント・ガーデン」シネマカリテ

「華麗なるギャツビー 2D」バルト9

「3人のアンヌ」シネマート新宿

「10人の泥棒たち」TOHOシネマズ 府中


DVD鑑賞

「花蓮の夏」

「コネクテッド」

「ラ・ワン」

DON 過去を消された男」

「トンマッコルへようこそ」

「殺人の追憶」



| 2013年映画鑑賞 | 22:40 | comments(0) | - |