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Ninth日々観た映画についての記録と備忘録
2013.06.26 Wednesday
3人のアンヌ/2012 다른 나라에서 In Another Country
イザベル・ユペール ユ・ジュンサン チョン・ユミ ムン・ソリ ムン・ソングン クォン・ヘヒョ キム・ヨンオク 監督:ホン・サンス 最近、韓国映画を連続して観る事が多いです。 しかもそのどれもがヒット作揃いで韓国映画、よく知りませんが最近注目してます(遅い) あ、思い出したらハリウッド映画の「ラストスタンド」「イノセントガーデン」も監督は韓国から来た韓国人監督ですね。 これは偶然と言うより、現在の韓国映画業界の質がかなり高いんだろうなと思わされます。 そんな訳で「3人のアンヌ」は予告を観て面白そうだったのと、TwitterのTLでなかなか評判が良かったので観に行きました。 主演のイザベル・ユペールは知ってますが、韓国側の俳優や監督は全く知らないし、どんな監督なのかも今もよくわかってないです。しかしホン・サンス監督、他の作品も観たいです。 お話はタイトルが示す通り、イザベル・ユペール演じる青いシャツのアンヌ(成功してる女性監督)、赤いワンピースのアンヌ(人妻、不倫中)、離婚したばかりの緑のワンピースのアンヌと「3人のアンヌ」がオムニバス的に登場します。 しかしオープニングに登場するのは、映画学校の生徒らしい女性がリゾート地(モハンのペンション)でシナリオを書き始める所から始ります。 つまりこの3人のアンヌは彼女のシナリオの中の女性・・・しかししかしそのシナリオの中のアンヌ(赤いワンピースのアンヌ)がまた妄想やら夢を繰り替えすので、入れ子状で妄想とか虚構が織りなされ、あれ、これは誰の思考かしら、とゆったりした空気の流れでぼんやりと思う訳です。 そしてこの3人のアンヌたちや他の韓国人である登場人物たちが反復と反芻を繰り返し、でもちょっと外れたりバトン渡し的な(青いアンヌが割れた酒瓶を浜辺で見つけるシーンとか)パラレルっぽいシーンが韓国田舎風景と相まって呑気に眺める事のできる至福と言ったら。 なんだか「ふふふ」と笑ってしまう。 何もないのがいい事なのよと言わんばかりのモハンと言う韓国の田舎風景と、異国を訪れるちょっとリゾート的な開放感と、男女の微妙な機微が織りなすスケッチブックの様な作品。 でも上記の様な入れ子状でもあるので、単にスケッチ風な作品でもないのがちょっとミソなんですかね。 脱力的な作風なのに、解説や批評等を撥ね除ける、観た事、感じた事、そんな感覚をとても大切にしている自由さがすごく気持ちいい。 そんな自由な風を一身に体現している、3人のアンヌを演じたイザベル・ユペール(なんと還暦らしい)の素敵さは今さら私が言うまでもないと思いますが。 キュートで愛らしいユペールと、ぐびぐびと一升瓶飲みたい(笑) 全体的に呑気な所や、ユペールのかわいらしい風情を愛でる所とかはなんだか日本的な感覚にも近い気がします。(でも男性が色恋に積極的なのは多分、韓国的なんでしょうね。なかなか下心満載で笑えます) カメラワークがいきなり人物にズズーッと寄ったり引いたりして不思議。 そういう所もこの不思議な雰囲気がある作品と合っているし、絵画的なショットにも見える。 あと食事やお酒を呑んでるシーンがおいしそう。 私は辛いのもお酒も呑めないのですが、どのシーンでも食慾と呑みたい欲求を刺激されました(笑) |