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Ninth

日々観た映画についての記録と備忘録
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キツツキと雨 2012日本
役所広司
小栗旬
高良健吾
臼田あさ美
古舘寛治
黒田大輔
森下能幸
高橋努
嶋田久作
平田満
伊武雅刀
山崎努

監督:沖田修一



とあるのどかな山村に、ある日突然、ゾンビ映画の撮影隊がやってくる。
ひょんなことから撮影を手伝うことになった60歳の木こりの克彦と、その気弱さゆえにスタッフをまとめられず狼狽する25歳の新人監督・幸一は、互いに影響を与えあい、次第に変化をもたらしていく。
そして、そんな2人の交流が村と撮影隊の奇妙なコラボレーションを生み出していく。
(映画.comから)


「横道世之介」でその世界観、空気感ある雰囲気に魅了され鑑賞。


以下、Twitterから

香港男優の美魔女っぷりやら、ヴァルツ氏やRDJら洋画界の可愛い妖精おじさんたちを横目に、邦画界には妖精おじさんいるのかしら…と思ってたらいました!
役所広司さんの木こり妖精っぷりときたら!!

無骨そうながら、その柔らかな存在感。
緑豊かな岐阜の山中でチェーンで大木を伐採し、ひょいひょいと身軽に木に登り枝打ちする姿はどこかファンタジックで、あぁ、このおじさんは山の妖精かと納得しましたね。
お話もどこかファンタジーな匂いがしますし 。

気弱な映画監督(小栗旬)と山の妖精、役所広司のふたりでいるシーンがいいですね。
 甘味禁止してたふたりが、あんみつを競う様に食べるシーンとか、ほのぼのしてて愛らしい。
夜の露天風呂ですい〜と相手に寄るシーンは、役所広司がすぃ〜と近寄る時は、小栗旬がスススと逃げ、小栗旬がすぃ〜と近寄る時は、役所広司がスススと逃げてしまう上手くいかなさ。
コミュニケーションって面白いなと思える。

役所広司は60歳設定で、高良健吾君が息子と言うおじさんですが、お風呂シーンではがっちりしながらもお腹は出てないと言う素晴らしい体。
まさにファンタジーおじさん。
気弱で一見華奢そうな小栗旬は、役柄とは裏腹に細く見えてガッチリ。
と、こんな所ばかりチェックしてスイマセンね。

沖田監督は「関係性」を描くのが上手いんだと思う。
それも台詞に頼らない野暮さを排除してるから、余計その関係性が浮き上がります。


| 映画*K | 19:56 | comments(0) | - |
ラスト・スタンド/2013アメリカ The Last Stand
ラスト・スタンド/2013アメリカ The Last Stand
アーノルド・シュワルツェネッガー
ロドリゴ・サントロ
フォレスト・ウィテカー
ピーター・ストーメア
エドゥアルド・ノリエガ
ジェイミー・アレクサンダー
ザック・ギルフォード
ジョニー・ノックスビル 
ルイス・ガスマン
ジェネシス・ロドリゲス
ハリー・ディーン・スタントン

監督: キム・ジウン


もの凄い面白かった!!!!!と言う作品ではありませんが、気楽に楽しめるアクション映画だと思います。
シュワルツェネッガーことシュワちゃんが活躍した90年代主演作品を知っていると何やら懐かしい気分にさせられる、そんな内容の作品だと思います。
私はよくテレビの映画番組で、シュワちゃんを観ておりました。
あの辺りで再放送された内容とあまりテンションが変わっておりません。
ただシュワちゃんも年齢を重ねているので、燻し銀的な方向へ上手くシフトしております。

話は単純明快。
平和な田舎町に超悪いヤツがやってきて、のんびり保安官やってるシュワちゃんが実は凄腕刑事だったのが判明。
平和な街に土足で入ってきた悪い奴らをブチのめして一件落着。
まぁこんな内容です。多分字幕なくてもおおよそ理解できると思う。
こういうオーソドックスな内容をどう演出するかが肝心だと思いますが、キム・ジウン監督は手堅く、本人も楽しんで監督したんではないでしょうか。
銃器の扱い、カメラワーク、バッドモービル並みのスーパーカーなど遊び心を感じました。
色々と凶悪犯罪や事件がアメリカには沢山ありますが、
どこかそういう現実とは切り離された呑気な雰囲気がこの映画にはあります。
ノスタルジックな雰囲気は外国人の監督から見たアメリカの風景みたいで、そこが面白く見れました。
(でもこの旧き良きアメリカ的風景が、気に障る人もいるんじゃないかなぁ)
麻薬王とシュワちゃんが車でデッドヒートを繰り広げる場所は黄金色のトウモロコシ畑。
空は快晴。このシーンが印象的で好きです。
そして最期の決闘シーンも肉弾戦で良かったです。


あ、この映画、無駄にキャストが豪華でした。
脇の人が主役格の人ばかりで、さすがシュワちゃん俳優復帰作。
ただ主役はシュワちゃんなので、いささか勿体ない使われ方をしてます。
FBI役のフォレスト・ウィテカー、いい所なし(笑)
ピーター・ストーメアは不快になるゲスい悪役で華を添えてます。

そして意外といけめん俳優が沢山出ててビックリしました(笑)
まずブラジル俳優のロドリゴ・サントロ。
登場人物が多いせいでちょっと勿体ない使われ方ですが、とりあえず見せ場はあります。


悪役であるスペインのエドゥアルド・ノリエガ。
本作におけるお色気担当な気がします(笑)
車を運転してるシーンが結構長いのですが、妙な悪い色気とこすっからい味があってよかったです。


そして今回初めて知った、フォレスト・ウィテカーの部下役のダニエル・ヘニー。
アメリカ系韓国人みたいですが、高身長と清潔感あるモデルっぽい美貌に誰かしらと気になって調べた(笑)
日本で撮影した「ウルヴァリン SAMURAI」にも出演してるみたいですし、今後もスクリーンで見れる機会が増えそうです。

その他にも味があってキャラ立ちした脇が多くて(多国籍なのは意図的だと思う)楽しめました。
もちろん、可愛くて美人な女性陣(FBI捜査官のジェネシス・ロドリゲスとか、ダイナーのお姉ちゃんとか)も華を添えております。


| 映画*R | 23:09 | comments(0) | - |
孤独な天使たち/2012イタリア Io e te
孤独な天使たち/2012イタリア Io e te
ジャコポ・オルモ・アンティノーリ
テア・ファルコ
ソニア・ベルガマスコ
ベロニカ・ラザール
トマーゾ・ラーニョ

撮影:ファビオ・チャンケッティ
美術:ジャン・ラバッセ
原作:ニコロ・アンマニーティ
脚本:ベルナルド・ベルトルッチ/ニコロ・アンマニーティ/ウンベルト・コンタレッロ
監督:ベルナルド・ベルトルッチ



ロレンツォは、少し風変わりで独りが好きな14歳。彼は両親に嘘をついて、学校のスキー旅行に行かずに、自分の住むアパートの地下で暮らそうと計画する。
まるまる一週間、好きな音楽と本だけで過ごそうと思っていたが、思いがけず異母姉妹のオリヴィアが現れたことで、すべてが一変する。(公式サイトより)




あまり内容よく分かってないで、時間が空いてたから観たんだけど、すごく好きだなぁ。
奥行きのある話でもないし、基本的に地下室がメイン舞台だから閉塞的でこじんまりした話ではあるんですが、14歳の孤独な男の子の話だからこじんまりしてていいんだと思う。
最近の映画は長くなる傾向がある中で、約90分のランタイムも好ましい。

ちょっと変わった14歳の男の子の行動を丁寧に、まるで隣に寄り添っているかの様に撮っていて、なんだか自分のその頃を思い出した。
監督のベルトルッチは70歳以上だと言うのに、こんなにみずみずしい感性を忘れずに保っていた事にちょっと感激した。
視線が優しい。
もう1人、オリヴィアと言うロレンツォの異母姉が登場しますが、彼女の描き方も繊細で優しい。
ふたりの傷ついた子どもだちを包み込む様な優しさと、全編にみずみずしい感性が映像で表現されていると思いました。今を生きるリアルな14歳は違うとかそういうのは置いておいて。普遍性のある14歳の姿に見えた。

異母姉と秘密の地下室で1週間過ごすと言う設定から、もっとセンセーショナルな方向へ持って行くのかな、と不安だったけどそういう表現が無いから安心した。
何かそいういう方向では持って行って欲しく無い話と雰囲気だったんですよね。
そして役者二人にもそういう説得力がある。
瞬きの少ない青い目でジッと見上げるロレンツォ。
新進写真家らしい、だけど自堕落な生活に身を落してるオリヴィア。
この二人の俳優だから余計よかったなーと思います。


ベルトルッチ監督作品なので映像や美術も美しいです。
汚れたシャワー室すらその汚れが考えられて設計されている。

薄暗い地下室の廊下。
何度もクローズアップされる、地上の光が差し込む地下の窓。
深紅色のソファ。
眠る少年と少女。
なんだかヴァンパイアみたいで、実際ロレンツォはヴァンパイア小説を読んでいたり子どもと言う時期において、ヴァンパイアってちょっと憧れと言うかいいなぁ〜なんて思えるモンスターではある。勿論そんな恥かしいこと、誰にも言わないと思うけど。
自分は他人とは違うなんて思っちゃう、その年齢ならではの自意識。
ロレンツォが読んでた小説は「夜明けのヴァンパイア」なのかな、と冒頭部分の朗読で感じた。

そしてデヴィッド・ボウイのイタリア版「スペース・オディティ」の音楽とかかるタイミングが素晴らし過ぎてちょっと泣きそうになった。
歌詞も内容とぴったりで(英語版歌詞とイタリア版歌詞は違う)
うがちすぎな考え方として、このふたりが監督自身の姿をオーバラップさせたけど、素直にロレンツォとオリヴィアの重なり合った心と歌詞の的確さ、ボウイの気怠げな声に胸がギューっとなった。

| 映画*K | 19:56 | comments(0) | - |
映画は映画だ/Rough Cut 영화는 영화다 韓国2008
映画は映画だ/Rough Cut 영화는 영화다 韓国2008
ソ・ジソブ
カン・ジファン
ホン・スヒョン
コ・チャンソク

原案・製作:キム・ギドク
監督:チャン・フン


高慢で暴力的な映画俳優スタは、新作アクション映画の撮影現場でファイトシーンの相手役を殴り大怪我させてしまう。
新たな相手役が見つからず困ったスタは、かつて映画俳優を目指していたというヤクザ、ガンペに出演を依頼するが……。(映画.comより)


だいぶ以前にオススメ頂いていた作品。
面白かったです。
高慢で暴力的な(でも恋人の存在を隠そうとしてる所がセコイと言うか小心者)俳優と、無表情で殺しも平気で行う暴力団の若頭的な男。
映画冒頭から暴力団の男(ソ・ジソブ)は人を殺し、俳優の男(カン・ジファン)は理由はあるにせよ殺陣の相手役に怪我を負わせてしまう「暴力」から始ります。
そして最期も暴力で終わる。

反発しあっていた二人の男ですが、次第にお互い影響を受け、距離は近付くものの最期のシーンでその希望は粉々に砕け散ります。
俳優役であるカン・ジファンの、ヤクザの男(ソ・ジソブ)を見る悲痛な表情が印象的です。そしてそんな俳優に自分の姿を刻み付けたソ・ジソブの諦観の眼。
そういう生き方しかヤクザの男は出来ないから、仕方ない哀しさがあります。
しかし不思議とこの映画には爽やかさがあって、エンターティメントと暴力描写のバランスがよく、見やすいと思います。


対照的な二人の俳優も素敵でした。
特に最初に目を引いたのが、ヤクザ役のソ・ジソブ。
基本的に韓国俳優は高身長のスタイル良しな人が多いので今さら私なんかが言うのもアレですが、元スイマーらしいスタイルの良さ、指先の綺麗さ(ヤクザなのにね・・・)三白眼な目など独特な色気があります。
(ちょっと個性的な顔立ちだと思う・・・ソン・ガンホと新井浩文を合わせてイケメンにした様な・・・)
そんな裏街道しか歩けないヤクザ者の衣装は基本的に黒。

そしてちょっと損な役回りに見える俳優役のカン・ジファン。
暴れ者の割には、実は常識的な部分を持っていて小市民的な性格。
クールで何を考えているのか分からない、謎めいたヤクザ役のソ・ジソブに比べるとちょっと損な感じにも見えますが、人間味がある役で惹き付けられます。特に後半。
あんだけプライドが高かったのに、情けない程に泣くシーンが印象的。
パフェ食べてるのも可愛かった(笑)
ルックスもやはり韓国俳優らしく高身長でカッコいいですしね。
汚れた道なんて歩いた事のない、スター俳優の衣装は基本的に白。
黒と白と対照的な衣装の二人は合わせ鏡の様でもあります。

この監督の作品は「義兄弟」も以前に観てたのですが、とてもエンタメ性が高く、かつ作品を韓国外にも輸出しようとする視点をとても感じます。
かなり見やすい作品を作る人なので、次作も楽しみです。

| 映画*A | 20:49 | comments(0) | - |
ヒステリア/Hysteria 2011イギリス・フランス・ドイツ・ルクセンブルク
ヒステリア/Hysteria 2011イギリス・フランス・ドイツ・ルクセンブルク
マギー・ギレンホール
ヒュー・ダンシー
ジョナサン・プライス
フェリシティ・ジョーンズ
ルパート・エベレット

美術:ソフィー・ベッカー
衣装:ニック・イード
監督:ターニャ・ウェクスラー



映画紹介に「電動バイブレーターの知られざる誕生秘話」って書いてありましたが、それがメインだと思って観ると肩すかしを食らうと思う(笑)
可愛らしくて気楽に楽しめる小品。
バイブの云々と言う割には下品さは無く、でもクスッと笑える下ネタはあります。

バイブの誕生の原因が当時のイギリス(1890年、ビクトリア王朝時代)で、婦人科として扱われる医療分野だった事にはちょっとビックリしました。
と言うのも原因が「ヒステリー」と呼ばれた女性特有の病気だからと言う物らしく、ヒステリーって言葉はよく聞きますが、
なんで女性にだけ「ヒステリー」と言う単語が使用されるのか、果たしてヒステリーとは病気なの?と言うのがテーマですかね。

エンドロールの方にも出てきますけど、ヒステリーは精神医学的には使用されない言葉になってます。
しかし、この当時の医療は間違えだらけ。
今でこそ手洗い励行、細菌殺菌が当たり前だけど、この時代では細菌の存在を唱えただけで若き医師モーティマー(ヒュー・ダンシー)は勤めていた病院をクビ。
そんな当時の西洋医学の間違いをオープニングから意識的に見せてます。

当時のイギリス(と言うかイギリスだけでなく世界的に)で広がりつつあった女性の不満。
女は家庭に収まってこそ、とかそういうじわじわした不満は、社会が発展すれば芽生えてくるもの。
それをなんでもかんでも「ヒステリー」と言う言葉で片付け、都合の悪いものは「病気」の烙印を押し、精神病院送りにする国の制度。
最期の方の裁判シーンで、ヒロイン役のマギーに下されそうになる刑罰には物語りが可愛いだけに、ちょっとビックリ・・・と言うかゾッとした。
「時計仕掛けのオレンジ」に近いかも。

と書くとシリアスで重々しい映画なのかと言えば、見やすい軽やかな映画です。
少々「?」って部分はありますけど。(マギーとヒュー・ダンシーの関係が近付く部分とか)

美術や衣装がまた可愛い。
診療所のインテリアは、螺鈿細工の黒い机や花柄の壁紙、食器類など目を惹きます。
マギー・ギレンホールのブルーストライプのブラウスも、ハキハキした彼女の役柄にとっても合ってる。
腰が凄く細くて枝みたいな体型なので、少年がスカートを履いてるみたいで素敵。
ヒュー・ダンシーも真面目で真っ直ぐな青年役でキュートだし、ちょっと風変わりな友人役のルパート・エベレットとか脇役もそれぞれ味があります。
そんなルパート・エベレットがマギー・ギレンホールを評する言葉「まるで爆竹みたいな女性だ」コレがなんだかピッタリあってて好きです。

| 映画*H | 20:07 | comments(0) | - |