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Ninth日々観た映画についての記録と備忘録
2013.03.31 Sunday
ブッダ・マウンテン〜希望と祈りの旅〜/Buddha Mountain 観音山 2010中国
ブッダ・マウンテン〜希望と祈りの旅〜/Buddha Mountain 観音山 2010中国 范冰冰/ファン・ビンビン 陳柏霖/チェン・ボーリン 張艾嘉/シルヴィア・チャン 肥龍/フェイ・ロン ジン・ジン 監督:李玉/リー・ユー 大学進学を拒否し、親との関係が険悪になった3人の若者たち。 ベテラン京劇女優の家を間借りして共同生活を始めるが、気難しい大家に怒られてばかり。 やがて、3人は彼女の過去を知る。 未熟さゆえに揺らぐ若者と、悲しみを背負う大人の心情を丁寧に描いた秀作。 2010年の東京国際映画祭で最優秀女優賞(ファン・ビンビン)ほか受賞。 (第8回大阪アジアン映画祭サイトから) これの前に観た「恋の紫煙2」が伸びてしまって、冒頭15分は見逃してしまいました。 香港映画はよく観る様になりましたが、中国映画は本数的に未見が多くどういう傾向にあるのかよく理解しておりません。 しかし香港映画界の重鎮、ジョニー・トー監督が初めて中国で撮ったとされる「毒戦」は表現や内容に関する規制が多く、思う様に撮影出来なかったとインタビューで応えてます。 監督の言葉からも分かる様に、中国映画は香港映画に比べてかなり表現規制を映画でも課せられている様です。 そう言えば私が香港映画を見始める切っ掛けを与えたのが、「スプリング・フィーバー」であり(この映画は中国映画)監督は前作で政府の怒りに触れて今後の活動を禁止されながらも、隠れて撮影を敢行したと言うのを思い出しました。 この映画「ブッダ・マウンテン」は「スプリング・フィーバー」の影響を少なからず受けている印象を受けました。 カラオケで歌うシーンとか、印象的に差し込まれる3人が四川の奥地へ貨物列車に乗ってトンネルをくぐっていく疾走感ある映像とか。 まぁカラオケで歌うシーンは「恋の紫煙2」でも出てくるので、それだけ中国でカラオケは無くてはならない若者文化になった事なのかもしれませんが。 この映画では、変わりゆく成長期の中国の姿が垣間見えます。 田舎から出てきて、都会でアルバイトをしながらも生活する3人の若者。 都会と言っても開発途中で、古びた家を住人の反対を無視して土地改革をしようとする業者や、四川大地震によって破壊された中国奥地の長閑な風景のギャップ。 まさに変わりゆく過渡期であり、これからもどんどん変容して行く姿をカメラに納めたかったのかな、と言う印象を受けました。 土地や風景が変わって行くのと一緒に、人のあり方や生活様式も変わります。 3人を通して今までの中国の若者とは異なる文化を持つ、変わり行く彼らの姿が伺い見る事ができます。 そんな3人も親は旧態依然とした、いかにも容易に想像できそうな中国の地方にいそうな人達であり、その姿に彼らは苛立ちを隠せない。 映画後半は、四川大地震よって破壊された奥地にある寺の改修を3人と大家である張艾嘉/シルヴィア・チャンが施して行きます。 観音山とはその寺が建つ山の名称ですが、河や霧深い山々の風景に私は日本人でありながら子どもの頃に見てきた親の実家に似ていて懐かしいと思いました。 しかしこの郷愁を思い起こさせる風景も、おそらく開発によって少しずつ変容していくんだろうな、と言うのを感じさせられます。 歳を取ると変化や変容についていけなくようるに、張艾嘉/シルヴィア・チャンはそういう人間の代表のようにこの映画に登場します。 息子を亡くした哀しみからなかなか抜け出れなくなった彼女は、ぶつかり合いながらも3人の若者と心を通わせる様になります。 それは変容ではあるけれど、彼女は劇中で若者3人と過ごす時間を「幸せすぎて怖い」みたいな台詞を言います。この幸せが永遠に続けばいいのにと当たり前ですが望みます。 しかし変わらない物なんてどこにもないし、時代や社会が変容していけば人も変わります。 その事を彼女も充分理解していると思います。 現代劇でありながらどこかキン・フーの映画のようにゆったりとした自然と、その自然の中で包まれて生きる人間の姿を墨彩画の様に描いた映像は印象的です。 主演の范冰冰/ファン・ビンビンと李玉/リー・ユー監督。 1973年生まれと若いです。 范冰冰/ファン・ビンビンとは「二次曝光」「ロスト・イン・北京/苹果」と何度も タッグ を組んでおります。 2013.03.30 Saturday
ジョニー・トー 香港ノワールに生きて/JOHNNIE GOT HIS GUN! 2010 フランス =香港= 中国
ジョニー・トー/杜 琪峰 サイモン・ヤム/任達華 レオン・カーフェイ/梁 家輝 アンソニー・ウォン/黄秋生 リッチー・レン/任 賢齊 ルイス・クー/古天樂 監督: イブ・モンマユー twitterから ドキュメンタリーです。 私が観た回は、おまけで「強奪のトライアングル」監督3名のインタビューが入ってるのを 観ました。 (コレは香港版「強奪のトライアングル」の特典映像に入ってるのと似てる様な・・・) 「エグザイル/放・逐」のホテル室内が銀河電影会社ビルの屋上でセット作って撮影には ビックリ。 画面全体がセピアカラーだから、ライティングとどうやって撮影したのか気になります。 インタビュ答えてるのはトー監督は勿論、サイモン・ヤム、レオン・カーフェイ、アンソ ニー・ウォン、リッチー・レン、ルイス・クーに撮影監督。特典映像でリンゴ・ラム、ツ イ・ハーク…あと誰かいたかな。ほぼ皆さんルイス以外英語で喋ってます。 香港の人は土地柄、殆ど英語が喋れるのか、それとも勉強してるのか・・・ 意外と「トライアングル」監督三人組は、トー監督が率先してムードメイカー的な…一番年上 なのかな。 「システムが変わって若い人が学べる環境がない」と言うのはどこの国も一緒ですね。 「スタイルが無いと撮り続けられない」と言うのも映画に限らない話。 全くその通りだと思います。 「生まれも育ちも香港だから香港を舞台にした香港の話、映画が撮れる。香港の事はよく 知ってるんだから」この言葉は、香港出身の監督の強い自負が伺えます。 大陸に返還されて、大陸映画会社の事も念頭にあるんでしょうね。 「エレクション」の背景、つまり香港ヤクザ事情について語ります。 人口600万人?の内、30万人がつながりがあるって多いのかな? わたし的には多いなぁと感じます。 それだけ一般人と黒社会構成員のボーダーが曖昧かつグレーゾーンなのでしょうか。 つまり普通に、黒社会の構成員が知り合いに誰かしらいる、と言う事になるのかな、と。 で、その事に関して「エレクション/黒社会」の冒頭シーンを思い出しました。 冒頭シーンで、香港黒社会の歴史について語られるのですが、その成り立ちが面白いく興味 深かったです。 あまり極道社会の事は知らないのですが、日本の極道社会も香港の黒社会と一緒で、最初は 地元に密着した相互扶助的な役割を「一般の」人たちと保ってきたみたいで、香港の黒社会 もそれと同じ生い立ちかつ、よく古い香港武侠映画に見る「江湖」の世界が混じった感じで す。 「江湖」・・・中国の大衆小説の中で大きな位置を占める武侠小説の中において、武術を身 につけて結束、団体化した人々が所属する一般社会とは異なる特殊な社会のこと。 『水滸伝』が起源と言われているものの、定かではない。※架空の世界(Wikiより) 武侠映画は日本で言えば「時代劇」になると思うのですが、私には日本の時代劇とはまた感 覚が違う感じがします。 まぁその辺は長くなりそうだし、枝分かれしそうなんで置いときます。 まぁそういう土着的な物と「江湖」の世界では、強い者が強いんだと言う、世界が合わさっ たイメージを「エレクション/黒社会」で抱きました。 金儲け主義の残酷で、仁義も兄弟愛もないタイプは嫌悪感しかないとの話。 トー監督はよく黒社会物を扱うから、ちょっと意外です。 2013.03.29 Friday
山中傳奇/Legend of the Mountain 1979香港
石雋/シー・チュン 張艾嘉/シルビア・チャン 徐楓/シュウ・フォン 田豊/ティエン・フォン 徐彩虹/レインボー・シュウ 佟林/トン・リン 監督:胡金銓/キン・フー twitterから オープニングの空、日差し、岩肌の山、大河と撮影が美しい。 常に京劇的な音楽がかかり、映像的と言うより絵巻物っぽい。 自然光をたっぷり取り入れた緑豊かな撮影と、人よりも寺が主役にも見える。 山紫水明、森羅万象。 まるで絵巻物様に美しい。 夜のシーンの撮影はどうやって撮ったのか気になります。 風光明媚な景色や寺こそが主役になった映画だけど、どこ撮影したのかなーと気になってたら、韓国らしい。 いい幽霊役の女優さんが綺麗な人だなーと思ったら、シルビア・チャンで、妖艶な妖怪役が徐楓で、二人ともその後、映画製作の方に入っていくから感慨深い。 「大酔侠」「残酷ドラゴン/ 龍門客桟」はアクション入れてエンタメ寄りだけど、キンフー自体は「山中傳奇」系統のゆったりした作品が本来の持ち味なんだろうな。 テレンス・マリックの「天国の門」「ニュー・ワールド」を思い出した。 すぐ「ぷん」とするデレのないツンツンぶりが可愛い(けどコワい。妖怪だから)徐楓/シュウ・フォン 中盤から登場する張艾嘉/シルビア・チャン これまた美人だけど、清楚で唇が色っぽい。 しかし怖いヒロイン役の徐楓も、何故か中盤から出てくる本当のヒロイン、シルビア・チャンも、端役の侍女にいたるまで、女優さんは綺麗な人、可愛い人ばかりでうっとり。 男優は美形皆無ですが(と言うかキン・フー監督作の男優はそういう人しか出て来ないw) 2013.03.28 Thursday
戦場のメリークリスマス/Merry Christmas, Mr. Lawrence 1983 日 英 豪 ニュージーランド
坂本龍一 ビートたけし トム・コンティ ジャック・トンプソン 内田裕也 三上寛 ジョニー大倉 飯島大介 室田日出男 戸浦六宏 金田龍之介 内藤剛志 三上博史 監督:大島渚 原作:ローレンス・ヴァン・デル・ポスト twitterから ヨノイ大尉の中2男子っぷりと乙女っぷりに私も卒倒しそうになった! 10年前に観てたけど、こんなにあからさまに男色映画だとは思わなかったな・・・と思ったけど、10年前の記録ノートには冷静に男色映画、と書いてあったw 昔の自分の冷静さが不思議w しかし坂本龍一のメイク、なんであんな濃いの。 笑いそうになるレベル。 (10年前の自分はこの化粧の濃さを、普通に観てたから不思議・・・) 何故かやたら化粧の濃いヨノイ大尉とか、しょっぱなから剣道着みたいなの着て登場するヨノイ大尉とか、アホみたいに切腹しまくる日本軍人とか、ギャグ!?と最初の方はちょっと吹き出すの堪えるの大変でしたね。 あの時代ってあんなに武士道?とか切腹とか当たり前だったのですかね…嫌だわ 「絞殺刑」と一緒に上映されてて国家対個人って部分では被る部分もあるけど、さらにそれプラス、制服・規律・それ故のホモソーシャル→男色って部分では「御法度」を彷彿とさせるなーと思う。 最初はギャグ!?と吹き出すの我慢してましたけど(ヨノイ大尉、と言うか坂本龍一の化粧の濃さとか、やたら切腹しまくる日本軍人らとかモロモロ)段々日本も戦局が怪しくなって狂気に走り始めたあたりから笑いは収まり、そして最期のシーンでなんだかよくわからないけど、涙が溢れてきたけどなんででしょうね。 私は一目惚れってよく分からないんですけど、ヨノイ大尉がデビッド・ボウイ演じるセリアズに一目会った時から、もはやそれは恋でしょ!?と思わざるをえない視線をあからさまに投げかけててその直球さに観てるこっちが焦ったり赤面させられましたね。 恋しちゃったヨノイ大尉ってば、早朝から怪鳥音ならぬ気合い入れ奇声上げて真剣で稽古しちゃって溢れる思いを押さえら無い!みたいな感じで中二男子っぷり。 しかも自分の怪鳥音にセリアズの反応は?と聞いちゃったりますます中二すぎてもう…周囲やセリアズにモロバレしてるし。 でも本人は自分の恋心に気付いてないのがまたアレと言うか… セリアズの遺髪を神社に祀っちゃったりともうなんかヨノイ大尉の精神構造が私には謎すぎるw なんかとても海外の人から見た日本人って感じがします。 たけしが可愛い顔をしていてスゴいビックリしましたね。 今流行の黒目が大きい。 粗暴なんだけど細かい部分で気付いたり、人間的な部分があるあの役には合ってたなーと思います。 ボウイは美しいですね…途中アナカン風な眩しすぎる制服姿やお花に囲まれる姿に目が潰れそうに。 wiki情報でヨノイ大尉に沢田研二がオファーされてたと知り、実現してたらボウイと沢田研二の並びってなんか凄い・・・ 2013.03.27 Wednesday
ジャンゴ 繋がれざる者/Django Unchained 2012アメリカ
ジェイミー・フォックス クリストフ・ヴァルツ レオナルド・ディカプリオ ケリー・ワシントン サミュエル・L・ジャクソン ウォルトン・ゴギンズ ドン・ジョンソン デニス・クリストファー ブルース・ダーン ジェームズ・ルッソ フランコ・ネロ ジョナ・ヒル ゾーイ・ベル ロバート・キャラダイン クエンティン・タランティーノ 監督・脚本/クエンティン・タランティーノ アカデミー助演男優賞/アカデミー脚本賞受賞 twitterから 脚本がしっかりしていて素晴らしい。 これこそアカデミー作品賞に相応しいと思うんだけどなぁ。 タラちゃん、今だキワモノ扱いされてますけどもうすっかり安定のエンターティメント監督だと思う。 先が読めなくてハラハラ&集中して観てたせいで、ちょっと疲れましたね。 多分2回目観たら、安心して、でももっと色々な部分で楽しめると思う。 やはりタランティーノ作品なんで、目を背けたくなるような残虐なシーンはあります。 でもあの残虐さは描かないといけない必然性がある残虐さで、そういう部分も含め誠実な映画だなぁと思います。 ほんの昔までこんな蛮行がまかり通ってた事を考えると、ナチスも含め人間ってケダモノだから気をつけないとね〜となりますね。 ホント、黒人奴隷のあり方って怖いし、気を抜くとまたこんな有り得ない思想を持つ人が出てくる世界なんで、笑えないから怖い。 黒人奴隷制度と言うテーマだけに、あまり悪ふざけしてる感じはないですけど、皮肉を皮肉に感じさせないユーモアや手際のよさと選曲のよさに感心します。 あとやはりバイオレンス描写は洗練されているけれど、ちゃんと痛そうでいいですね。 主人が撃たれてその鮮血を浴びて走る白馬とか素晴らしく美しい。 そんなバイオレンスシーンもありながら、すごくロマンティック。 ロマンティックさが柱となってそれが全編通して貫かれ、主人公の軸となってる。 師匠から弟子への継承とか(でも対等な関係なんだよね、師が弟子をリスペクトしてるの)愛する女の為に命を賭ける男とか、ロマンです。 カルヴィン・キャンディの唱える骨相学って何でも応用できる科学の皮を被った非科学言説で、今の時代もたくさん溢れていて溜息しちゃう(´-`).。oO( 春にスピルバーグの「リンカーン」が公開されますが、「ジャンゴ」、そして「クラウド アトラス」と身分制度による差別、と言うのが立て続けに公開されてる様に感じますが・・・そういう時流なのでしょうか。 ・・・・ネタバレ・・・・ 2013.03.26 Tuesday
クラウドアトラス/Cloud Atlas 2012ドイツ、アメリカ、香港、シンガポール
トム・ハンクス ハル・ベリー ジム・ブロードベント ヒューゴ・ウィーヴィング ジム・スタージェス ペ・ドゥナ ベン・ウィショー ジェームズ・ダーシー ジョウ・シュン キース・デヴィッド スーザン・サランドン ヒュー・グラント 原作者:デイヴィッド・ミッチェル 監督:ラナ・ウォシャウスキー/アンディー・ウォシャウスキー/トム・ティクヴァ 誰が出てるとか、どこでどの役とか、あまり前情報を入れないで、まっさらな状態で見ると面白いと思います。 意外とそんなに難しい内容ではないですが、最初はやはり戸惑いますね。 なんとなく映像はウォシャウスキー姉弟寄りな気がします。 場面切り替えの編集は上手いと思います。 「Vフォーヴェンデッタ」で唯一覚えてるシーンが、ビアンカップルが迫害を受けるシーンとあまり本筋に関係ないのにそこだけ覚えていたんですが、この映画でも多分言いたい事は一貫して変わってないんだなと思いました。 だからその部分で刺さらないと「だから?」ってなるんじゃないんですかね。 実験的な試み…に見えるけど、あまり実験的でないのが残念かな… 70年代舞台の話のパートならもうちょっと70年代映画っぽい質感を映像に入れてもいいと思うし。 トム・ハンクスとハル・ベリーのバックの夕日がモロ合成過ぎるのはわざと? 白人の韓国人メイクも仮装大会のレーガンマスクみたいで怖かったけど、アジア人が白人メイクするとデヴォン・青木になるんだなと発見 テーマとは少し違うと思うけど、食の安全については考えさせられた。 共食いとか、なんだかんだ言って今って何を食わされてるかわからないし。 当たり前だけど、食べ物は腹を満たすだけでない全てに作用する重要な物だし。 ヒュー・グラントが出てるの知らなかったんだけど、アレは・・・セルフパロディみたいな役でよく引き受けたな、と・・・w ベン・ウィショーの女装に関して教えて頂いて、かなりビックリしております・・・ や、普通に女優だんだと思ってみてた自分が・・・ おっかしーなー男性の女装は男だって今まですぐ気付けたのに・・・ お話自体はかなりベタだと思うんですよね。 そこに輪廻転生とかほうき星の痣を持つ者、とか絡んで来るのでちょっと複雑に見えるだけで、人の感情とは複雑だけど、シンプルでもあるなぁと実感します。 ベン・ウィショーとジェームズ・ダーシーは早くも2013年度マイベストカップルに食い込んできてます。 スローモーション?で食器を割るシーンが美しくも、2人の壊れやすい関係(社会的にそうならざるを得ない)みたいで。 2013.03.26 Tuesday
マーサ、あるいはマーシー・メイ/Martha Marcy May Marlene 2011アメリカ
エリザベス・オルセン
ジョン・ホークス サラ・ポールソン ヒュー・ダンシー 監督・脚本:シーン・ダーキン twitterから 湖、緑の木々に植物、そして主演のエリザベス・オルセンがよいですね。 ブレイク前のスカ―レット・ヨハンソンを思い出す。 主人公の恐怖を追体験させる、静謐ながら狂気を滲ませる映像と音楽。 オルセン以外をフレームアウトさせる事で、自分以外は全て他人だと思わせる。 ヒロインの弱すぎるメンタリティに苛立たされ、過激さはなく、抑制された静かな映像からカルト集団の有様に嫌悪を抱かせるのは、それだけヒロインに沿っているからだあと思う。 ただ、なんか微妙に監督の変態っぽさを画面から感じたのは気のせいかしら・・・映像はきれいだし、すごくいいとは思うけど、舐める様にヒロインを撮ってるのが微妙に気持ち悪かった。 でもメンタリティ弱いと思っても、ヒロインが恐れる孤独への恐怖は、いつ誰にでも陥る恐怖なんだけど。 ただ若い娘だからそれが強いとおもわれる。 姉との対比とかさり気なくわかるなーと思わせる。 2013.03.25 Monday
ベルトルッチの分身/Partner 1968イタリア
ピエール・クレマンティ
ティナ・オーモン ステファニア・サンドレッリ セルジョ・トファーノ ジュリオ・チェーザレ・カステッロ 原作:フョードル・ドストエフスキー 監督・脚本:ベルナルド・ベルトルッチ twitterから ピエール・クレマンティはベン・ウィショーとアラン・ドロンを混ぜた感じですね リマスタリングされてるのか、映像がクリアできれい。 美術が色彩設計が素晴らしい。 明白に理解はできないけど、瑞々しくも官能的で背徳的。 何度も挿入される「ベトナムに自由を」のスローガンポスター。 色はトリコロールカラーだったかしら…赤とブルーなのは覚えてる 2013.03.25 Monday
アルバート氏の人生/Albert Nobbs 2011アイルランド
グレン・クローズ ミア・ワシコウスカ アーロン・ジョンソン ジャネット・マクティア ブレンダン・グリーソン ポーリン・コリンズ ブレンダ・フリッカー ジョナサン・リース=マイヤーズ 監督:ロドリゴ・ガルシア 製作:グレン・クローズ/ボニー・カーティス/ジュリー・リン/アラン・モロニー 原作:ジョージ・ムーア『The Singular Life of Albert Nobbs』 主題歌:シネイド・オコナー twitterから/ネタバレあり この映画の中には主に4種類の女性が出てくる。主人公のアルバート氏。 ペンキ塗り、ガメつい女主人、若く奔放で愛らしいメイド。 その対比が興味深い。そして玉虫色のセクシャリティ。 アルバート氏のセクシャリティは?と考えるのが無駄な気がするし、人間、本当は愛と言う事に関しては、そんなに厳密な区分なんてないんじゃないかしら。 そして悲しい事に、アルバート氏はあらゆる意味での多元的な愛を知らない。 アルバート氏には友だちもいないし、秘密のせいで作る事もしないし、考えた事もない。 だからあらゆる部分を吹っ飛ばしてミア嬢と結婚する妄想をしてしまう。 全くわかってないのである。 女性が自立して生きる事が許されなかった時代、仕方なく男性として生きざるを得なかった女性の話と言うとドラマティックそうだけど、そこを避けてるのはいいと思う。 そっけない最期も。 しかしアーロン・ジョンソン演じる男はクソ野郎ねぇ・・・ 飲んだくれの父親みたいになりたくない、と言って結局同じ事してる本物の男であるアーロン・ジョンソンと、男を演じ、愛する妻を持つペンキ塗りは男と言う立場に慣れてしまわない様に暴力亭主の元旦那の服を着て戒めている。 衣装、美術は目の保養。 ミア嬢のメイド服とか可愛い。あとホテルの美術や食器類も素敵。 2013.03.24 Sunday
野蛮なやつら/SAVAGES 2012アメリカ
テイラー・キッチュ ブレイク・ライヴリー アーロン・ジョンソン ジョン・トラボルタ ベニチオ・デル・トロ サルマ・ハエック エミール・ハーシュ 原作:ドン・ウィンズロウ 脚本:シェイン・サレアノ/ドン・ウィンズロウ/オリバー・ストーン 監督:オリバー・ストーン いつの間にかミドルネーム付いてた。 この人は悪声なのか声が甘いのが、今回は更に甘ったるくなってた。 だからデルトロに手を触られて『女の様に柔らかい』と言われる、暴力嫌いな役にはあってるんだけど、「アルバート氏の人生」でもやはりその甘いと言うより甘過ぎる声が役柄に合ってて声が印象に残る。 このシーン、妙にエロティックで一番好きかも。 好きなシークエンスは、麻薬女王サルマと人質のブレイクが食事する母と娘的な部分だったからあんまその辺が回収されてない様な、意外とスケッチブック的な映画だな、と思う。 サルマ・ハエック、濃い目セクシーで好きなんですが、メキシコ系だから余り主役系の役につけないのが・・・残念です。 肉体担当のティラー・キッチュもかなり甘いフェイスの持ち主なんで、もっと岩みたいにゴツイ人の方が、頭脳&柔のアーロンと対になっていいんじゃないかなとかなんとか思ったり・・・ 傭兵上がりの肉体担当のティラー・キッチュさん 仏教大好き、植物学者で頭脳派のアーロン・ジョンソンさん ・・・ふたりとも甘いマスクのいけめんなんで、あまり差異が無い様な・・・ テイラー・キッチュって「ジョン・カーター」しか観た事ないんですが、この人、ワイルド系とか男臭い系では無いと思うんですが・・・どうもそういう路線で売りたいんですかね。 なんでか「バベル」のチラシとかなり似てるデザインなのが気になります・・・ |