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Ninth日々観た映画についての記録と備忘録
2012.11.21 Wednesday
流れる 1956東宝
流れる 1956東宝
田中絹代 山田五十鈴 高峰秀子 杉村春子 栗島すみ子 岡田茉莉子 監督:成瀬巳喜男 原作:幸田文 素晴らしい。 古い邦画の女性の描かれ方ってどうなのよ、と懸念していた私がバカみたいな程、美しく逞しく流麗。 田中絹代って伝説の女優、ってイメージあったけど、ああいう女優さんだったですねぇ。 仕草、表情、声色、すべてが凛としている。 山田五十鈴さんの零落しかけた置屋女将の悲哀が漂う表情。 なんと哀しくも色っぽい。 モノクロの画面の着物から覗くうなじから、白粉の匂いが匂い立つ様な独特な色気がある。 疲労と憂いを感じさせるこの色気・・・ 「こんな楽しい商売ってないわぁ〜」と宴会から酔って有頂天で帰ってくる芸子(杉村春子、岡田茉莉子)2人がこの商売の「色」を現している。 泡沫の様な、現実感の無さと狂騒。 そんな家庭環境で育った山田五十鈴の娘役、高峰秀子は家業は継がないで、この時代の女性ながら、手に職を付けようと固めの仕事に付きたがる。 自分の母親を見ているせいで、女でも独立して生きて行ける事を望んでいるけれど、人生に迷い、模索している姿が新しい女性像に見える。 ここに登場する女性たちはタイトルの通り、河の様に流れて生きている。 それは自分の意志ではどうしょうもない事もあるし、流れに身を任す事も悪いだけではないし、別段女性だけでなく生きるってある意味、流されて生きる事なのだな、と思った。(マイナスな意味でなく) 「流れる」の批評で『成瀬監督は女は男の依存なしでは生きられない』と言うことをこれまでの作品で一貫して描いてきた、ってあったけど、そうせざるを得ない哀しさを描いてるだけで、「自立」したがる女性(高峰秀子、田中絹代)も描いてると思うんだけどなぁ。 DVDにて鑑賞 2012.11.21 Wednesday
ダークナイトライジング/The Dark Knight Rises 2011アメリカ/イギリス
ダークナイトライジング/The Dark Knight Rises 2011アメリカ/イギリス
クリスチャン・ベール マイケル・ケイン ゲイリー・オールドマン アン・ハサウェイ トム・ハーディ マリオン・コティヤール ジョゼフ・ゴードン=レヴィット モーガン・フリーマン マシュー・モディーン ジュノー・テンプル キリアン・マーフィ リーアム・ニーソン ジョシュ・ペンス 監督:クリストファー・ノーラン クリストファー・ノーランって「インセプション」から「この人は押しの強さで来るなぁ」とやっと気付いたんだけど、「ライジング」はまさにゴリ押し押しっぷりで結構矛盾点が沢山あって、そこが気になってしまった。 ゴードン刑事がどんどん超人になっていって、もう最期の方、バットマン、ゴッサムにいなくても大丈夫やん、と思う位、色々頑張りすぎててちょっと笑ってしまったw 自分は2作目「ダークナイト」の路線を想像してたから、3作目はなんか焦点が違うなぁとか、脚本が甘いなぁとは感じちゃったかな。 でも概ね面白かったです。ってかあんだけの登場人物、さばける事自体が凄いしね。 脚本甘いとか、某武器の扱いがずさんだな、と思いつつもウルッと来る所は沢山あるしね。 んでJGLのキャラが凄くいいし、ひょっとして○○?と思ったけどやっぱ違うよねーと思ったらやっぱり○○だったりとか、JGLのスピンオフとかあるのかしら。 あったら観たいです。 脚本の甘さはベールの演技、佇まいにも助けられてると思う。 ベール、久しぶりにスクリーンで見たけど、ストイックで求道者的な役柄があってて、最期のゴードン刑事→ウェイン→ブレイク刑事と言う正義の後継がウルッとくる。 しかし某武器の扱いは・・・アレは日本人的に色々思う所、ありますね・・・ 結局アメリカではあの程度の考えなのかな、とアメコミ原作にんなこたぁ言うのが野暮ってモンですかね。 2012.11.21 Wednesday
ブラック・ブレッド/Pa negre/Black Bread 2010年 スペイン/フランス
【ブラック・ブレッド/Pa negre/Black Bread】2010年 スペイン/フランス
フランセスク・クルメ マリナ・コマス ノラ・ナバス セルジ・ロベス ロジェール・カサマジョール リュイサ・カステル マルセ・アラーナガ マリナ・ガテイル アリザ・クラウェット ライア・マルール アドゥアル・フェルナンデス 監督:アグスティー・ビジャロンガ 冒頭15分を見逃してしまったせいか、よく意味がわからなかった・・・ 何か・・・あまりエモい感じのない淡々とした映画だったな。 裸の美青年とか一体何の意味があるのかちょっとよくわからなかったし、スペイン内戦→勝ち組と負け組の閉鎖的な村でのおぞましき「できごと」がアレだと言うのも「ん?」だし。 他におぞましき閉鎖的な村独特の犯罪っていくらでもあると思うけど、アレを持って来る事に意味があるのかな、とかそういう「意味」を考えてしまう。 裸の美青年は主人公少年にとっての唯一の「無垢」の象徴と言う意味だと思うけど。お母さんの持ってた翼持つ天使のコスプレ(?)した青年写真とか情報は過多なんだけど、整理されてない印象がある。 ヒューマントラストシネマ渋谷にて鑑賞
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2012.11.21 Wednesday
エージェント・マロリー/Haywire 米2012
エージェント・マロリー/Haywire 米2012
ジーナ・カラーノ マイケル・ファスベンダー ユアン・マクレガー ビル・パクストン チャニング・テイタム マチュー・カソヴィッツ マイケル・アンガラノ アントニオ・バンデラス マイケル・ダグラス 監督:スティーブン・ソダーバーグ 試写にて鑑賞。 監督は女スパイとか女ボンドを狙ったんだろうね。 それっぽい音楽が盛り上げてくれます。 そしてそうそうたる色んなタイプの男優陣が華を添えてくれてますw ボンドガールならぬボンドメンズな扱い。 数々の色男たち(ファス、ユアン、ティタム)が屈強な美女にブチのめされる姿が楽しめますw そんな上記3名の色男の他にも渋キャストとして久々に見たビル・パクストンにときめき(ヒロインの父親役)やっぱり被虐系なファスに笑い(あの時のあの顔…w) 美味しい所取りチャニング・ティタムはやっぱ監督のお気に入りかと頷く。 バンちゃんは通常運行ですね。 ヒロインで主役のジーナ・カラーノは本物の格闘家らしいんですが、撮影とかアクションとかもっと彼女を魅せてくれる演出や撮影してほしかったな。 ドニー・イェンの「導火線」みたいに。 彼女の身体能力は素晴らしいと思うんで、そこが勿体ないなーと思いました。 2012.11.21 Wednesday
預言者/UN PROPHÈTE A PROPHET 仏2009
預言者/UN PROPHÈTE A PROPHET 仏2009
タハール・ラヒム 監督:ジャック・オディアール 真っ当で真面目なノワール物でありながら、青春映画でもある。 度々挿入される死んだ男との対話シーンが幻想的で美しい。 刑務所の中はある種の危険な「社会」の縮図。 移民で無学で親無しアラブ系の彼は犯罪社会でしか生きれないんだろうか。 リヤルな殺人シーンや痛そうなバイオレンスシーンがありながらも、それでも何故か爽やかさが主人公にはあって、普通に友人の子供をあやしたり、海にいるシーンでの爽やかさが印象的。 しかし出所した時の面構えはもう以前の無知で顎でこき使われる彼じゃない。 ジプシーとかアラブ系、イスラム系、コルシカ系とか色んな人種や宗教の人が入所してて多分、コルシカ系が移民でないフランス人系列なのかなぁ… そんなコルシカ系がアラブ系らに取って変わられるムショ内政権交代もまたフランスの社会情勢を反映してるのか。 おそらくもう彼は最初に殺した死んだ男の幻影を観る事はないと思われる。 主演のタハール・ラヒムは「第九軍団のワシ」(アザラシ族長の息子)。ジャン・ジャック=アノー監督、マーク・ストロング、アントニオ・バンデラス出演の「Black Gold」でも主演してるので、フランスでは将来有望格な俳優と言う立ち位置なのでしょうか。 DVDにて鑑賞 2012.11.21 Wednesday
果てなき路/Road to Nowhere 米2011
果てなき路/Road to Nowhere 米2011
シャニン・ソサモン タイ・ルニャン ウェイロン・ペイン クリフ・デ・ヤング ドミニク・スウェイン 監督:モンテ・ヘルマン うつらうつらしながらもそれは夢なのか幻影なのか、そんなオフビートな感覚と妙な緊張感を孕んでいる。 なのに柔らかでストレース過ぎる程のラブストーリー。 結局主人公である映画監督の言う通り真実なんてどうでもいい。 ただ彼女の存在だけが唯一で、指先に触れる感覚だけが全て。 そんな「陶酔する感覚」だけをカメラに閉じ込めた映画だった。 ヒロイン役のシャニン・ソサモンは何本かの映画で、その個性的でどこか場違いな(それこそヘルマン自身が言う『ハリウッドスタイル=飼い馴らされた』にそぐわない様な)佇まいで印象に残ってたけど、この映画ではハマり役。 主人公の映画監督を惑わせる謎めいたヒロイン、ヴェルマ(名前の響きがいい)&ローレルこそがヘルマン監督にとって『映画』そのもの。 永遠に誘惑して、ほどけない謎。 主人公の映画監督役の人、バンドやってるせいか声がいいですね。 そしてヒロイン役のシャニン・ソサモンも囁く様なウィスパーボイスでファム・ファタル度を上げている。 DVDにて鑑賞 2012.11.21 Wednesday
ラヴソング/甜蜜蜜 Comrades, Almost A Love Story 香港1996
ラヴソング/甜蜜蜜 Comrades, Almost A Love Story 香港1996
レオン・ライ マギー・チャン エリック・ツァン クリストファー・ドイル クリスティ・ヤン アイリーン・ツー 監督: ピーター・チャン 香港返還前の1986年、中国大陸から夢を抱いて香港へやって来た2人の男女が出会って、すれ違って、そして…と言うテレサ・テンの楽曲がBGMに壮大なラブストーリーであり、中国、香港のお国事情がなんとなく分かる映画でもあります。 中国から香港へやってくる人は、その素性を隠しているのだな、とか… 株の暴落、香港の人が返還後に海外へ移住したとか、AIDSとか細かい部分でその時事的な要素が盛り込まれてます。 ショウブラの60~70年代映画でも中国から不法に香港へ渡航して…と言う映画もありますし、当時の香港はそんな移民が多くて人口を抑えていた、とか、当時は大変だったんだなと… 主人公たち2人がただひたすら夢に向かって行く姿、大人になった2人、流れ流れてニューヨークへ渡って…と壮大だけどしっとりした印象があります。 途中から登場する、マギーの夫となる恐らく黒社会の組長であろうエリック・ツァン、いい男でした。 こんな男、見捨てられる訳がない。 わざとマギーを想い、見放そうとするとっつあんに涙ですよ。 DVDにて鑑賞 2012.11.21 Wednesday
籠の中の乙女/DOGTOOTH 2009ギリシア
籠の中の乙女/DOGTOOTH 2009ギリシア
監督ヨルゴス・ランティモス シリアスかと思いきや、ブラック・コメディ。 外界は邪悪と唱える両親の下で育てられた2人の娘と1人の息子(だからこの邦題は間違えてるとゆーか…)だから見た目は大人でも、彼らの行動や言動は可笑しくてギャグの域。 でも幼児だと思えばあの奇怪な行動は理解できる。 しかし近親相姦的なシーンは映像は美しいだけに不気味・・・ しかし何故この両親がここまで、子供たちを外に出さないのか、おかしな教育(狂気の域!)を施すのか全く説明がないのが理不尽で恐ろしいが、しかし大なり小なりどこの家庭、宗教、社会、法律となればありうるんじゃないかなーとぼんやり思う。 最初に映るのがパナソニックのカセットレコーダー。 そこから「海は“革張りアームチェア”」みたいな全く出鱈目な知識で子供を洗脳する。 海って単語が外の世界を意味するから、こういう変てこな事になってしまう。 しかし無知で奇っ怪な行動してても長女は外の世界から入って来た人間が持っていた映画(タイトル出てないけど「ジョーズ」「ロッキー」「フラッシュダンス」だと思われる)を観る事で微妙に変化していく。 この映画はギリシア映画ですが、パナソニックは日本の会社だし、上記3つの映画はアメリカ映画だったりと、その辺が皮肉だなーと思う。 ラストはそこで終わるか!と言う気になる終わり方だけど、やっぱりね、と言ういい終わり方だと思う。 シアーターイメージフォーラムにて鑑賞 2012.11.21 Wednesday
コンシェンス/裏切りの炎 火龍 Fire of Conscience 2010香港=中国(ニュー香港ノワールフェス/新宿武蔵野館)
コンシェンス/裏切りの炎 火龍 Fire of Conscience 2010香港=中国
レオン・ライ/黎明 リッチー・レン/任賢齊 ミシェル・イェ/葉璇 ビビアン・スー/徐若瑄 リウ・ カイチー/廖啟智 ワン・バオチャン/王寶強 チェン・カンタイ/陳觀泰 ロー・モン/羅莽 アクション監督:チン・カーロッツ/錢嘉樂 監督:ダンテ・ラム /林超賢 面白かったんだけど、意外と書く事がないと言うか・・・ オープニングからスローモーションとストップモーションのバリエーションで犯罪が起こる場面、そしてド派手な爆破シーンの連発と多いし、リウ・ カイチーがまたも泣き所役で泣かせてくれたりするんですけどね。 映画は割と早い段階でリッチー・レン演じるエリート刑事ケイが悪に染まっている事を教えてくれるけれど、何故そんな方向へ行ってしまったかはニュアンスでしか伝えてくれない。 同じ龍年の男同士であるレオンライとリッチー・レンの2人の陰と陽の部分が明確に描かれてないから、ぼんやりとした印象を持つ気がする。 所でリッチー・レンはよく劇場で見れる俳優だなぁと思うんですが、彼がそれだけ映画に沢山出演している、と言う事なのかな。 そして本業はミュージシャン同士である、主演2人の妙に熱く絡み付く様なデュエットが耳から離れません(笑) チェン・カンタイが退官警察幹部としてあんな登場するとは思わなかった(笑) この人はあまり老けないと言うか、おじいちゃんになっても愛嬌があってまだまだ現役でショウブラ好きとしては嬉しい限りです。 2012.11.21 Wednesday
強奪のトライアングル/2007 香港=中国 鐵三角(ニュー香港ノワールフェス/新宿武蔵野館)
強奪のトライアングル/2007 香港=中国 鐵三角
サイモン・ヤム/任達華 ルイス・クー/古天樂 スン・ホンレイ/孫紅雷 ケリー・リン/林熙蕾 ラム・カートン/林家棟 ラム・シュー/林雪 ヨウ・ヨン/尤勇 監督:ツイ・ハーク徐克/リンゴ・ラム林嶺東/ジョニー・トー杜琪峰 監督補佐:ソイ・チェン/鄭保瑞 合い言葉は「オハヨー」(笑) 香港映画好きであれば、この奇妙な映画の「ノリ」は気に入ると思うけど、あまり香港映画に馴染みの無い人がみたら、この派茶メチャなノリには腰が引けると思うし、実際「意味不明」と引いてる人がいた(笑) この映画は上記3名の監督による、リレー監督作品であり、内容も一切教えない&伝えないと言う約束で作られたらしい。 なのでラストのジョニー・トーが撮るまで、他の2人の監督は一体どんな終わり方になるのかさっぱりわからないで、完成品を見てやっとエンディングを見るという、面白いけど非常にデンジャーな内容だと思う(笑) 特にラストパートのジョニー・トーに関してはジョニー・トー以外誰でもない、彼らしいギミックと遊び心、そしてラム・シューの使い方(笑)が冴えていて、他の2人の監督が監督したとは思えない。 となると、一番最初のパートがツイ・ハーク、真ん中がリンゴ・ラムだな、とわかってくる。 しかしこんなハチャメチャな終わり方にして他の2人は怒らなかったのか不思議である(笑) そんな撮影方法だったせいで、一番キャラに破綻が出てしまったのが唯一の女性キャラであるケリー・リン。 序盤から不穏、爆発、キチガイ、死亡、そして最期は空気と化してた(笑) ケリー・リン、私は苦手なので(神経質そうで)そういう意味でもまぁよかったんですけど。 珍しく普通のサラリーマン役?と思わせてやっぱりただ者じゃなかったサイモン・ヤムとか爆笑です。 途中、「GONIN」の竹中直人っぽい不気味さを持ちつつ、凄腕元ドライバーの腕をご披露するサラリーマンってどんなサラリーマンなんだ、と思うけど香港映画だと思うとなんでも納得させられる不思議さ。 とにかくヘンテコすぎるけど、なんか作り手が楽しそうな映画は見ていて楽しいなぁ。と思える楽しい映画です。 |