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Ninth

日々観た映画についての記録と備忘録
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少年は残酷な弓を射る/We Need to Talk About Kevi 2011アメリカ/イギリス
  【少年は残酷な弓を射る/We Need to Talk About Kevin2011アメリカ/イギリス

ティルダ・スウィントン

エズラ・ミラー

ジョン・C・ライリー

監督:リン・ラムジー

原作:ライオネル・シュライヴァー

製作:リン・ラムジー/ティルダ・スウィントン/スティーブン・ソダーバーグ

原題は「WE NEED TO TALK ABOUT KEVIN」にナルホドとなる。

映画全体のベースカラーが深紅。

冒頭の奔放な主人公がトマトをぶつけあう祭りで、まるでキリストに捧げられる様に恍惚の表情を浮かべたまま、男たちに担ぎ上げられるシーンが印象的。

鮮烈かつ美しくも不気味な赤が常に画面にはある。

あと、生理的な要素をふんだんに取り入れて、綺麗な中に不快感な要素もふんだんに含まれてる。

ケビン役は全部で3名いたけど、全て外見は美しい少年だけど不気味で邪悪に見える。

でもそう見えるのって母親からそう見えるだけじゃないの?とも思える。

とっくにオムツ外す年齢なのに、ずっとオムツしたままの美少年とか絵面的に怖い

映画前半はホラー映画に見える程、不穏。

私なりに咀嚼すると、ケビンと母親は表裏一体、合わせ鏡の様な存在だから、だからケビンは実は母親エバが無意識下に邪魔なあの2人を殺したのかなーと思った。

まぁちょっとコレはうがち過ぎだと思いますが。

エバは奔放と解説で書かれてたけど、むしろキャリアウーマンにしては控えめに見えるけど、不本意ながら家庭に入る事になってしまった事でこう変容してしまったのかもしれない。

奔放と言うか、エバの無意識の邪悪さ、醜さが全てケビンの血肉になってるんじゃないかなーと見終わってぼんやりと思った。

映画は結局、何故ケビンがあんな惨劇を起こすのか理由は全く描いてない。

でもその「理由」はエバの無意識下での荒ぶる魂の放出がケビンへ投影されたのか、それとも全く正反対に、一番考え易い理由としてエバの「母親のフリ」でない本気をケビンが欲していたか、のどっちかかな、とこれまたぼんやり考えたりした。

しかしこんな怖い子どもってホントにいるのかな、いないよね

小さい子どもの相手を沢山した事ないからワカランけど。

ケビンは特別に聡いだけに、ケビン役のエズラ・ミラーがインタビューで答えた通りに、ホントは愛情なんてないけど愛情のあるフリをするエバに苛立っていたんだろうなーとは思う。

あとちょっと観てて、解説文とかでは「母親エバは息子から嫌がらせを執拗に受けて」と書いてあるけど、実際は息子的に本当に何も考えてない行動がエバには「この子の態度どうも合わない、私に敵意持ってる」とかそういう捉え方しちゃったのかな、とかそういう風に見えた。

でやっぱ同じティルダ様プロデュース作品「ミラノ/愛に生きる」でもこちらもそうだけど、ティルダ様のファッションはシンプルなのにティルダ様にしか似合わないアダルトで知的で憧れる〜 

ケビン役の他2人も凄い可愛かったし、演技も子どもなのにスゲーなと思う。どういう演技指導したのかしら。妹役の子も天使みたいで可愛い。そしてエズラ・ミラーはやたら露出が多く(何故上半身裸でクリスマスプレゼント貰うのw)男子なのに腹出しTシャツとか不思議 w

なんだかんだ言って、この映画は「愛」についての話なんだな、と最期のシーンを観て思った。

自分的に、今年度ベスト5位以内には入る作品だと思う。

| 2012年映画鑑賞 | 15:08 | comments(0) | - |
The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛 2011仏
【The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛】2011仏 
ミシェル・ヨー 
デビッド・シューリス  
監督:リュック・ベッソン   
スーチーさんやミャンマー(ビルマ)の事をよく知らなかったんで、こういう流れがあったのね、と言う事はよく理解できました。
 彼女を支える夫と2人の息子があったからこそ、彼女は強くあれたのね、と分かるんだけど、ちょっと描き方が単調に感じちゃったかな。  
もうちょっと深い部分まで突っ込んで欲しかったなーと言う部分は、人前でスピーチした事のないスーチーさんが何でミャンマー民主主義のリーダーとして立ち上がったのか、英国人で大学教授だった夫の惜しみないまるで皇帝ペンギンの雄の様な背景を知りたい。
単にスーチーさんが民主主義を唱えた父親(将軍)の娘だから、ってだけでリーダーになれたって訳ではないと思うし、(そこまで血統主義でないだろうし)ミシェル・ヨーのしなやかで毅然とした演技から頷けるけど、その辺が知りたいなぁ、と見てて思った。 
 デビッド・シューリス(久しぶりに見た)とミシェル・ヨーの体格差、身長差、そして演技の相性の良さはとても感じて、本当の夫婦か愛し合ってるみたいーと思ってしまったw  
ミャンマーの家具とか家の造りが涼し気で自然を活かしていて素敵。 
インテリア的に参考にしたい部分が沢山あるなぁと思った。
あとスーチーさん(ミシェル・ヨー)はどんな時も必ず鮮やかなミャンマーの花を髪飾りにしているのがいいな。  
自宅で何年軟禁されても、夫や子どもに会えない時も、ピアノを弾いたり、化粧っ気はなくても鮮やかな生花を髪飾りにすることで己を鼓舞して元気にしてるんだなぁと思う。 
実際のスーチーさんが生花をいつも付けてたかは分かりませんが。  
ミシェル・ヨーの佇まい、演技はとても素敵な大人の女性(スーチーさん役だから当たり前だけど)だなぁと実感。 
しかし中国で上映禁止らしいと言うのは本当なのか、と言うか中国らしい・・・   
スーチー女史の奏でる音楽が自由の象徴の様に使用されていたけど、同日に観た「花つみ日記」も歌を唄うシーンが多い。歌を唄う事って楽しくて自己解放にもなって素晴らしいんだなぁと今さら知らされた。    

ヒューマントラストシネマ渋谷にて鑑賞
| 2012年映画鑑賞 | 15:03 | comments(0) | - |