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Ninth

日々観た映画についての記録と備忘録
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「ドライヴ」
主役が浮世離れしたヒーローと言うか・・・ 
監督がやりたい事をとにかくやってくれたが故に、カッコつけすぎてるんじゃ?みたいな歯切れの悪さを私が感じたのはこの世界にノリ切れなかったからだと思います。 
暴力描写にほとんど「痛み」を感じないのも私の好みではなかったですし。
こういう世界はノレないとおいてけぼり感じちゃいますからね。 
じゃあ面白くなかったかと言えば全然違います。 
オープニングの映像や音楽を取っても、全てがワンシーンワンシーン、一つの絵として決まっていてカッコいいと思います。 
ただカッコ良さを追求するあまり、人間の心理的な部分が置いてけぼりになってるのが私のノレなかった理由かな。 
そういう映画じゃないんだよ、と言われればそれまでですけど、主役がカッコいいけど行動原理がよく分からなかったです。 

どこか懐かしい匂いのする、70年代的なロードムービーのザラッとした映像の感触、光の差し込み方。 
後半のバイオレンスシーンで花開く、パルプでフィルムノワール的なダークな陰影。 
アンガーの「ハリウッドバビロン」から受け継がれる、マフィアと繋がっているアンダーグランドな映画産業界の裏側の怖さ。 
映像と独特な音楽の取り入れ方は文句のつけようが無く、カッコいいと思います。 

キャリー・マリガンは大きな役ではないんですが「この女の為なら」と思わせるやわらかで清潔感ある魅力で説得力があります。 
主人公が「幸せな家庭、幻想としてのやさしい母親」を守るためならば、人間性を捨てる様な本能が剥き出しの暴力性を爆発させるに相応しいヒロインではあると思います。 
| 映画*T | 23:03 | comments(0) | - |
「SHAME−シェイム−」
 映画が始って最初の方で、変なオジさんに遭遇して集中して見れなくなってしまい、そのせいで映画の内容よりも苦い思いや印象が強くなってしまったのが大変残念な映画・・・ 
映画自体は全く二人の兄妹の過去について触れないのですが、「わたしたちは悪く無い。ただ悪い環境にいただけ」と言う妹の台詞がぼんやりと二人がおかしくなった(兄はセックス依存症、妹は恋愛依存症)背景を映してますけど、説明的な部分は一切排してるので日常描写で見てる側は主人公の男の内面を見る事になります。 
ブルーを基調とした映像、主人公も青いシャツ、青いシーツ、青いマフラーとブルーを身につけたりしてて、セックス依存症と言う生々しさから浮遊してるのがわざとなのか面白いな、と思います。 
ニューヨークを舞台にした映画は他にもありますが、この映画のニューヨークは寒々しくて冷たくてまた違う印象を受ける。 
主人公からこういう風に見えるニューヨーク。 
そして「普通の人」、としてポツポツ登場する主人公の上司。 
図々しくて無神経。 
だけどこういう人間が「普通」の基準になるんだなーと思わされる。 


「ドライヴ」同様にこちらも、色彩バランスからシーンの1つ1つがかっちり決まっている。
その決まり方がまた閉塞感と息苦しさを感じる。 
最期の終わり方が何かこわく感じた。 
| 映画*S | 23:02 | comments(0) | - |
第九軍団のワシ/The Eagle 米英2011
【第九軍団のワシ/The Eagle 米英2011】
チャニング・テイタム
ジェイミー・ベル
ドナルド・サザーランド
マーク・ストロング
タハール・ラヒム
デニス・オヘア

監督:ケヴィン・マクドナルド
脚本:ジェレミー・ブロック
原作:ローズマリ・サトクリフ
 


原作は凄く有名な児童文学らしいのですが、恥かしながら初めて知りました。 
やはりこういう銃を使わない肉体がぶつかる様な暴力シーンはいいですね。 
血湧き肉踊ります(笑) 
私はイングランドの歴史を良く知らないので、原住民?の人たちの生活形態とか色々面白く見れました。 
隣に座ってたおじいさんが、蛮族と呼ばれるアザラシ族の人たちのセレモニーシーンとかそういうシーンになると身を乗り出して見てたのが微笑ましいw 

当時はローマがイングランドの辺境まで攻めて来てたので、主人公がローマ人ですが演じてるのはアメリカ人のチャニング・テイタムでした。 
対する父親の仇でありながら彼によって生かされ、彼の奴隷であるイングランド人がイギリス人のジェイミー・ベル。 
主役は攻める側のローマ人なので、理不尽な事を道中で奴隷のジェイミー・ベルに言ったりもしますが、割と映画的にはどっち寄りにも描かず、最期の戦闘シーンではアザラシ族の王子の仮面の様なメイクが水で落ちていくシーンが印象的で、製作者の古今東西で今だ行われる人種による戦争に対する真面目なスタンスを感じました。 
なのでとても折り目正しく正統派で真面目な映画だな、と思いました。 
中盤からチャニング・テイタムとジェイミー・ベルが辺境の最果ての地、イングランドへと入っていくのですが、その荒涼とした景観はアメリカ映画によく見る荒涼さとはまた違う、寒々しさでイギリスっぽくて印象的です。 
寒々しくも荒涼とした景色も不思議な崇高さがあってため息つきます。 
お話はかなり分かりやすいのも好印象です。 
ただ、映画がずっと真面目だったのに、チャニング・テイタムとジェイミー・ベルが現代ハイスクール物の様に最期のシーンでいきなりはっちゃけ気味になるのが微笑ましく可笑しいw 
| 映画*T | 23:00 | comments(0) | - |