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狩人の夜
狩人の夜 (JUGEMレビュー »)
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Ninth

日々観た映画についての記録と備忘録
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俺たちフィギュアスケーター*米07


◆Csst:ウィル・フェレル/ジョン・ヘダー/ウィル・アーネット/クレイグ・T・ネルソン/ウィリアム・フィクトナー
◆Director:ウィル・スペック、ジョシュ・ゴードン

◆Story
マッチョで派手な演出を売りにしているフィギュアスケーターのマイケルズ(ウィル・フェレル)と、繊細(せんさい)なナルシストのマッケルロイ(ジョン・へダー)は世界選手権で同点1位となり、表彰台で大乱闘を繰り広げてしまう。2人は男子シングル部門から永久追放の裁を受けるが、男子ペア部門での復活に望みをかけペアを組みスケートリンクに上がることに……。(シネマトゥディより)



新春一発目がコレ!(笑)
も〜〜〜期待にたがわないオバカお下劣っぷりにずーーーっと笑いっぱなし!
全てのシーンに笑いが入ってる!!!(ある意味凄い)
「プロデューサーズ」で初めて見たときからウィル・フェレルってなんて気持ち悪いのだろうと思ったけど、ここでもキモっぷり炸裂!!!も〜〜キモチ悪〜〜〜い!!!とMな悲鳴を上げたくなる。ここまでキモさを極めればコメディアンとして尊敬。
そんなキモフェレルは全米のセックスアピールな役なんだからキモさ倍増。
どこが!アホな!その突っ込み、「ズーランダー」のオーウェン&ベン・スティラーコンピと全く一緒。
「バス男」のジョン・ヘダーのそれって地?みたいな半口空け、内股幼児演技はハマリすぎてて恐い。


その他恐怖のアイアンロータス(前人未到の技ね)とか爆笑!
北朝鮮って!!!細かい!!
男同士のフィギュアもどんなのだろ?と思ったらこれもかなり笑える。
そしてラストはほんのり感動が(ほんとか)
マイケルズの暑苦しい友情が笑える。

とにかくコメディー映画としてお約束はしっかり踏まえて、安心して笑って見れて楽しかった!

エンディングまで席は立たないように!



あ、なんと最近ではドラマ「プリズンブレイク」でも活躍中の名脇役ウィリアム・フィクトナーさんが出ててびっくりした!!
最期の方で出て来るのかと思ったらそのままフェードアウトしちゃって残念!
この人色んな映画に出てるけど、(「リベリオン」「ブラック・ホーク・ダウン」「コンタクト」等)こんな映画にも出るのかと驚いた


| 映画*A | 16:42 | comments(0) | - |
再会の街で*07アメリカ


◆Cast:アダム・サンドラー/ドン・チードル/ジェイダ・ピンケット=スミス/
リヴ・タイラー/ドナルド・サザーランドリ
◆Direcor:マイク・バインダー


◆Story
ニューヨークの歯科医アランは美しい妻と二人の娘に恵まれ、さらに仕事は順調、他人もうらやむ生活を送っていた。ある日アランは大学時代のルームメイト、チャーリーを街で見かける。彼は“9.11”で妻子を亡くして以来、消息がわからなくなっていたのだ。後日アランは再びチャーリーと遭遇するが、彼は昔のことを覚えていない様子。だが、自宅アパートに招待してくれた。そこは何とも言えない不思議な空間で…。(yahoo映画より)




NY、9.11、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などとても「今」を感じさせる映画。
でも肌触りが何故か70年代のニューシネマや80年代初頭の懐かしい雰囲気も感じさせる。私はNYは行った事がないからあくまで映画で見た雰囲気がNYのイメージなんだけど、NYならではの映画だなぁと思った。
みんな普通そうに見えて神経ギリギリだったり過敏になっている人物造型の描き方が上手い。
アランはアッパークラスで何不自由なく生活してるけど、スクリーンに出てきた途端、何か不満やら心に物足りないモノを抱えているのが分かってしまうんだから。
アメリカ映画を見てると(特に都市が舞台)必ず精神科医が出てくるけど、この映画にも出てきてNYじゃ精神科医にかかるのは当たり前なのかと思ってしまう。
しかしNYにしても東京にしても大都市に住むと言う事はどんどんハードになってきているような気が私はする。
例えば映画の中で、美人な患者ドナがアランに大変な事をしてしまい追い出された時、受付の女性に手酷い言葉をぶつけられ追い出される。
何もそこまで言わなくてもと思うし、しかも周りに患者は多数いてドナは注目を浴びてしまう。確かにドナがした事は恥すべき馬鹿げた事だけど彼女の動揺やいたたまれなさがよく伝わるシーン。そしてこの何もそこまで言わなくても…(しなくても…)と言うのは摩擦の多くなった都会ならではの風景だと思う。
そんな感じでコミュニケーションの大切さ、相手を思いやろうよというのが押し付けがましくなく出ている。

「街」というモノがよく出ている映画が私は好きなんだけど、アランとチャーリーの見る風景を見るのも楽しい。
ここに出てくるNYの街並はダウンタウンっぽくそれが二人の孤独な男にはあっていていいなと思う。

二人が夜の街をスクーター(電動キックボード?)で走っている姿が見たいな、と思った決め手。
ある年令には懐かしいロックの数々や深夜のメル・ブルックスオールナイトとか細かいこだわりが楽しい。
細かい部分までよく考えられてるな〜と思った。














| 映画*S | 16:19 | comments(0) | - |
エンジェル*07イギリス・ベルギー・フランス



◆Cast:ロモーラ・ガライ/シャーロット・ランプリング/ルーシー・ラッセル/サム・ニール/マイケル・ファスベンダー
◆Director:フランソワ・オゾン
◆原作:エリザベス・テイラー


「クリミナル・ラヴァーズ」をユーロスペースで見てから独特の世界観に虜になったオゾン作品見てきました。
オゾンは独特の美的センスをを持ってる人だと思うのですが、意識して色んなタイプの作品を作っているように思います。だからオゾンが好きだと言う人でも「コレは好きだけどアレは余り好きではない」というのも多いような気がします。
ちなみに私が一番好きなオゾン作品は(「ふたりの5つの分かれ路」は未見)「クリミナル・ラヴァーズ」(99)、次が「焼け石に水」(00)、3番目は「まぼろし」(01)かな。
「まぼろし」以降から作風がグッと身近にリアリスティックに一般受けするものが多くなったと思います。初期の(「ホームドラマ」みたいな)変態臭は薄れてきたように。

私が勝手にオゾンの作品をカテゴライズするとしたら
A*変態系:「ホームドラマ」「焼け石に水」「クリミナル・ラヴァーズ」等の初期作品
B*遊び系:「スイミングプール」「8人の女たち」「エンジェル」
C*真面目系:「まぼろし」「ぼくを葬る」「ふたりの5つの分かれ路」←予想

そんな感じで私の好きな変態系はどんどん薄れるオゾンですが、やっぱり追っかけてしまう。次は何をやってくれるのか、この人は「エンジェル」のインタビューでも答えている通り、クリエイターとして決して安住しない冒険心の強い人みたいなので次が楽しみな人なのです。
それに「8人の女たち」のドヌーブ&アルダンのキャットファイトをやらせられる人なんて世界広しと言えどなかなか出来ない・・・凄い人だ。


余り「エンジェル」の評判を聞かないイコールそれって良くないのかな?とか思いつつ見に行きました。しかも女流作家として成功しながら落ちぶれて行くヒロインのお話なのでどんな悲惨なお話なのかとも思ったけど・・・思ったより悲惨にならず(ギリギリの部分で止めるセンス!)ビターな出来でオゾン監督がヒロインに対して反発しつつも共感している視線を感じました。
色んな人が感想に述べてる通り、このエンジェルと言うヒロインはとにかくアクが強くて自分の事しか考えてない(ジコチューなんて可愛いモンじゃない!)嘘に嘘を重ねて嘘をついたまま死んじゃった可哀想な女です。
自分の身に哀しい出来事が降り掛かれば、たとえ自分のせいでそうなっても美しい夢物語を語るように自分を悲劇のヒロインに仕立ててしまいます。
夫を自分の理想にしたてて、傲慢で無知を恥じる事なく己が正しいと信じる女性。
まぁ嫌な女なんですが、編集者の妻(ランプリング)が私達の意見を代弁するように「嫌いだけど可哀想に思えてしまう」という魅力もあるのです。
エンジェル演じるロモーラ・ガライの狂気を含んだような夢見るような残酷で無知で傲慢な少女の目は魅力的です。すごい目だな、と私は彼女の薄いグリーンの目に引き込まれてしまいました。
この手の自信満々、我が路を行くアーティストタイプ(アーティストとしての姿勢は頂けないが、何かに成功する人間は大抵こんな面を持っていると思う)には熱烈な支持者がいる訳で(夫、エスメの姉)凄い女だな、と呆れつつも魅力的に見せてしまうのは監督とロモーラ・ガライによるものだと思います。
ちなみに実際のロモーラ・ガライはダークブロンドのイギリス人らしい女性です。
わざわざブルネットに染めたのは大成功です。エンジェルのエキセントリクさが強調されてます。
そしてイギリス人なのに全然イギリス人らしく見えない。すっかりオゾンミューズ。
彼女の演技とこの雰囲気、素晴らしいです。


先ほど私はすっかりオゾンの変態節が少なくなってきた、とは述べましたがしかしながらやっぱりオゾン。色んな部分にオゾン的なエッセンスが入ってます。
エンジェルを尊敬し、愛するノラのレズビアン的な愛。実際どうなのかは見てる人間にはわかりません。関係ないけど、女同士なのであのような接触があってもそうは見られず、男同士だとたちまち同性愛だと決めつけられるのは何故だろうと見てて少し思った。

映画自体は単純なストーリーなのですが、登場人物たちの台詞が決して多くない(ように私は感じた)からか、「実はこうなのかしら?あーなのかしら?」と言った想像の隙間がある。そのへんがオゾンらしい毒だな、と感じた。
映画自体は本当に綺麗すぎる程まとまって見えるんだけど。

ヒロインの心境に添って作られたと言うドレスの数々はかなり目福!!
エスメに会いに行くときのエメラルドグリ−ンのドレス、エスメにプロポーズする時の深紅のドレスは光沢があって美しい。落ちぶれて行った時のダーク系の(皮肉な事に彼女が理解できなかったエスメが好むカラーリング)ドレス・・・・
そして楽園が実は檻だった「パラダイス」屋敷のゴージャスな美しさ・・・
画面全てが美しかった。

見た直後はデコレーションたっぷりの美しいケーキを食べた気分で満足感たっぷり。
でも1日寝たら忘れてた。
そして3、4日後表層的な部分だけでない所に思いを馳せる。
ヒロインが強烈だからどうしてもそっちに目がいっちゃうのですが。
やはりオゾンは楽しい。


| 映画*A | 16:16 | comments(0) | - |
情熱の嵐 ~LAN YU~*01香港
■Cast:フー・ジュン/リィウ・イエ/スー・ジン/リー・ホァディアオ
■Director:スタンリー・クワン

■Story
1988年、学生を中心に民主化の波が押し寄せていた北京。政府高官の長男で貿易会社を経営するバイセクシャルのプレイボーイ、ハントン。彼はある日、地方から北京に出てきたばかりの青年、ランユーを買う。一夜限りの関係と割り切っていたはずのハントンだったが、後日彼はランユーと北京の街角で偶然の再会を果たす。ランユーにとってハントンは初めて躰を許した男だった。ランユーはハントンを純粋に慕い、恋愛の感情すら抱いていたのだった。そして、ハントンもまた自分がかつて感じたことのない特別な想いをランユーに抱いていることに気づくのだった…(all cinemaより)




全く見ない訳じゃないけどアジア映画は久しぶり。
見てる最初の内は「韓流とか何が嫌ってベタでクサくて、ひと昔前の日本のトレンディードラマみたいな所がイヤなんだよなぁ」なんて全く関係のない事を思いながら見てたのですが(実際この映画もちょっとクサイ、と言うかメロ)唐突な幕切れに「えぇぇぇぇぇぇ!?ちょ、ちょ、、、これで終わり????ええ??」と唖然。
ホント、もうあっさりとスパッ!と終わってしまった事に吃驚したのですが見終わってからちょっと色々考えさせられました。

身勝手な主人公を愛するランユー青年はこんな子いるかい!と突っ込みたくなる「天使」でした。
また演じてる役者が透明感のある方でかなりドンピシャ過ぎて「こんな子いいるか!」と突っ込みできない程キャラ立ちしてる。
私は見終わった後、この話はある意味現代社会に対する寓話なのかな、という捉え方をしました。
自己中心的で体面を気にする嫌な男ハントンは、私たち全ての人間の姿でもあります。そんな人間の前に「天使」のように無垢な青年が現れ、経済力はあっても未熟なハントンに人を愛する事の真実を教えてくれます(書いてて非常に陳腐でメロだな…)しかし本当の愛に気付いた時には天使はすでに消える…なんてね。ストーリーの中にハントンの厄年(ハントンは刑務所に入る事になる)が出てきたり、宗教とは違うけど儒教と言うか向こうの信仰が出てきたりしてそういう見方を私はしました。
幸せだと思った途端、奈落に突き落とされる儚い幸せ。
「運命」という言葉しか思い浮かばない。

見終わって私はBBMを思い出したんだけど、やっぱりそう思う人は多いみたいですね。クローゼット度は向こうの方がかなり高いんだけど「お前はいつまでも記憶に残ってる」って所が特に。
それを教えてくれたのがランユーって言うのがまたいい。

一応ハントンはバイセクシュアルという事らしいけど、これすら疑わしくてまぁゲイだろうがバイだろうがなんだっていいんだけどバイだと言う事で自分の体面を保ってたのかなぁなんて思う。カミングアウトしているようでクローゼットに入ってるけど本人は絶対認めない厄介なタイプ。
こーゆー所もBBMのイニスを連想させる。

映画はたった90分。
10年間の話なのに90分、短すぎる気もするけど監督が描きかった事は十分伝わりました(男性同士だろうがなんだろうが「愛」は性別に関係なく不変で素晴らしい事なのだと私は捉えた)
劇中何度も鏡や窓に映る二人の姿が出てくるのですが「ブエノスアイレス」へのオマージュ?
こっちの映画も性別を無にした愛の姿(特にエゴの部分)を抽出した映画。

劇中天安門事件が出てきて妙に感慨深くなる。
車で群集の中からランユーを探して、血だらけのシャツのランユーを抱き締めるシーンは印象的。


所で中国の同性愛事情はどうなってるのかと冒頭のシーンでかなり不思議だった。あんなに公然と同性を買える程市民権が得ているとは思えないんですが・・・

主人公を演じた人、結構好きなタイプかな(笑)
男の傲慢さと弱さが伝わります。
ランユー役の人は本当に無垢で可愛らしくて(180センチ以上あるみたいだけどそこがまたいい)主人公が「どうしてお前を手放してしまったんだ」って台詞で「ほんとだよ!バカバカ!」と思わず突っ込んでた私は結構この愛の寓話にハマっていたのかもしれない(笑)
| 映画*S | 16:04 | comments(0) | - |
オール・ザ・キングスメン*米2006
Cast:ショーン・ペン/ジュード・ロウ/ケイト・ウィンスレット/マーク・ラファロ/パトリシア・クラークソン/ジェームズ・ガンドルフィーニ/キャシー・ベイカー/フレデリック・フォレスト/
Director:スティーヴン・ザイリアン
原作:ロバート・ペン・ウォーレン

■Story
1949年、ルイジアナ州メーソン市。郡の出納官を務める実直な男ウィリーは、小学校建設に絡む役人の汚職を告発して逆に自分が職を追われるハメに。上流階級出身の新聞記者ジャックは、そんなウィリーに興味を抱き交流を持つ。やがてその小学校で欠陥工事が原因の事故が起こり、ウィリーは一躍注目の存在となる。それに目を付けた州の役人タイニーに担がれ、いきなり知事選に出馬するウィリー。しかしそれは、対立候補の票を割るためのタイニーの策略だった。ことの真相をジャックから聞かされたウィリーは、与えられていた演説原稿を破り捨て、自分の言葉で聴衆に語り始めた。この演説が貧しい人々の心を打ち、ウィリーは地滑り的勝利を収め、ついに知事の座を射止めるのだったが…。(all cinemaより)


◆ ピューリッツアー賞受賞の実話。
1949年のアカデミー賞作品賞、主演男優賞、助演女優賞受賞

ストーリー的に「政治のお話かな?」と思って見たんだけどなんだろう・・・華麗なる一族みたいな話だよ・・・
しかも政治と言う社会的に開けたものがセックスや嫉妬などどんどん狭いもので収斂されていくから一体この映画が何を言いたいのかよく分からない。
ジュード扮するジャックがウィリーに何故そこまで肩入れするのか、新聞記者だけど仕事お前してるのか?暇そうだなぁ・・・描写や何故高潔だったウィリーが女に溺れ汚職も平気な男になったのか・・・その辺の描写が余り無い。政治ドラマであればウィリーの脱落の理由や過程を明確にすべきなんだけどそれがよく分からない。
ただ見てる者は、落ちぶれていく上流階級出身のジャックの視線で妙に気怠く退廃的なジャックのドラマを見せられる。
ジャック視線でウィリーを見つめると言うより、ジャックの過去、出生の秘密、秘められた恋(これが悲劇を生む)のパートが長いので政治ドラマには見えない。
それにしてもこの退廃的な雰囲気はなんだろう。
政治ドラマと思ってみたら退廃的な滅び行くアメリカの上流階級のレクイエムでした・・・
流石イギリス俳優3人も使ってるから説得力ありすぎるんだよね。


ラストシーンの血が混じりあうシーンは何か暗喩的と言うか皮肉っぽい。

俳優は地味に豪華で実力派揃いですね。
ジュード・ロウは今更美形俳優なんだなと思い出した(笑)いつも変な役ばっかやってるイメージが強くて・・・
ショーン・ペンは前半の真面目で正義感強い役人から、後半の悪知事っぷりの変わり様は余裕って感じ。それだけにもったいない使われ方だよなぁ・・・

| 映画*A | 15:59 | comments(0) | - |
ガスパール~君と過ごした季節*90仏



■Cast:ジェラール・ダルモン/ヴァンサン・ランドン/シュザンヌ・フロン/ベネディクト・ロワイアン/シャルロット・ジロー
■Director:トニー・ガトリフ

ビデオタイトル:海辺のレストラン/ガスパール&ロバンソン


■Story
南仏プロヴァンス、少年のような友情で結ばれている二人の男。ガスパールは妻が家出して以来、家族の絆にはうんざりしていた。一方のロバンソンは、幼い頃に母親に捨てられたことから、哀れな人々を放っておけない性分。失業中の二人の夢は、浜辺の廃屋を修理して軽食堂を開くことだった。そんなある日、ロバンソンは置き去りにされいた老婆を連れて来て、ガスパールはしぶしぶ一緒に住むことにする。二人の目下の仕事は、昼間は廃屋を修繕、夜は金持ちの家に忍び込んで食糧泥棒。三人の生活にも馴れ、開店が近づいた頃、ロバンソンは生活に困った子連れの未亡人にひと目惚してしまう……。(all cinemaより)


最近の作品かと思ったら10年も前の作品だった。
でも古さを全く感じさせない所か、スローライフや家族のあり方など見直されている今、とてもタイムリーですらある。

南仏プロヴァンスの美しい海や砂浜、色とりどりの拾った椅子たち、自由な男二人、彩りも美しいおいしそうな水瓜や果物・・・・映像も音楽も素敵だし、男二人に集まってくるある意味見捨てられた人々との交流も素敵だ。

妻子に捨てられた男は「ジプシーになりたい。家族なんてまっぴら」と言い、中年なのに子供みたいなロバンソン(クリストファー・ランバートに目が似てる)は子供の頃捨てられたせいで困った人を見ると放っとけない、家族を欲する人。
全然対照的な二人で殴り合いに喧嘩をしたと思えば、一緒に泥棒に行ってクスクス笑いあったりと自由だけど・・・
ラストシーンはちょっと哀しくなるけれど、ガスパールは「ジプシーになりたい。」って言ってた訳だしきっとロバンソンの食堂にお客として来るんだろうなぁ、なんて思うと素敵に思える。ホント素敵な映画だなぁ。

ロバンソンのファミリーは血が繋がってる訳じゃない。
でも不思議な縁で繋がりあって「家族」になる。
一方のガスパールは公的には「家族」と言われる妻子に逃げられる。
ロバンソンのファミリーになったおばあちゃんは血の繋がった実の娘(おそらく)に捨てられる。
公的に血の繋がりは大切な事だと思われてるけど、ジプシーだった監督の「自由」な生き方、様がこの辺りに出てるような気がする。
困ってる人がいたら助けてあげる、ロバンソンが子供のとき、親に捨てられて誰も助けてくれなかったから自分は助けてあげたい。そのシーンは説得力がありすぎる。


| 映画*K | 15:56 | comments(0) | - |
BRICK‐ブリック‐*米05
■Cast:ジョセフ・ゴードン=レヴィット/ノラ・ゼヘットナー/ルーカス・ハース/ノア・フレイス/マット・オリアリー/エミリー・デ・レイヴィン
■Director:ライアン・ジョンソン

DVDタイトル:消された暗号

■Story
南カリフォルニア郊外のサンクレメンテ高校。一匹狼の高校生ブレンダンは、ある日、排水溝に無惨に横たわる元彼女エミリーの死体を見つめていた──。その2日前、ブレンダンは2ヵ月前に別れたエミリーから助けを求める電話を受ける。しかし、彼女の話は要領を得ず、“ブリック”“ピン”といった謎めいた言葉を残して電話は切れた。ブレンダンは唯一の親友ブレインの協力を得て、さっそくエミリーの捜索に乗り出すが…。(all cinemaより)




えーと、学園ハードボイルドですよ。
ありそうで無かったような映画かな??10代が主人公でこのテのノリだと「クルーエルなんとか」(横文字苦手で覚えらんない)って映画を思い出す私はどうなのかな(古い)見てる最中ノーマン・リーダス主演の「ハード・デイズ」を思い出したけど全然似ても似つかない話です。何で思い出したのかな。


かなり忠実にハードボイルド、の様式に乗っ取ってます。
ブロンドの尻軽女にブルネットのファムファタール。昔愛した女を助けられなくてその謎を解きあかそうと悪の組織へ潜入、そして壊滅などなど。
主役の男子も佇まいがハードボイルドな雰囲気。(ヒース・レジャーに激似)


まぁ色々ぐだってみたんですが、もともと学園モノと言うジャンルが得意ではないのでそんなに語る事がない・・・・困った。
悪くもないけど、凄いいいな!って感じでもないんだよな〜〜
不思議と魅力があったり、世間的には失敗作でも私は好き!と言った要素もちょっと足りないし・・・・綺麗にまとめ過ぎてるのかな。

ボスがおうちでママからクッキー貰ってるシーンとかは面白いな、と思ったけど笑いが中途半端でカッコつけ(ハードボイルドだから男はやせ我慢だろ、と私は思う)部分と笑い(ユーモア)の部分がぎこちないのが気になった。
このバランスが上手くといけばもっと面白くなったのかなぁ、なんて思う。

個人的にはボスが海辺で座って喋ってるシーンがとても「青春」だなぁと感じた。
高校生で麻薬密売のボスで海にしゃがんで語るアンバランスさがね。
| 映画*英数字 | 15:54 | comments(0) | - |