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Ninth日々観た映画についての記録と備忘録
2006.07.30 Sunday
真夜中の弥次さん喜多さん*2005日本
真夜中の弥次さん喜多さん DTS スペシャル・エディション(初回限定生産 おいらとおめぇの弁当箱版) ■Story 「オイラ、リヤル(現実)がとんと分からねえ」と、虚ろにつぶやくヤク中の恋人・喜多八(中村七之助)を、なんとか立ち直らせたい弥次郎兵衛(長瀬智也)は、「リヤルは当地にあり!」と書かれたお伊勢参りのDMに一縷の望みを託す。手に手をとってお伊勢さんを目指し江戸を後にするディープに愛し合う2人。が、禁断症状に苦しむ喜多さんを連れての旅は、当然波乱を呼ぶ。まずは、箱根の関所を通るために、鬼の番人・木村笑之新(竹内力)から笑いをとらなければならないのだが…。(gooより) ■ Cast:長瀬智也/中村七之助/小池栄子/阿部サダヲ/柄本佑/荒川良々/その他色々 Director;宮藤官九郎 原作:しりあがり寿「真夜中の弥次さん喜多さん」「弥次喜多in Deep」「小説:真夜中の弥次さん喜多さん」 ■ お気楽ロードムービーだとばかり思って見に行ったら、後半のダークさにビックリした! 最初からもうエンジンフル回転で飛ばしまくっているのですが、(七之助のヤク中演技が上手すぎ&面白すぎ)後半は内容が内容だけにトーンダウンしちゃうのがちょっと残念だけど、あのままフル回転してたら私の腹の筋肉は(筋肉と言うよりも贅肉か)笑い過ぎで張り裂けてたかもしれない。 この映画、ジャンルわけすると何なのだろうか、私はラブストーリー?と思ったんですが・・・・ 劇中何度も、リヤルと虚構という組み合わせが出てくるのですが(寺島進演じる岡っ引きがハ−レ−乗った二人を追っかけたり)なんとなく「今、この瞬間を生きてる感覚こそすべて」というものを感じた。 そういうのってノリとか勢いとかあまりいい意味で使われないけど(刹那)この映画を観てると(つーかくどかん作品に共通するけど)そんな事些細に思える。 今、この瞬間を感じる事って永遠には残らない事かも知れないけど、楽しければいいじゃん!という感覚も必要だよな、と思った。 お気楽に見えて、実は切ない映画なのでまた観たいなぁ。 長瀬&七之助は弥次さんで喜多さんだった!長瀬はくどかんの表ミューズなのか。 2006.07.30 Sunday
パール・ハーバー*2001アメリカ
パール・ハーバー 特別版 ■Story テネシー州の農業地帯で兄弟同然に育ったレイフ(ベン・アフレック)とダニー(ジョシュ・ハートネット)は、米国陸軍航空隊の精鋭パイロット。やがて二人は、美しく勇敢な看護婦イヴリン(ケイト・ベッキンセール)と巡り合い、彼女とレイフは激しい恋におちる。だが世界に戦火が広がる中、理想に燃えるレイフは中立国の志願兵で組織されたイーグル飛行隊に参加し、生死をかけて英国へと旅立つ。(gooより) ■ Cast;ベン・アフレック/ジョシュ・ハートネット/ケイト・ベッキンセイル/アレック・ボールドウィン/キューバ・グッディング・ジュニア/トム・サイズモア/ユエン・ブレムナー/ジェニファー・ガーナー/ダン・エイクロイド/マコ/ケリー・ヒロユキ・タガワ/ ウィリアム・フィクナー Director:マイケル・ベイ 2001米 ■ 「地上より永遠に」「愛と青春の旅立ち」「タイタニック」etc...そんな今までの色んな映画を混ぜちゃいました〜!みたいな映画。 私はジョシュ目当てで観たので実はジョシュが出て無いシーンは早送りしてみたけど全然ストーリーに差し障りがない。 プロパガンダ根性丸出しな部分に嫌悪感感じたり(しかも今、アメリカ軍がイラクに進軍してるし)あまりにもア−パーすぎるヒロインにがっかりしたり(こんなナースいないだろう、プレイメイトか?)とにかく全然人物が人間として描かれて無くて哀しい。 製作のブラッカイマーは「タイタニックみたいな絵を撮りたい」と思ったらしいけど、それは確かに成功している。だがドンパチドッカンシーンを40分近く見せられると飽きてくる。とってつけたようなキューバ・グッディング・ジュニアのシークエンスも蛇足すぎる。 自分史上ワースト映画3本指に入る映画に出ちゃったジョシュアの行く末が心配(確かに可愛く綺麗に撮ってもらってるけど、それすら皮肉だ) アレック・ボールドウィンって出てくるだけで笑えるんですが、、、 ダン・エイクロイドなんて何処出てたの!? 2006.07.30 Sunday
ハロウィンH20*98アメリカ
ハロウィンH20 ■Story 「ハロウィン」の続編。 20年前の惨劇を生き残ったローリー・ストロード(ジェイミー・リー・カーティス)。 彼女はケリー・テイトと名乗って高校の教師をしています。息子のジョン(ジョシュ・ハートネット)はこの高校に通う生徒で、さしさわり問題もなく生活している。 だが、ローリーは今だに昔の恐怖から脱却できずに悪夢にうなされ不安定な精神状態。その為、息子に過保護になりすぎ少しけむたがられてもいる。 そんなある日、学校行事で生徒たちが校外に宿泊することになるが、息子ジョンとガールフレンドに2人の生徒たちは誰もいない校舎でハロウィンパーティーをするが、そこに悪夢の惨劇が起きる。 ■ Cast:ジェイミー・リー・カーティス/ジョシュ・ハートネット/ジョン アダム・アーキン/LL・クール・J/ジャネット・リー Director;スティーヴ・マイナー監督 98米 ■ 「ハロウィン」を観て無いのでなんとも言えないけど、オープニングシーンからかったるいというかしつこい描写でちっとも怖くなかった。 普通に撮られすぎているというか。 主人公のジェイミー・リー・カーティスはさすがに演技が上手い人なので、悪夢に怯えたり、ラストの鬼気迫る表情もきちんと表現できてるのですが。。。 映画というより、テレビの2時間ドラマっぽい作りでした。 ジョシュ・ハートネットのスクリーンデビュー作らしいです。 他の生徒役の子達にくらべるとやっぱり華があってオーラが違う所が「売れる」って事なんだなぁと思った。 ジェイミー・リー・カーティスとはきちんと親子に見えるけど、ガールフレンドと泣きじゃくりながら殺人鬼から逃げるシーンは笑ってしまった(笑) 2006.07.30 Sunday
ビフォア・ザ・レイン*94英仏マケドニア
ここに本文を記入してください。 ビフォア・ザ・レイン【字幕版】 ■Story マケドニアとロンドンを巡る3つのストーリーが交錯する。 マケドニアの修道院に逃げ込んで来たアルバニア少女と沈黙の誓いを立てた修道僧が出会う「言葉」。ロンドンで写真家と人妻である編集者の話「顔」故郷マケドニアに何十年ぶりに帰って来た写真家の顛末「写真」。 それぞれのストーリーが繋がりあい、やがて一つへと重なりあう。 ■ Cast:レード・セルベッツア/カトリン・カートリッジ/グレゴワール・ゴラン Director;ミルチョ・マンチェフスキー 94英仏マケドニア ■ 「ダスト」を監督したマンチェフスキーのファースト作品。 「ダスト」と大分重なりあう点多々あり。憎しみは憎しみを産み、遠い世界での出来事が実はレストランで起きてたりする。 1話の民族主義的な不寛容さで兄弟が兄弟を殺す事の無意味さ。殺されたからやり返す、そんな短絡的な理由だけで殺しあいをする無意味さ。 悲劇的で私は泣きながら見ましたが、何度でも見たくなるのはただ悲劇なだけで終わらせない人間に対する希望をその美しい映像に感じるからでしょう。 ストーリーの運びが2話→3話→1話となっているので思わず巻き戻して見て納得したり。(この辺は「ダスト」でもそうでしたね。)ちょっと理解しづらいのですが、時間軸を飛び越え、世界を飛び越えたこのストーリーには合っていると思います。 3話での写真家の男が「愚かな」と呼ばれますが、私には言った男の方が愚かに思いました。 写真家の男は「見る」事に傍観する事に耐えられなかった。 彼が彼の理性に従って行った行為は世界的視野にいれれば些細な事かもしれない。 1話の結末を見てもわかるように結局救えなかった。 だけどただ「見てる」だけではもう彼が救われなかった。 そればっか考えて切なくなる。 見終わって少し気になったこと。 同時に二人の愛する男を失った彼女はどうしたのだろうか。 子供は産むのだろうか。 そして1話の少年はどこへ行くのでしょうか。 この少年は2話、3話の写真家の男の従兄弟で、そして2話で彼女と電話で話している。 彼女はその少年をルーペで見ているのに互いにその存在を知らない。 どこかで人間は繋がりあっている。 2006.07.30 Sunday
LOVERS 十面埋伏*2004中国
LOVERS ■Story 中国のある時代(スイマセン、時代わかりません)政府ゲリラ軍の動きが激しくなる中、ある遊廓の人気遊女が最近世間を騒がせているゲリラ軍の一員だと情報を得て、政府役人が客の振りをして訪ねる。 役人二人は報奨を得ようと、一旦牢に入れた彼女をわざと逃しゲリラ軍のアジトへと誘導させようとするが・・・・ ■Cast:金城武/チャン・ツィイー/アンディラウ/ソン・タンタン Director;チャン・イーモウ 衣装;ワダエミ 2004中国 ■ ↑のストーリー紹介、めっちゃ分かりづらい、、、 「英雄/HERO」がステキだったので結構期待したのですが、割と始めのシーンから「え?これギャグ???」の連続。 「英雄/HERO」も割とそんな感じはあったのですが、背筋にビシッとしたモノがあったから笑ったりはしなかったけど、この作品は最初から最期まで「ちょっと笑っていいですか!?」な感じだった。 映画公開時から友人と「盲目の踊子なんてあり得ないだろ〜しかも竹林走り抜けてるよ!無理でしょ!」と言ってたんですが、もうこの設定が総べてを物語っている(笑) アクションシーンも長く感じちゃったし、ラブストーリーの部分もイマイチ、、、 ついでにチャン・ツィイーにアクション映画は似合わないと思った(ファンの方、申し訳ない)私が思うに女性でアクションやっていい人(カッコイイ人)は、その1;かけ声がカッコ美しい(チャン・ツィイーの声、ちょっと気持ち悪かった)その2;アクションにつきものの、歪んだ顔が美しい(チャン・ツィイーは顔がすぐ崩れちゃう)その3;走り方がカッコイイ。ヘッピリ腰、内股なんてもってのほか(意外と走り方でがっくり来る人多い) そんな感じでチャン・ツィイーはやはり「英雄/HERO」みたいな役が似合うと思った。 「風のように生きたい」 集団でなく、個人として生きたい。そんな思いをもっと全面にだして欲しかった。 金城君は演技が下手だけど美しいなと思った。 2006.07.30 Sunday
メメント*2000米
メメント ■Story 妻が殺害された光景を目にしたレナードは、10分しか記憶を保てない前向性健忘になってしまう。彼は妻の仇を討つため、事件のキーワードをタトゥーにして彫り込み、ポラロイドにメモを書き込みながら犯人を捜し出そうとする。(「DVD NAVIGATOR」データベースより) ■Cast:ガイ・ピアース/キャリー=アン・モス/ジョー・パントリアーノ/マーク・ブーン・Jr Director;クリストファー・ノーラン 2000米 ■ 今更やっと見た「メメント」 何故か男子たちに人気があるような気がします。 私は時間軸が交差する映画は好きなのですが、この映画はその時間軸が細切れで短い。つまりそれは主人公が10分しか記憶を保てないので、見てる人間にそれを体感させるように作られてる。だから主人公の周囲の人間が見てる私たちにも敵なのか味方なのかわからず、主人公同様に不安な状態で見せられる。 今まであるようで無かった斬新な作り、そしてタトゥーとして記憶を身体に「メモ」する「絵」のカッコよさ(どう見てもガイ・ピアースのボディは保険調査員とは思えない程美しい。そして惜しみもなくバンバン脱ぎまくり) 何度も劇場に足を運ぶリピーターを続出させたそうですが、私はあまり何度も見たいとは思えませんでした。 今だよくストーリーの意味が分ってはいないのですが、ラストで示唆される秘密が余りにも哀しすぎて。 私にはこの映画はサスペンスやハードボイルドというより、ラブストーリーに思えた。 2006.07.30 Sunday
ザ・ウォッチャー
ザ・ウォッチャー ■Story FBI捜査官キャンベルのもとに、連続殺人犯グリフィンからの殺人予告が届けられる。事実、グリフィンは次々と女性たちを殺害していき、キャンベルは執拗にグリフィンを追跡していく。(Amazonから) ■Cast;キアヌ・リーブス/ジェームズ・スペイダー/マリサ・トメイ/アーニー・ハドソン/クリス・エリス Director:ジョー・シャーバニック ■ 設定がとても美味しいのですが、全然それを活かせてなくて残念です。 しかもキャスト、豪華なのに・・・・ 何故自分ばかり狙うと言うFBI捜査官キャンベルに「お前が欲しい」とか「俺とお前は同じ」とか言う連続殺人犯グリフィン。 唐突すぎる!もっと二人の確執を演出や脚本に盛り込んで欲しい。薮から棒すぎてびっくり。 写真ショップの女性が狙われて、テレビで呼び掛けたりしても情報ゼロ、みたいなエピソードは都会で生きる人間の孤独感を盛り込みたいんだろうな〜と言うのは分かるけど、いまいち描写しきれてない。 そしてラストはグリフィンが間抜けすぎて知能犯には見えませんでした(キアヌが演じてる時点で頭が良さそうには見えないんだけど、、、) そしてオープニングとラストで御披露されるキアヌのへんてこダンス・・・ もうヤル気ナシ感がありありと伝わる。 ジェームズ・スペイダーってこういう作品が多い、というか似合いますね。 私は彼の過去作品「バッド・インフルエンス/悪影響」を一瞬思い出しました。 (この作品も微妙にホモセクシュアルな匂いがしたし) 2006.07.30 Sunday
夜を殺した女*フランス
夜を殺した女(字幕) ■Srory フランスの緑美しい片田舎。1人の少年が犯罪者の男に金を持ってくるように脅される。 そしてその事を知らない少年の美しい母親は、自分の経営している店で倒れたその男を介抱し、助けてしまう。 母親の理想の娘を演じて来た彼女は、男と出会った事で押さえ続けて来た自分を自覚する。 しかしそれは破滅的な愛だった。 ■Cast カトリーヌ・ドヌーブ/ビクトル・ラヌー/バデック・スタンザック/ニコラス・ジラルディ/ダニエル・ダリュー/ジャン=クロード・アドラン Director;アンドレ・テシネ/脚本(一部)オリヴィエ・アサイヤス 1986仏 LE LIEU DU CRIME THE SCENE OF CRIME ■ 「私の好きな季節」(ビデオタイトル「背徳の囁き」)のテシネ&ドヌーブコンビ作品。 「私の好きな季節」同様、主人公夫婦、その子供、両親といった家族の繋がりの儚さと美しい田舎の風景、そして家族と愛の狭間でゆれる主人公と被る部分が多々あります。 今回はその中に原題通り犯罪が絡み、ノワ−ル的な雰囲気を漂わせます。 何故か官能サスペンスとか紹介されてますが、違います(売り手のエロにすれば売れるという発想を本当に何とかして欲しい。) 「私の好きな〜」同様、繊細で複雑なストーリーなので感想も言葉にしにくいですがテシネ監督のファンになりました。 少年の瑞々しい描写と、ドヌーブの壮絶でいて軽やかな堕ちぶりは哀しくも美しい。 ほんのわずかな時間でしか会った事のない若い男に惹かれるのは、描写不足な気もしますがラストあたりで母親に心の内を吐露する彼女は、片田舎で窮屈だったのでしょう。(そう考えると、ナイトクラブを繁盛させる腕前、学校の問題児である息子など彼女のそういった素質を伺える) 男の犯罪者と言うには余りにも優しすぎる不器用さ、冒頭で少年を脅しつつも頭を撫でる手付きの優しさ。 きっと普通の「掘りの外の世界」でも犯罪者の世界でも彼は浮いた、どこへにも行く場所のない男なのだと思う。 そうった行く場所のないどっちの世界にも行けない男に、同じ匂いを彼女は感じたのでしょう。 ドヌーブは「昼顔」「反撥」と言い、ヒステリックで神経質そしてマゾヒスティックな役が似合い過ぎる。 2006.07.30 Sunday
北京ヴァイオリン*2002中国
北京ヴァイオリン 特別プレミアム版 ■Story 中国北部の田舎町で父親と2人きりで暮らす、ヴァイオリンの天才少年チュン。そんな彼を何とか世に売り出して大成させようと、父親のリウは身を粉にして働いて貯めたお金で、息子を連れて北京へと上京し、なんとか息子をヴァイオリニストとして成功させようとする。 ■Cast;タン・ユン/リウ・ペイチー/ワン・チーウェン/チェン・ホン/チェン・カイコー Director:チェン・カイコー 2002中国 ■ ストーリー見て、「リトル・ダンサー」を思い出したのですが全然違いました。 この違いって欧米と東洋の文化の違いかもしれない、と思った。 !ネタばれあります。! ラストの結果については賛否両論あるみたいですが、それも同感できます。 私も見た時は「え〜〜〜!?」って思ったけど、エンドクレジットを見ている内にこの終わり方で良かったと言うか監督はそういう事が言いたかったのかと思ったのです。 それはチュンの師であるユイ教授の生きる社会とチュンやチュンが愛してる人たちの社会は違うし、その社会(ユイ教授)に染まりたく無いと言う事なのかな、と。 ただこの辺は経済学的にパラドックスに陥る考えだと思うんです。 いくら天才だって、お金や名誉がなければ認められないというのが現実としてあるのだから。 そして必死になって息子にお金をかけてきたお父さんの立場が無いじゃん、とも思ったのですが、あのラストだからこそ本当に二人が親子として結ばれる切っ掛けになったような気がします。 中盤でいきなり明かされる「実は捨て子だった」事実。 見ていてリウとチュンってちょっと不思議な親子だなと思ったのですが、(お父さんが優しすぎる)この事実があるとなんとなくそのぎこちなさも理解できます。 リウは血が繋がっていなくてももちろんチュンの事を愛しているのですが、チュンは自分よりも優れている、みたいな遠慮感を持っているような気がしたのです。 だからどことなく遠慮がちに見えた。 チュンは本来ユイ教授の世界で生きる人間だと思っているから。 だけど、映画で最期の選択をしたことでリウとチュンは本当に理解し合えたのではないでしょうか。 2006.07.30 Sunday
スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐
スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐 ■Story; アミダラとアナキンの秘密の結婚から3年。 なぜアナキンがダースベイダーへと成ったのかが明らかになるシリーズ最終作。 そして旧3部作へと物語は繋がりはじめる。 ■Cast; ユアン・マクレガー/ヘイデン・クリステンセン/ナタリー・ポートマン/イアン・マクディアミッド/サミュエル・L・ジャクソン/ クリストファー・リー/フランク・オズ Director;ジョージ・ルーカス ■ ストーリーや結末をあらかじめ知っていて見に行く映画というのも珍しいと思うが、それでも尚見たいと思わせるのはこの作品がいかに人々から愛されているかと言う事だろう。 私はと言えば、実は子供の時は全く興味がなかった。と言うのもSFとかファンタジーが大ッ嫌いという全く子供らしくない子供だった。(子供騙しな、子供ならこの程度で満足だろうみたいな作り手の意志が気に食わなかったらしい) だけどエピソード1が公開された時にはすでに子供ではなかたので、そういう変な意地も張らず素直に見る事が出来た。 ロードオブザリングに比べるとその世界観は大雑多で大味だけど、そこがルーカス印だし難しすぎなくて全世界の老若男女に愛されるのだと思う。 私もこの大味な部分は嫌いではなし、宇宙を飛行機でぶっ飛ばしてるシーンは好きだ。ヨ−ダやチューバッカ、C3POなんてキャラ、インパクトがあって愛嬌もあるし最高だ。 それにストーリーもやっぱり大味だけど、人を引き付ける根源的なストーリーだと思う。生き別れた双児、実は悪の帝王だった父親、対立する息子と父親、1部が製作されたのは77年でちょうど職場や家庭で男女同権の主張が広がりつつあった御時世。男らしさとか女らしさとか、母性とか父性とかが混乱して今だ混乱中(特に父性って何でしょうね、父性については余り語られる事が無い気がするのですが・・・)・・・私は根本的にスターウォーズとは父性なき時代の父親探しの映画だと思ってたのですが、それは旧作ルークだけでなくルークの父親であるアナキンも同じような青年時代を送ったのだなと実感して感慨深くなりました。アナキンには師であるオビワンがいますが、劇中2回もボビワンはアナキンの事を「ブラザー」と言います。つまり父親ではない。エピ2でアナキンはオビワンの事を『父のような』と言いますが、すでに二人にはこうした食い違いがある。 アナキンはパドメと言う愛した人がいるにもかかわらず、父性を求めて彷徨っている。しかもそんなアナキンが父親になるというのだから、アナキンはある意味恐怖を感じたのかもしれない。そんなアナキンの闇に忍び寄ったのがパルパティーンであり、パルパティーンはアナキンの望む父親像を期待させる。 映画見る限り、この辺の描写は大味すぎて一緒に見に行った友人と「パルパティーン側についたからってさっきまでメイスの命乞いしておいて『我が師よ』はないだろ!切り替え早い!!!」と言い合ってたのですが・・・まぁこの大味さがルーカス印なのかな。 それにしてもパドメを失いたく無いからパルパティーン側に付いて結局パドメ死んでるのは余りにも救いがなくて悲しくなる。 オビワンの「I love you」もエピソード2辺で言ってあげればもうちょっと状況が変わったのかな・・・などと思ったりどうしてもアナキン視点で見てしまう。オビワンが「育て方間違えた!俺が悪かった!(超意訳)」と言ってますが、気付くの遅いんだよとか・・私にはオビワンは少し情緒が足りない淡白な人に思える。 ■ ラストシーンでルークやレイアがそれぞれの家族の腕に抱かれるシーンは本当に感慨深い!!こっから旧作に繋がるのかぁ〜〜〜と希望を感じる終わり方だけど、やっぱりアナキンを思うとやるせなく感じる |