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Ninth

日々観た映画についての記録と備忘録
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2014年 映画鑑賞ベスト
2014新作ベスト  
1.新しき世界  
2.her/世界でひとつの彼女  
3.さまよう刃  
4.光にふれる  
5.チェイス!  
6.美しい絵の崩壊  
7.誰よりも狙われた男  
8.あなたがいてこそ  
9.収容病棟  
10.グランド・ブタペスト・ホテル

【その他】
聖者たちの食卓
インターステラー
6才のボクが、大人になるまで
自由が丘で
共犯
泣く男
GF*BF
南部軍 愛と幻想のパルチザン

【旧作鑑賞】
トスカの接吻 /ダニエル・シュミット
河/ツァイ・ミンリャン
ルートヴィッヒ/ルキノ・ヴィスコンティ
インファナル・アフェア/アンドリュー・ラウ、アラン・マック
マル秘色情めす市場/田中登
ラ・パロマ/ダニエル・シュミット
戯夢人生/ホウ・シャオシェン
楽日/ツァイ・ミンリャン
Needing You/ジョニー・トー
マイPSパートナー/ピョン・ソンヒョン
天はすべて許し給う/ダグラス・サーク
風と共に散る/ダグラス・サーク 
| 2014年映画鑑賞 | 20:37 | comments(0) | - |
2014年映画鑑賞
・1月
劇場鑑賞
「ウォールフラワー」シネマカリテ
「楽隊のうさぎ」ユーロスペース
「ドラッグ・ウォー/毒戦」シネマカリテ
「大脱出」シネマ・ツー
「アイム・ソー・エキサイテッド!」新宿ピカデリー
「新しき世界」試写
「17歳」試写

DVD鑑賞
「オブリビオン」
「Needing You/ニーディング・ユー」
「楽日」
「タイフーン」
「やくざ対Gメン 囮」(VHS)

※TVドラマ「PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット/Season1」


・2月
劇場鑑賞
「ラッシュ/プライドと友情(吹替)」東急ミラノ
「7番房の奇跡」新宿武蔵野館
「スノーピアサー」シネマ・ツー
「新しき世界」丸の内TOEI
「なんちゃって家族」シネマート新宿
「大統領の執事の涙」シネマワン
「光にふれる」シネマート新宿

DVD鑑賞
「太陽はない/City of the Rising Sun Our Sunny Days 」(香港版)
「イングロリアス・バスターズ」
「悪魔を見た」
「美しき野獣」


・3月
劇場鑑賞
「ホビット 竜に奪われた王国 3D」バルト9
「新しき世界」シネマート新宿
「MUD マッド」バウスシアター
「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」新宿武蔵野館
「SHIFT」第9回大阪アジアン映画祭/テイジンホール
「おばあちゃんの夢中恋人」第9回大阪アジアン映画祭/シネ・ヌーヴォ
「ローラーコースター」第9回大阪アジアン映画祭/テイジンホール
「ある複雑なお話」第9回大阪アジアン映画祭/シネ・ヌーヴォ
「KIL」第9回大阪アジアン映画祭/シネ・ヌーヴォ
「グッド・バッド・ウィアード」韓国文化院
「それでも夜は明ける」新宿武蔵野館
「ダラス・バイヤーズクラブ」シネマカリテ
「LIFE!」新宿ピカデリー
「ダブリンの時計職人」k'sシネマ

DVD鑑賞
「オールド・ボーイ」
「甘い人生」
「バベットの晩餐会」


・4月
劇場鑑賞
「おとなの恋には嘘がある」シネマカリテ
「21ジャンプストリート」シネマカリテ
「アデル ブルーは熱い色」Bunkamura ル・シネマ
「トップスター」シネマート新宿
「ファイアーブラスト 恋する消防士」シネマート新宿
「ある過去の行方」シネマカリテ
「キャプテンアメリカ/ウィンターソルジャー」新宿ミラノ座
「チョコレートドーナツ」シネスィッチ銀座
「ファイ/悪魔に育てられた少年」シネマート新宿


・5月
劇場鑑賞
「南部軍 愛と幻想のパルチザン」アップリンクX
「影なきリベンジャー 極限探偵C+」シネマート六本木
「プリズナーズ」新宿ピカデリー
「とらわれて夏」新宿武蔵野館
「スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え no.1」シネマライズ
「ザ・スパイ シークレット・ライズ」シネマート六本木
「ヴィオレッタ」シアターイメージフォーラム
「アクト・オブ・キリング」シアターイメージフォーラム
「南営洞1985」アップリンクX
「スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え no.1」シネマライズ
「ブルージャスミン」新宿ピカデリー
「カンチョリ オカンがくれた明日」シネマート新宿
「冷血のレクイエム【極限探偵B+】」シネマート六本木
「アメイジング・スパイダーマン2/3D」TOHOシネマズ府中
「ディス/コネクト」バルト9
「X-MEN: フューチャー&パスト」バルト9

DVD鑑賞
「推理作家ポー 最期の5日間」
「キル・ユア・ダーリン」
「一条さゆり 濡れた欲情」
「少女娼婦 けものみち」
「キラー・エリート」


・6月
劇場公開
「罪の手ざわり」Bunkamura ル・シネマ
「インサイド・ルーウィン・デヴィス」シャンテ・シネマ
「みつばちの大地」岩波ホール
「美しい絵の崩壊」新宿武蔵野館
「コンスピレーター謀略【極限探偵A+】」シネマート六本木
「マル秘色情めす市場」ラピュタ阿佐ヶ谷
「グランド・ブタペスト・ホテル」シネマ・ワン
「ハミングバード」バルト9
「GF*BF」シネマート六本木
「グランド・ブタペスト・ホテル」シネマカリテ
「ホドロフスキーのDUNE」シネマカリテ
「河」シアターイメージフォーラム
「her/世界でひとつの彼女」シネマライズ
「収容病棟 前」シアターイメージフォーラム
「収容病棟 後」シアターイメージフォーラム
「ジゴロ・イン・ニューヨーク」試写

DVD鑑賞
「別離」
「結界の男」


・7月
劇場公開
「インフェルノ 大火災脱出」シネマート六本木
「浮城」シネマート六本木
「マダム・イン・ニューヨーク」 シネスィッチ銀座
「怪しい彼女」シネマ・ワン
「マレフィセント」シネマ・ワン
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」シネマ・ツー
「トスカの接吻 」 ダニエル・シュミットレトロスペクティブ オーデトリウム渋谷
「デジャ・ヴュ」ダニエル・シュミットレトロスペクティブ オーデトリウム渋谷
「ヘカテ」ダニエル・シュミットレトロスペクティブ オーデトリウム渋谷
「ダバング大胆不敵」シネマート新宿
「ざくろの色」 パラジャーノフ生誕90周年映画祭 ユーロスペース
「火の馬 」パラジャーノフ生誕90周年映画祭 ユーロスペース
「めぐり逢わせのお弁当」試写
「ポケットの中の握り拳」マルコ・ベロッキオ特集 シアターイメージフォーラム
「複製された男」シネマカリテ

・VHS鑑賞
「ラ・パロマ」


・8月
劇場公開
「観相師」シネマート新宿
「イーダ」シアターイメージフォーラム
「書かれた顔 」ダニエル・シュミットレトロスペクティブ オーデトリウム渋谷
「季節のはざまで」ダニエル・シュミットレトロスペクティブ オーデトリウム渋谷
「ダニエル・シュミット-思考する猫」ダニエル・シュミットレトロスペクティブ オーデトリウム渋谷
「ジョナスは2000年で25歳になる」ダニエル・シュミットの悪夢―彼が愛した人と映画 オーデトリウム渋谷
「シナのルーレット」ダニエル・シュミットの悪夢―彼が愛した人と映画 オーデトリウム渋谷
「薔薇の王国」ダニエル・シュミットの悪夢―彼が愛した人と映画 オーデトリウム渋谷
「あなたがいてこそ」シネマート六本木
「ソニはご機嫌ななめ」シネマート新宿
「恋恋風塵」三大映画祭週間2014 ヒューマントラスシネマ渋谷
「ソウォン/願い」新宿武蔵野館
「テロ・ライブ」ヒューマントラストシネマ渋谷
「ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪」シネマート六本木
「ぼくを探しに」シネマ・ライズ

・DVD鑑賞
「チラシ 危険な噂」(韓国版)
「戯夢人生」


・9月
劇場公開
「バルフィ!人生に唄えば」シネマカリテ
「サスペクト 哀しき復讐者」新宿武蔵野館
「イヴ・サンローラン」新宿武蔵野館
「レクイエム 最後の銃弾」試写
「監視者たち」シネマート新宿
「さまよう刃」角川シネマ新宿
「LUCY -ルーシー-」新宿TOKYU MILANOビル


・10月
劇場公開
「フランシス・ハ」ユーロスペース
「タイム・クライム」ヒューマントラストシネマ渋谷
「物語るわたしたち」ユーロスペース
「ラーンジャナー/Ranjhanaa」(IFFJ-インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン)ヒューマントラストシネマ渋谷
「聖者たちの食卓」アップリンクX
「泣く男」新宿バルト9
「ジャッジ・アーチャー/箭士柳白猿」(2014東京・中国映画週間) 品川プリンスシネマ
「共犯/Partners in Crime」(2014東京国際映画祭)TOHOシネマズ六本木 スクリーン2


・11月
劇場公開
「ジャージー・ボーイズ」シネマ・ツー
「誰よりも狙われた男」新宿武蔵野館
「トム・アット・ザ・ファーム」シネマカリテ
「もうひとつの約束」中野ゼロホール
「スガラムルディの約束」試写
「ショートターム」ヒューマントラストシネマ渋谷
「俳優は俳優だ」シネマート六本木
「シークレット・ミッション」シネマート六本木
「扉の少女(仮題) A Girl at My Door / DOHEE YA 」第15回フィルメックス@有楽町朝日ホール
「生きる  Alive / SANDA」第15回フィルメックス@有楽町朝日ホール
「ディーブ/Theeb」第15回フィルメックス@有楽町朝日ホール
「ポイント・ブランク 標的にされた男」ヒューマントラストシネマ渋谷
「やさしい人」ユーロスペース

VHS/DVD鑑賞
「ファスビンダーのケレル」VHS
「マリア・ブラウンの結婚」VHS
「小さな恋のステップ」

・12月
劇場公開
「親切なクムジャさん」韓国文化院ハンマダンホール
「滝を見にいく」新宿武蔵野館
「チェイス!」角川シネマ新宿
「バール」上智大学 映像ゼミナール
「ホビット 決戦のゆくえ/3D」新宿ピカデリー
「ルートヴィッヒ(完全版)」早稲田松竹
「熊座の淡き星影」早稲田松竹
「インファナル・アフェア 無間道」新宿ミラノ座
「インファナル・アフェア 無間序曲 」新宿ミラノ座
「インファナル・アフェア鶚終極無間」新宿ミラノ座
「自由が丘で」シネマート新宿
「イロイロ ぬくもりの記憶」k'sシネマ
「6才のボクが、大人になるまで」シネマカリテ

DVD鑑賞
「ダイエット・ラブ」
「血も涙もなく」
「生きる」
「宇宙戦争」
「風と共に散る」
「天はすべて許し給う」
「マイPSパートナー」
「僕の妻のすべて」
「ペコロスの母に会いに行く」
 
| 2014年映画鑑賞 | 14:08 | comments(0) | - |
2014上半期ベスト (2014年1月〜6月末日鑑賞分)
【2014上半期ベスト (2014年1月〜6月末日鑑賞分)】

1:新しき世界

・オープニングから韓国映画らしい非業なバイオレンスシーンに始まり、エレベーター​シーンでのスタイリッシュかつ
 烈しいバイオレンスシーンに震えつつも恍惚…ラストのオチに至るまで緊張が途切れる事なくスクリーンを凝視。
・韓国黒社会に潜入捜査する刑事の話なので、かなり画が陰惨だけど映像も話の運び方も役者も抑制がきいててスマート。
 しかし静かに熱い部分が良いです。
 あと音楽の付け方も好みで非常に愉しめ…うん、イ・ジョンジェと一緒に脂汗かいたりしんみりしたりしましたね。
・3回観ても更に物語の中に入り込んで、随分遠くまで来たなぁ…と波に乗せられた快感に浸れる。
 海に沈んでいくドラム缶は忘却、おそらくゴールドムーンが開発した夜の湾岸を背にするジャソンの背中…
 絵だけで語らせる力。更にゴールドムーンは企業としてドス黒く発展していきそう。




2:グランド・ブタペスト・ホテル
・広告ビジュアル通りのカッチリ決まった色彩設計に素敵な小道具の数々、そして豪華な俳優たち…
 正方形の様な画面サイズのせいか、お伽話の世界にどっぷり入り込み、しんみり涙ぐみました。
 スクリーンから甘いお菓子の匂いや香水の匂いがしてきそうで五感を刺激されます。
・ウェス・アンダーソン監督って『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』が全く意味が分からなかったので避けてたんですけど、
 こちらはとても楽しめましたん。
 サスペンスにアクションあり、美しく可愛らしい美術に笑ってしんみり、そして適材適所な役者陣にお腹いっぱい。
・レイフ・ファインズが美しい俳優なのは知ってたけど、こういう「人たらし」でチャーミングな役もスイスイこなしちゃうからね。
 でもこの人、『タイタンの戦い』とか作品選びが不明です。
・マチュー・アマルリック、狐男みたいでキュートなのよね。みんなデフォルメした箱庭演技の中で顔芸が光ってた。




3:美しい絵の崩壊
・『ドライクリーニング』『恍惚』以来のアンヌ・フォンティーヌ作品。
 前半は何だかなと観てましたが、中盤からそうきますかとなり、美しくておぞましくておっもしろかったです。
 特にラストシーンなんてホラーの様な怖さ。
 オーストラリアの青い海がエーゲ海の様で、まるでギリシア神話みたい。
・映画冒頭のシーンでの、少女時代からのナオミ・ワッツとロビン・ライトの離れがたさはもう納得させられる訳です。
 あの美しい海辺と青い海とセットで。
 頭が良くて活発そうなロビン・ライトが土地を離れ難い気持ちは一見不似合いに見えますが…
 『恍惚』からさらに深い女同士の絆が面白く感じます。
・ある意味、ホモソーシャルの女版なんだけど(該当する単語はあるのかな)その間に立つ男達が互いの息子なんだから、
 近親相姦的な匂いが濃厚でさらにタブー色が強い。
 でもドロドロ色は薄めてあっさり描いてはいるけど、だからこそいかようにも読み取れる様な…
・ロビン・ライトは昔は柔らかい雰囲気の優し気な美人ってイメージでしたが、
 最近の彼女はキリッとしててエゴイスティックな知的さすら美しい。
 本作ではしたたかさと強さの中に、寂し気なシャーロット・ランプリングに似た面影があります。
・ナオミ・ワッツにしつこく言い寄る男性が自宅まで押しかけて言う言葉が凄く独善的と言うか、
 あ〜なんだかなぁ、な台詞でその後、勝手に勘違いして納得する下りとか物凄く世間一般的なジェンダー観に囚われ過ぎてて
 キツイなと感じる。傲慢さが辟易させるのに気付かない鈍さ。 




4:GF*BF
・AQFF2013で観た時はあまり台湾について知らない部分もあったりして、映像や役者は素敵だけどよく理解できないと言う感想。
 この後ポツポツ台湾映画を観たり台湾に行ったりしたんで、少し歴史的な部分は理解したので…次観る時は感想かわるかな。
・観ていて忘れたかった過去をじわじわじっくり掘り起こされる感覚に胸が潰れそうに痛みましたね…あと吐き気。
 しかし希望はあるんです。
 自由を求めた3人の心は二人の娘とその世代に軽やかに受け継がれていくエンディング。
 エンディングクレジットの歌詞にまたジワッと来ます。(でもこの歌、羅大佑の「家」はサントラには入ってない…)
・去年観た映画祭の時よりも解りやすくなってたし、去年は歌詞がついて無かったのかな…歌詞が凄く場面に合ってて胸にくるのよね。
 早速iTunesでDL。どうしてこうなったのか、後戻りできないがんじがらめの現実。それが年を取ることなのかな。
・去年観た時の嫌な気分…と言うのは多分、自分の思い出したくないおぼろげな過去を思い出して辛くなり、
 美宝と忠良の縋る様な愛し方が辛かったから…なんだろうな。
 でも今回2回目観て、そんな2人が再び心を通わせ、解放される姿に観てる私も解放された。
・いい映画なんで、もっと沢山の人に観て欲しいです。
 でも戒厳令とか台湾学生運動とか、一般的に解りづらい部分はあるかもしれない…
 自由を求める学生運動とかそこがポイントでもあるんだけど。
・『GF*BF』『モンガに散る』しか観てないせいで、リディアン・ボーンは無自覚に見えてわかってるタラシ役ばかりしてるイメージ。
・オープンなゲイ役を演じた張書豪(チャン・シューハオ)は88年生まれで若いのに、かなり色んな映画に出てますね。
 『転山』と言う映画で東京国際映画祭に来てるみたい。
・しかし最近『インサイド・ルーウィン・デヴィス』『GF*BF』そして『ハミングバード』と自分の檻の中でもがき、
 どうしょうもなくなってる人の映画観る率が高いな…と思うのは自己反映だったりして。
・ぼくとわたしの『GF*BF』。色んな方の『GF*BF』感想面白いね。




5:インサイド・ルーウィン・デヴィス/名もなき男の歌
・コーエン兄弟作品って余りピンとこないのが多いんですが、これは映画の雰囲気とか楽しめた…と言うと語弊なんだけど
 (だって内容はなかなか厳しいから)楽しめました。
 ゆらゆら揺れる猫の尻尾の様に、いったり来たりしながらそれでも生きる。
・特に映画的な事件が起こる訳ではない、でもルーウィンの中では少し変わった様な、でも同じ様な時の一コマ。
 いい歳して住所不定金ナシ、手を出した女には言われっぱなし、責任感無しで自分勝手、認められない才能…情けない要素だらけなんだけど、
 それがルーウィン、自分なんだから仕方ない。自分からは逃げる事が出来ない。
・60年代のグリニッジビレッジとか、その年代の音楽に愛着があるわけでも知識も余りないんですが、
 背景知ってると更に面白く観れそうです。
 意味はよく分からないんだけど、ジョン・グッドマンとギャレット・ヘドランドとの不穏な時間が妙に印象深い。




6:her/世界でひとつの彼女
感想  




7:光にふれる
・結構最初の方からグスグス泣いてて最後までうっウッ泣いていたから化粧が剥げてドロドロです。
 原題の『逆光飛翔』がいいです。
 映画の中にも触れられてるし。日本語タイトルは英語題名の『Touch of the Light』から取ったんですね。
・レディースデイだと言うのにお客さんが少なくて悲しい…すごくいい映画ですよ。
 繊細な音や産毛がうっすらすける美しい映像は映画館で観るべきだし、映画館で観れて良かったです。
 あといい映画には気のいい太っちょが必ず出てきますが『光にふれる』も例外どころか2人も出てくるんだから、いい映画の法則!

・主人公が視覚に障害があるから当然音には敏感になるのを、上手く活かしてると思うし、
 出演者を愛おしむ様な柔らかなカメラに泣いてしまうんですよね。話は凄くシンプルだけど、誰もが胸に抱えてる(てた)事だから、
 ストレートに伝わってきます。多少冗長な部分も愛おしい。
・あとこの映画、台湾が舞台だったんですね。
 台北は勿論、海辺とか素敵な台湾風景画に台湾行きたい病が…あの甘ったる様な湿気を含んだ空気感が映像に現れてます。
 緑茶や烏龍茶に砂糖入れようとも、やはり台湾LOVE。




8:南部軍 愛と幻想のパルチザン
・映画観終わって、米が食べたくなって寿司屋に直行。映画の中での飢餓感がハンパない。
 アン・ソンギの無色透明感ある演技により、観てるこっちも過酷で孤独な行軍してる気分になって辛かった。
 そう言う部分で不思議なドキュメンタリー感を出しつつ、映画的な美しいシーンが、しんみりと心に残る。
・押し付けがましくない描写と、しつこいけどアン先輩のありのままを受ける入れるかの様な演技が相乗効果で良いなと感じます。
 『砂時計』の主役チェ・ミンスはインテリメガネのパルチザン役で好演。
・戦争映画と言うと固いイメージを抱かれそうですが、主人公が体感する感覚を追体験させられつつ、
 映像は映画的な美しさや印象的なカットがある部分が見やすくさせてると思います。




9:収容病棟
感想




10:影なきリベンジャー 極限探偵C+
・アジアンホラー映画で有名なパン兄弟監督に『コールド・ウォー』でクールな魅力を放っていたアーロン・クォック主演の変則探偵映画。
  映画開始5分で好きになってニヤニヤ楽しく鑑賞しました。
 掟破りだし、結構杜撰だけどそう言うのを許せる雰囲気が魅力。
・パン兄弟作品は始めて観たのでよくわからないんですが、映像の色彩が全体的にYが多く観ていて眩しい…
 音で驚かす演出は好きじゃないけど、タイの異国感溢れる猥雑さとか、食べ物描写が魅力的。
 象がね…可哀想なんだけど、映画の神秘雰囲気に合ってる。
・ポリ袋に入れたジュースにストローさして飲んでたり、お米もなんか透明ビニール袋に入ってたのを吸い出す様にして食べてた気が…
 映画的魅力シーンがある映画は大好きです。
 あと可愛いリウ・カイチーね♡最期とか二人ともゆるゆる可愛いんだ〜。
・『アクト・オブ・キリング』でポリ袋にストローさして飲んでる子がいたけど、
 『影なきリベンジャー 極限探偵C+』のアーロン・クォックもしてたし、タイ、インドネシアでは正しい飲み方なんだろうな。
  紙コップ削減。


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劇場総鑑賞数:68本
・内リピート:3本
『新しき世界』3回/『スチューデント・オブ・ザ・イヤー』2回/『グランド・ブタペスト・ホテル』2回
・映画祭:5本:第9回大阪アジアン映画祭
SHIFT』『おばあちゃんの夢中恋人』『ローラーコースター』『ある複雑なお話』『KIL』
・リバイバル:3本

『グッド・バッド・ウィアード』『マル秘色情めす市場』「河』

◆DVD/VHS鑑賞数:19本

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♡番外♡ 2014上半期ベストやおい映画

スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1 
・カラン・ジョーハル監督のやおい男子っぷりがさらにグレードアップしててもう…お腹いっぱいです。
 オチと言い、ヒロインがもはやダシにされてる(笑)
 とにかくボリウッドぴちびち美男子の胸筋!背筋!脚筋!割れた腹筋!!そして男同士のお姫様抱っこ!もうこっちのやる事、ありません。​
・アミタブ・バッチャンの特別出演(クイズシーンはインドの事、知ってると面白いんだろうね)、ダンスシーンでのカジョール様、
 本作のコレオグラファーであり『恋する輪廻』の監督、ファラー・カーンが特別出演してたけど、他にもいそう…
 
・まだ「あこがれアドベンチャー」をなかよしで描いてた頃のあさぎり夕先生のイメージあるよ。
 と言うかカラン・ジョーハル監督がそんなイメージ。
・カラン監督のやおい男子っぷりはシャー様主演『家族の四季』『たとえ明日がこなくても』(脚本)でジワジワ実感して頂けるかと思います。
 両作共、男女のラブストーリーにインドらしい家族の絆をたっぷり描いてるんですが、滲み出る王道少女漫画的やおい感。




【まとめ】
いざ順位をつけてみると、自分でも予想外なランキングになりました。
『新しき世界』は10以内には入るだろうと予想はしておりましたが、1になるとはランキングつけるまで予想がつきませんでした。
ランキングはどこを軸にするかで変わって来るかと思いますが、私は映画を観た後の自分の反応や、今後も後を引くかとかそういう大雑把さと、
自分の好み、偏愛度を軸にしてまとめてみました。
明日には変わってるかもしれないかなりフィーリング寄りなランキングですが、自分の現時点でのシュミや好みはよく出ている気はします。








 
| 2014年映画鑑賞 | 21:36 | comments(0) | - |