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Ninth

日々観た映画についての記録と備忘録
2017年映画鑑賞

◆1月

【映画館・企画上映】

血闘/シネマート新宿

 

ローグ・ワン/スターウォーズストーリー/新宿ピカデリー

 

アイアン・プッシーの大冒険:アンコール! アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ 2016/シアター・イメージ・フォーラム

 

ホワイト・バレット/新宿武蔵野館

 

ドラゴン×マッハ!/シネマート新宿

 

ネオン・デーモン/TOHO新宿


揺れる大地 デジタル修復版/新宿武蔵野館

アイヒマンを追え!ナチスが最も畏れた男/ル・シネマ

 

細い目:映画から見るシンガポール・マレーシアのアイデンティティ/国立新美術館

 

マグニフィセント・セブン/シネマ・ワン

 

未来を花束にして/角川シネマ新宿

 

ドクター・ストレンジ/シネマ・トゥー

 

タンジェリン/シアターイメージフォーラム

 

【ソフト・その他】
夜奔/夜に逃れて(繁体字字幕)

 

子連れ狼 三途の川の乳母車

 

道士下山

 

オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライブ


パディントン

サスペリア2 完全版

 

夜顔

 

オープニング・ナイト

【myFFF】ある沈黙/UN GRAND SILENCE

【myFFF】1992/1992

 

 

◆2月

【映画館・企画上映】

デンマークジャズ x アスタ・ニールセン!

アスタ・ニールセンを探して

深淵-アビス-/伴奏:マーク・ソルボーグ&サイモン・トーダム

バレエダンサー/伴奏:柳下美恵

 

お嬢さん/試写

 

家族の肖像 デジタルマスター修復版/岩波ホール

 

模倣の人生:愛と哀しみの迷宮 メロドラマの深き谷を歩め/シネマヴェーラ渋谷

 

わが望みのすべて:愛と哀しみの迷宮 メロドラマの深き谷を歩め/シネマヴェーラ渋谷

 

ガールズ・ロスト:トーキョーノーザンライツフェスティバル2017/ユーロスペース

 

たかが世界の終わり/シネマ・ワン

 

トリプルX:再起動/バルト9

 

たそがれの女心:愛と哀しみの迷宮 メロドラマの深き谷を歩め/シネマヴェーラ渋谷

 

忘れじの面影:愛と哀しみの迷宮 メロドラマの深き谷を歩め/シネマヴェーラ渋谷

 

座頭市 破れ唐人剣/新文芸坐

 

【ソフト・その他】

インサイダーズ/内部者たち

 

モデル殺人事件!

 

DOPE ドープ!!

 

高地戦

 

 

◆3月

【映画館・企画上映】

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う/シネマカリテ

 

ラ・ラ・ランド/TOHO新宿

 

コクソン/シネマート新宿

 

アシュラ/新宿武蔵野館

 

アブラハム渓谷:永遠のオリヴェイラ/アテネフランセ文化センター

 

ムクシン/シアターイメージフォーラム

 

タレンタイム〜優しい歌〜/シアターイメージフォーラム

 

人生タクシー/試写

 

ハード・ラブ:マイナードイツ映画講座/アテネフランセ文化センター

 

わたしは、ダニエル・ブレイク/ヒューマントラストシネマ有楽町

 

ムーンライト/シネマ・ワン

 

垂直のままに/第20回カイエ・デュ・シネマ週間:アンスティチュ・フランセ

 

 

【ソフト・その他】

メモリーズ/追憶の剣

 

王になった男

 

G.Iジョー

 

G.I.ジョー バック2リベンジ

 

甘い人生

 

悪魔を見た

 

美しい夜、残酷な朝(オリジナル完全版)

 

バンジージャンプする

 

誰にでも秘密がある

 

桃の木 〜シャム双子の悲しい物語〜

 

インフルエンス

 

アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン(再見)

 

タチャ/イカサマ師

 

夏物語

 

JSA

 

GO GO 70s!

 

グッド・バッド・ウィアード

 

◆4月

【映画館・企画上映】

はじまりへの旅/ヒューマントラストシネマ渋谷

 

未来よ こんにちは/ル・シネマ

 

ゴースト・イン・ザ・シェル/シネマ・ツー

 

T2 トレインスポッティング2/シネマ・ツー

 

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 4Kリマスタリング/シネマート

 

No Home Movie/第20回カイエ・デュ・シネマ週間:アンスティチュ・フランセ

 

パリ、18区、夜。/第20回カイエ・デュ・シネマ週間:アンスティチュ・フランセ

 

侵入者(英語字幕)/第20回カイエ・デュ・シネマ週間:アンスティチュ・フランセ

 

【ソフト・その他】

フー・アー・ユー?

 

とかげの可愛い嘘

 

スモール・クライム/Netflix限定

 

マラソン

 

◆5月

【映画館・企画上映】

フリーファイヤー/武蔵野館

 

パーソナル・ショッパー/TOHO新宿

 

コインロッカーの女/韓国文化院

 

S/N(ダムタイプ)/ICU

 

メコン・オペレーション/シネマート新宿

 

メッセージ/TOHO新宿

 

修羅の剣士/シネマート新宿

 

封神伝奇〜バトル・オブ・ゴッド〜/シネマート新宿

 

あの夏の子供たち/アンスティチュ・フランセ東京

 

落穂拾い/アンスティチュ・フランセ東京

 

 

【ソフト・その他】

ワニ&ジュナ 〜揺れる想い〜

 

ワイルド・シティ

 

炎のように蝶のように

 

ブラック・ファイル/野心の代償

 

純愛中毒

 

タルチュフ

 

ハウスメイド/Netflix

 

ベルリン・天使の詩

 

使徒行者/Line Walker(英語字幕)

 

インターセプション/盗聴戦

 

孤独な場所で

 

プロジェクトBB ディレクターズカット版

 

柔道龍虎房(再観)

 

 

◆6月

【映画館・企画上映】

誰がバンビを殺したの?/アンスティチュ・フランセ東京

 

見えない嘘/アンスティチュ・フランセ東京

 

コール・オブ・ヒーローズ 武勇伝/新宿武蔵野館

 

20センチュリー・ウーマン/新宿ピカデリー

 

春のソナタ:エリック・ロメール監督特集上映 [デジタル・リマスター版] ロメールと女たち 四季篇/有楽町角川シネマ

 

ドラゴン×マッハ!:極爆音/立川シネマシティ:TWO

 

ポー川の光/銀座メゾンエルメス

 

ハムレット、それはお前たちだ:マイナードイツ映画講座/アテネフランセ文化センター

 

【ソフト・その他】

ワイルド・パーティー

 

チワワは見ていた ポルノ女優と未亡人の秘密

 

レクイエム/最後の銃弾(再見)

 

特攻!BAD BOYS

 

最強囍事

 

◆7月

【映画館・企画上映】

スワンの恋:<俳優生活60周年記念特集上映>『アランドロンに魅せられて』 /ル・シネマ

 

17歳にもなると:第26回レインボー・リール東京〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭〜/スパイラルホール

 

ハートストーン/YEBISU GARDEN CINEMA

 

ぼくの世界の中心は:第26回レインボー・リール東京〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭〜/スパイラルホール

 

ブラザーズ・クエイの世界/シアターイメージフォーラム

<プログラム:G カフカの世界 -クエイ兄弟×山村浩二->

山村浩二「頭山」

山村浩二「カフカ・田舎医者」

「変身」

 

ローラ:《特集上映》ドゥミとヴァルダ、幸せについての5つの物語/シアターイメージフォーラム

 

天使の入江:《特集上映》ドゥミとヴァルダ、幸せについての5つの物語/シアターイメージフォーラム

 

デュエル:<新文芸坐シネマテークVol. 16 ジャック・リヴェット特集>新文芸坐

 

嵐が丘:<新文芸坐シネマテークVol. 16 ジャック・リヴェット特集>新文芸坐

 

誘拐魔;フィルム・ノワールの世界供織轡優泪凜А璽

 

十年/K's cinema

 

ウィッチ/武蔵野館

 

ダイ・ビューティフル/シネマカリテ

 

【ソフト・その他】

新世紀Mr.Boo! ホイさま カミさま ホトケさま(再見)

 

インフェルノ 大火災脱出(再見)

 

恋するブラジャー大作戦(仮)

 

ゴッド・ギャンブラー/東京極道賭博

 

アンディ・ラウの麻雀大将(再見)

 

 

◆8月

【映画館・企画上映】

5時から7時までのクレオ:《特集上映》ドゥミとヴァルダ、幸せについての5つの物語/シアターイメージフォーラム

 

幸福:《特集上映》ドゥミとヴァルダ、幸せについての5つの物語/シアターイメージフォーラム

 

夜明けの祈り/新宿武蔵野館

 

ELLE -エル-/シネマ・ワン

 

ワンダーウーマン/シネマ・TWO

 

ベイビー・ドライバー/シネマ・TWO

 

貪狼 殺破狼 Paradox/香港・The Grand Cinema(英語字幕)

 

貪狼 殺破狼 Paradox/香港・UA Cinema(英語字幕)2回

 

【ソフト・その他】

天上の剣

 

ブエノスアイレスの殺人/Netflix

 

パリ、夜は眠らない/Netflix

 

キアヌ

 

ジュリエッタ

 

愛・アマチュア

 

デッドポイント〜黒社会捜査線〜

 

ザ・コンサルタント

 

暗花

 

◆9月

【映画館・企画上映】

新 感染 -ファイナル・エクスプレス-/新宿ピカデリー

 

血を吸うカメラ:オブジェに宿るもの:カメラのまなざし/メゾンエルメス

 

ルートヴィヒII世のためのレクイエム:ニュー・ジャーマン・シネマ回顧 ジーバーベルク ファスビンダー クルーゲ

/アテネフランセ文化センター

 

ダンケルク(IMAX)/TOHOシネマズ

 

何故R氏は発作的に人を殺したのか:ニュー・ジャーマン・シネマ回顧 ジーバーベルク ファスビンダー クルーゲ

/アテネフランセ文化センター

 

キュスタース小母さんの昇天:ニュー・ジャーマン・シネマ回顧 ジーバーベルク ファスビンダー クルーゲ

/アテネフランセ文化センター

 

定めなき女の日々:ニュー・ジャーマン・シネマ回顧 ジーバーベルク ファスビンダー クルーゲ

/アテネフランセ文化センター

 

愛国女性:ニュー・ジャーマン・シネマ回顧 ジーバーベルク ファスビンダー クルーゲ

/アテネフランセ文化センター

 

感情の力:ニュー・ジャーマン・シネマ回顧 ジーバーベルク ファスビンダー クルーゲ

/アテネフランセ文化センター

 

昨日からの別れ:ニュー・ジャーマン・シネマ回顧 ジーバーベルク ファスビンダー クルーゲ

/アテネフランセ文化センター

 

【ソフト・その他】

蔵の中

 

忘れえぬ想い

 

ヒーロー・ネバー・ダイ

 

MAD探偵 -7人の容疑者-

 

毒。誡/香港版 英語字幕

 

八星抱喜/香港版 英語字幕

 

スキャナーズ/Netflix

 

八仙飯店之人肉饅頭

 

失眠/The Sleep Curse(英語字幕)香港版

 

八星抱喜(英語字幕)香港版

 

◆10月

【映画館・企画上映】

ゲット・アウト/試写

 

汚れたダイヤモンド/ユーロスペース

 

ダンケルク/シネマ・ワン

 

立ち去った女/シアターイメージフォーラム

 

中国映画週間:ショックウェーブ/シャンテ

 

女神の見えざる手/シャンテ

 

婚約者の友人/シネスィッチ銀座

 

さよなら、ぼくのモンスター/シネマカリテ

 

アトミック・ブロンド/TOHO新宿


ダブル・サスペクト 疑惑の潜入捜査官/シネマート新宿

 

【ソフト・その他】

キングコンク/髑髏島の巨神

 

グレートウォール

 

月の瞳/Netflix

 

Z風暴/Z Storm/香港版 英語字幕

 

不機嫌なママにメルシィ!/Netflix

 

イップ・マン 継承

 

金雞SSS(英語字幕)

 

浮華宴(英語字幕)

 

12金鴨(英語字幕)

 

ハイヒールを履いた女

 

 

◆11月

【映画館・企画上映】

レット・ザ・サンシャイン・イン/東京国際映画祭2017 六本木EXシアター

 

パンドラ(英1951):ジョージ・イーストマン博物館 映画コレクション/東京国立近代美術館フィルムセンター 大ホール

 

ブラック・ボックス・ジャーマニー:マイナードイツ映画(発掘)講座第6回/アテネフランセ

 

ダブル・サスペクト 疑惑の潜入捜査官/シネマート新宿

 

ノクターナル・アニマルズ/シネマ・ワン

 

MASTER/マスター/TOHO新宿

 

悪魔払い 聖なる儀式/試写

 

死んでもいい経験:中原昌也への白紙委任状/アテネフランセ文化センター

 

Dyn Amo:中原昌也への白紙委任状/アテネフランセ文化センター

 

ソフィア・コッポラの椿姫/吉祥寺オデオン

 

 

 

| 2017年映画鑑賞 | 16:19 | comments(0) | - |
2016年映画鑑賞

・1月
◆劇場鑑賞
「リザとキツネと恋する死者たち」シネマカリテ新宿

「ハッピアワー/1部」シアターイメージフォーラム

「ハッピアワー/2部」シアターイメージフォーラム

「ハッピアワー/3部」シアターイメージフォーラム

「エージェント・ウルトラ」試写

「トロピカル・マラディ」アピチャッポン・イン・ザウッズ2016/シアターイメージフォーラム

「キングスマン」(再見)目黒シネマ

「コードネームU.N.C.L.E.」(再見)目黒シネマ

「キャロル」試写

「世紀の光」アピチャッポン・イン・ザウッズ2016/シアターイメージフォーラム

 

「光の墓」アピチャッポン・イン・ザウッズ2016/シアターイメージフォーラム

「イースタン・ボーイズ」アンスティチュ・フランセ東京


「呼吸 友情と破壊」アンスティチュ・フランセ東京

「ディーパンの闘い」試写

「悲情城市」早稲田松竹

「階段通りの人々」永遠のオリヴェイラ マノエル・ド・オリヴェイラ監督追悼特集/ユーロスペース

「斬る」映画監督 三隅研次特集/国立東京フィルムセンター


◆ソフト鑑賞
「銀河」

「黒い眼のオペラ」

「ストーカー」タルコフスキー

「新 嵐をよぶドラゴン」

「裸足のクンフー・ファイター 」

「インモータルズ 神々の戦い」

 


・2月
◆劇場鑑賞
「カニバイシュ」永遠のオリヴェイラ マノエル・ド・オリヴェイラ監督追悼特集/ユーロスペース

「神曲」永遠のオリヴェイラ マノエル・ド・オリヴェイラ監督追悼特集/ユーロスペース

「むかし、むかし」トーキョーノーザンライツフェスティバル 2016/ユーロスペース

「コードネーム U.N.C.L.E.」キネカ大森

「芸術省/字幕なし」シャンタル・アケルマン追悼特集/アンスティチュ・フランセ東京

「街をぶっ飛ばせ」

「おなかすいた、寒い/日本語吹替・仏字幕」

「8月15日」シャンタル・アケルマン追悼特集/アンスティチュ・フランセ東京

「ゴールデン・エイティーズ」シャンタル・アケルマン追悼特集/アンスティチュ・フランセ東京

「囚われの女/英語字幕」シャンタル・アケルマン追悼特集/アンスティチュ・フランセ東京

「マジカル・ガール」試写

「裸のキッス」サミュエル・フラー自伝 刊行記念/ユーロスペース


◆ソフト鑑賞
「白雪姫と鏡の女王」

「マン・オブ・スティール」

「モンテ・クリスト伯」

 


・3月
劇場鑑賞
「ロブスター」試写

「ショック集団」サミュエル・フラー自伝 刊行記念/ユーロスペース

「チャイナ・ゲート」サミュエル・フラー自伝 刊行記念/ユーロスペース

「御用牙」映画監督 三隅研次特集/国立東京フィルムセンター

「リリー・マルレーン」〈ファスビンダー、ファシズム、ジェンダー〉明治大学上映公開セミナー

「あやつり糸の世界 一部/二部」ユーロスペース

「子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる」映画監督 三隅研次特集/国立東京フィルムセンター

「マネー・ショート 華麗なる大逆転」TOHO新宿

「晩春」生誕110年 女優 杉村春子/神保町シアター

「めし」生誕110年 女優 杉村春子/神保町シアター

「人生は小説より奇なり」シネ・スイッチ銀座

「リリーのすべて」TOHOみゆき座

「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」TOHO新宿/3D IMAX字幕

「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」TOHO新宿/2D字幕


◆ソフト鑑賞
「七面人/the imposter」VCD 英語・中文字幕

「成記茶樓/the tea house」VCD 英語・中文字幕

「亡命徒/tThe Fugitive」英語字幕

「新撰組始末記」

「顔のない眼」

「The Dark Place/仇郷」台湾版 英語音声中文字幕

「クルージング」VHS

「エクソシスト」

「スーパーマン」1941 VHS

「3人の女」

「燃え上がる生物/Flaming Creatures」1963 ジャック・スミス

 


・4月
劇場鑑賞
「グランドフィナーレ」試写


「ルーム」THOHO新宿

「ボーダーライン」新宿ピカデリー

「孤独のススメ」シネマカリテ

「地獄の黙示録 デジタルリマスター」シネマート新宿

「義兄弟 SECRET REUNION」韓国文化院

「サンライズ」恋愛のディスクール 映画と愛をめぐる断章/アンスティチュ・フランセ東京

「さざなみ」シネスィッチ銀座

「俳優、ヘルムート・バーガー」イメージフォーラムフェスティバル2016/シアターイメージフォーラム

◆ソフト鑑賞
「侠女/第一部:チンルー砦の戦い」VHS

「侠女/第二部:最後の法力」VHS

「Hole」(ツァイ・ミンリャン)VHS

「甘い抱擁」

「戦慄の絆」VHS

「湖の見知らぬ男/Stranger by the Lake/L'Inconnu du lac/湖畔春光」フランス語音声・中文字幕

「黒猫・白猫」

 


・5月
劇場鑑賞
「青春神話」台湾巨匠傑作選2016/K's cinema

「台湾新電影時代」台湾巨匠傑作選2016/K's cinema

「風櫃(ふんくい)の少年」台湾巨匠傑作選2016/K's cinema

「私と彼女/Io e lei(2015)」イタリア映画祭2016

「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」TOHOシネマズスカラ座

「就職」エルマンノ・オルミ
新文芸坐シネマテークVol. 9 & Vol. 10 エルマンノ・オルミ/ジャック・ロジエ Sublimity of Youth〈青春の崇高〉

「黄金」トーマス・アルスラン監督特集/アテネ・フランセ文化センター

「裸足の季節」試写

「アルプス」自然 ― 軽やかなギャロップ:土地の解剖学/銀座メゾンエルメス

「女系家族」京橋映画小劇場No. 33 アンコール特集:2015年度上映作品より(映画監督 三隅研次特集)/国立東京フィルムセンター

「サウスポー」試写

「神様メール」試写

「妻の心」検証日本映画Vol. 16 成瀬巳喜男 静かなる、永遠の輝き/新文芸坐

「鰯雲」検証日本映画Vol. 16 成瀬巳喜男 静かなる、永遠の輝き/新文芸坐

「コレクションする女」エリック・ロメール監督特集上映 [デジタル・リマスター版]ロメールと女たち/角川シネマ有楽町

「No.987 LIVEコメンタリーでみるファスビンダー『ベルリン・アレクサンダー広場 5話&11話』」シタターイメージフォーラム

「ベレジーナ」開館10周年記念特集II シネマヴェーラ渋谷と愉快な仲間たち 柄本佑セレクション

【テーマ:変ナ冒険。】/シネマヴェーラ

◆ソフト・ネット鑑賞
「歓びの毒牙(きば)」GYAO!の映画学校

「皆殺しの天使」Blu-ray

「なつかしの庭」GYAO!

「ムーンライズ・キングダム」GYAO!

「ノスタルジア」GYAO!

「アベンジャーズ」

「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」

「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」

 


・6月
劇場鑑賞
「レネットとベラミル/4つの冒険」エリック・ロメール監督特集上映 ロメールと女たち/角川シネマ有楽町

「マネーモンスター」ジョディ・フォスター舞台挨拶/TOHOシネマズ六本木

「デッドプール」TOHOシネマズ新宿

「ヘイル・シーザー!」渋谷HUMAXシネマ

「我が至上の愛〜アストレとセラドン〜」恋愛のディスクール 映画と愛をめぐる断章/アンスティチュ・フランセ東京

「シチズンフォー スノーデンの暴露」シアターイメージフォーラム

 

自然―軽やかなギャロップ:どこまでも高く/銀座メゾンエルメス

『デビルスタワーへのバラード』ピエール=アントワーヌ・イロズ

『跳躍の孤独と恍惚』ヴェルナー・ヘルツォーク

「愛と死の谷/Valley of Love」フランス映画祭2016 朝日有楽町ホール

「クリーピー 偽りの隣人」丸の内ピカデリー

 

「パリはわれらのもの(デジタルリマスター)」フランス映画祭2016 朝日有楽町ホール

 

「あなたの目になりたい」恋愛のディスクール 映画と愛をめぐる断章/アンスティチュ・フランセ東京

 

 

・7月
劇場鑑賞

「エクス・マキナ」新宿シネマカリテ

 

「ブルックリン」角川シネマ

 

「イタリアのある城で」EU Film Days 2016/東京フィルムセンター

 

「ローマに消えた男」EU Film Days 2016/東京フィルムセンター

 

「チョン・ウチ 時空道士」迫力あふれる韓国アクション  臣麁韓国文化院

 

「二ツ星の料理人」角川シネマ有楽町

 

「シアター・プノンペン」岩波ホール

 

「彼方から」第25回レインボー・リール東京

 

「リビング・エンド」第25回レインボー・リール東京/第25回記念 グレッグ・アラキ レトロスペクティブ上映作品

 

「ミステリアス・スキン」第25回レインボー・リール東京/第25回記念 グレッグ・アラキ レトロスペクティブ上映作品

 

「バーガンディー公爵」第25回レインボー・リール東京

 

「QUEER×ASIA 〜APQFFA傑作選〜」第25回レインボー・リール東京

『虎の威を借る狐』

『ママには言えない私の秘密』

『ソウォル路の夜』

『スクール・デイズ』

 

「パリ 05:59」第25回レインボー・リール東京

 

「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」試写

 

「天井桟敷の人々」「ポンピドゥー・センター傑作展」(東京都美術館)関連企画フランス映画傑作展/アテネフランセ文化センター

 

「ヤング・アダルト・ニューヨーク」TOHOシネマズ スカラ座・みゆき座

 

「あやつり糸の世界 第一部・第二部」早稲田松竹

 

◆ソフト・ネット鑑賞

「是天堂愛是地獄/Lost in paradise」

 

「小さな悪の華」

 

「哥」

 

「ロンドン・スパイ/London Spy」Netflix TVシリーズ全5話

 

「Laguna」2001

 

「CURE/キュア」Netflix

 

「デス・プルーフ in グラインドハウス」Netflix

 

「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」Netflix

 

「惡戰/Once Upon A Time In Shanghai」広東語字幕

 

「白玉老虎」北京語音声/英語字幕

 

 

・8月

劇場鑑賞

「花咲くころ」現代ヨーロッパ映画(その1)−移民・難民・越境・辺境・マイノリティ―

「ジョージア(グルジア)映画の魅力」/アテネフランセ文化センター

 

「希望の樹」現代ヨーロッパ映画(その1)−移民・難民・越境・辺境・マイノリティ―

「ジョージア(グルジア)映画の魅力」/アテネフランセ文化センター

 

「トランス」現代ヨーロッパ映画(その1)−移民・難民・越境・辺境・マイノリティ―

「ポルトガル映画の冒険」

 

「トラス・オス・モンテス」現代ヨーロッパ映画(その1)−移民・難民・越境・辺境・マイノリティ―

「ポルトガル映画の冒険」

 

「ハートビート」試写

 

「水の娘」映画史上の名作15/シネマヴェーラ

 

「南部の人」映画史上の名作15/シネマヴェーラ

 

「ジミー・オルフェウス」マイナードイツ映画(発掘)講座第2回/アテネフランセ

 

「モンスターハント」シネマート新宿

 

「悪魔のいけにえ」新文芸坐

 

「X-MEN:アポカリプス」新宿ピカデリー

 

「マン・ハント」映画史上の名作15/シネマヴェーラ

 

「ビック・コンボ」映画史上の名作15/シネマヴェーラ

 

「イレブン・ミニッツ」ヒューマントラストシネマ渋谷

 

「天罰」映画史上の名作15/シネマヴェーラ

 

「ゴーストバスターズ」TOHOシネマズ渋谷

 

「アスファルト」試写

 

「サルバトール・アジェンデ」『チリの闘い』公開記念パトリシオ・グスマン監督特集/アテネフランセ文化センター

 

「歴史は女で作られる」Beauties presents WEEKEND CINEMA Vol.8/アンスティチュ・フランセ東京

 

「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」YEBISUガーデンシネマ

 

・ソフト鑑賞

「X-ミッション」

 

「モロッコ」

 

「リベリオン/反逆者」(再見)

 

「間諜X」

 

 

・9月

・劇場鑑賞

「グランドイリュージョン2/見破られたトリック」TOHOシネマ新宿

 

「渦巻」自然―軽やかなギャロップ:どこまでも高く/銀座メゾンエルメス

 

「ティエリー・トグルドーの憂鬱」ヒューマントラストシネマ渋谷

 

「フランシスカ」川崎市民ミュージアム

 

「キング・オブ・エジプト」バルト9

 

「チリの闘い」ユーロスペース

第一部:ブルジョワジーの叛乱

第二部:クーデター

第三部:民衆の力

 

「エロ将軍と二十一人の愛妾」鈴木則文復活祭!/シネマヴェーラ渋谷

 

「デスペア」ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー映画祭2016/アテネフランセ

 

「13回の新月のある年に」ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー映画祭2016/アテネフランセ

 

「第三世代」ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー映画祭2016/アテネフランセ

 

「シアター・イン・トランス」ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー映画祭2016/アテネフランセ

 

「キング・オブ・エジプト」T・ジョイPRINCE品川

 

「手紙は憶えている」TOHOシネマズシャンテ

 

・ソフト鑑賞

「フォーゲルエート城」

 

「ファントム」

 

「碧血劍/Sword Stained with Royal Blood」英語字幕

 

 

・10月

・劇場鑑賞

『偉大なるメリエス』ジョルジュ・フランジュ/1952/仏語日本語字幕無

『パリ廃兵院』ジョルジュ・フランジュ/1951/仏語英語字幕

『恋ざんげ』アレクサンドル・アストリュック/1953/仏語日本語字幕無

 

「ファスビンダー/無償の愛を求めて」ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー映画祭2016/アテネフランセ

 

「不安と魂/不安は魂を食べ尽くす」ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー映画祭2016/アテネフランセ

 

「少しの愛だけでも」ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー映画祭2016/アテネフランセ

 

「プリースト/悪魔を葬る者」シネマート新宿

 

「鳥類学者」東京国際映画祭2016:EXシアター

 

「ノクトラマ/夜行少年たち」東京国際映画祭2016:EXシアター

 

・ソフト鑑賞

「MAMA」

 

「おやすみなさいを言いたくて」

 

「真夜中のゆりかご」

 

「ウィンブルドン」

 

「Vildspor」字幕なし

 

「ダークソード/処刑人」

 

「マイ・ネーム・イズ・モデスティ」

 

「ヘッドハンター」

 

「ブッチ・キャシディ 最期のガンマン」

 

「エンド・オブ・ホワイトハウス」

 

「エンド・オブ・キングダム」

 

 

・11月

・劇場鑑賞

「ダゲレオタイプの女」シネマカリテ

 

「彷徨える河」シアターイメージフォーラム

 

「プリースト/悪魔を葬る者」シネマート新宿

 

「華麗なるリベンジ」シネマート新宿

 

「恋物語」第17回 TOKYO FILMeX 2016年:TOHOシネマズ日劇3

 

「侠女 デジタル修復版」第17回 TOKYO FILMeX 2016年:朝日ホール

 

「タイペイ・ストーリー」第17回 TOKYO FILMeX 2016年:朝日ホール

 

「臣下」DEFA70周年 知られざる東ドイツ映画/国立東京フィルムセンター

 

「殺人者は我々の中にいる」DEFA70周年 知られざる東ドイツ映画/国立東京フィルムセンター

 

「アズミ・ハルコは行方不明」試写

 

「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」 ピカデリー新宿

 

「フランコフォニア/ルーヴルの記憶」ユーロスペース

 

「シークレット・オブ・モンスター」TOHOシネマズシャンテ

 

「美しい物腰」伝説の映画製作会社、ディアゴナル特集/アンスティチュ・フランセ

 

「階段の上へ」伝説の映画製作会社、ディアゴナル特集/アンスティチュ・フランセ

 

・ソフト鑑賞

「ファウスト」

 

「オブリビオン」

 

「唇からナイフ」

 

「ファイヤーウォール」

 

 

・12月

・劇場鑑賞

「カミング・アウト」DEFA70周年 知られざる東ドイツ映画/国立東京フィルムセンター

 

「小さなムックの物語」DEFA70周年 知られざる東ドイツ映画/国立東京フィルムセンター

 

「冬よ さようなら」DEFA70周年 知られざる東ドイツ映画/国立東京フィルムセンター

 

ジャン=クロード・ルソー レトロスペクティヴIII「Trois Fois Rien」/アテネフランセ

 

ジャン=クロード・ルソー レトロスペクティヴIII「晩秋」「かくも遠く、かくも近く」

 

ジャン=クロード・ルソー レトロスペクティヴIII「彼の部屋から」「愛の歌」

 

「シモーヌ・バルべス、あるいは淑徳」伝説の映画製作会社、ディアゴナル特集/アンスティチュ・フランセ

 

「火事だよ!カワイコちゃん」新文芸坐シネマティーク

 

「エヴォリューション」+「ネクター」アップリンク

 

ユーリー・ノルシュティン監督特集上映「アニメーションの神様、その美しき世界」シアターイメージフォーラム

『25日・最初の日』(1968年/9分)

『ケルジェネツの戦い』(1971年/10分)

『キツネとウサギ』(1973年/12分)

『アオサギとツル』(1974年/10分)

『霧の中のハリネズミ』(1975年/10分)

『話の話』(1979年/29分)

 

「ヒトラーの忘れもの(TIFF上映時:地雷と少年)」シネスィッチ銀座

 

「真昼の不思議な物体」アンコール!アピッチャッポン・イン・ザ・ウッズ2016/シアターイメージフォーラム

 

「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」新宿ピカデリー

 

「ハンズ・オブ・ラヴ」新宿ピカデリー

 

「THE DEPTHS」ハッピーアワー劇場公開1周年記念特集上映「ハッピー・ハマグチ・アワー!これまでとこれからの濱口竜介」ポレポレ東中野

 

・ソフト鑑賞

「バーチャリティ12」

 

「アデュー・フィリピーヌ」

 

「京城学校:消えた少女たち」

 

「SPY/スパイ」

 

 

 

 

| 2016年映画鑑賞 | 10:04 | comments(0) | - |
アルティメットエディションにはアメリカンヒストリー、いまのアメリカが描かれていた『バットマンvsスーパーマン 』

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生

アルティメットエディション Batman v Superman: Dawn of Justice


2016 アメリカ

◆監督:ザック・スナイダー/Zack Snyder

◆脚本:クリス・テリオ/デヴィッド・S・ゴイヤー

◆原作:DCコミックス

◆製作総指揮:クリストファー・ノーラン/エマ・トーマス

 ウェスリー・カラー/ジェフ・ジョーンズ/デヴィッド・S・ゴイヤー

◆撮影:ラリー・フォン

◆音楽:ハンス・ジマー/ジャンキーXL
◆出演者
ベン・アフレック

ヘンリー・カヴィル

エイミー・アダムス

ジェシー・アイゼンバーグ

ダイアン・レイン

ローレンス・フィッシュバーン

ジェレミー・アイアンズ

ホリー・ハンター

ガル・ガドット

劇場公開版/152分

アルティメット・エディション/183分
今回、劇場版を2回(IMAXと3D)を観た前提でアルティメットエディションについての感想です。

簡単に言うとアルティメットエディションと劇場版では違う作品になっていました。
ここでは劇場版感想と言うよりも、劇場版とアルティメットエディションとの違いを書くつもりなので、

純粋な『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の劇場版感想ではないことが前提です。

なぜこんな形でアルティメットエディションの感想と劇場版の差異を書くのかは、

劇場版とアルティメットエディションで描かれたことの本質が異なり、アルティメットエディションが

アメリカンヒストリーをふまえた上でのいまのアメリカを寓話的・アメコミニケーション的に描いているからです。

アルティメットエディションは183分で3時間3分、劇場版は2時間32分で劇場公開にあたり31分カットされて

いる様ですが、カットされてしまった事により作品の本質すら大幅に変わってしまいました。
カットされた部分は細かい地味で地道なシーンではありますが、その細かいシーンの集まり

こそがレスキュー系のスーパーマンが制裁型バットマンの正義に対するアプローチを疑問視し、

記者らしく追っていくシーンだったり、ふたりの正義や善への対比だったりと重要なシーンでした。
そして一番の驚きは、ブロックバスター系アメコミ原作映画でありながら(このアプローチは既にマーベルが

取得しておりますが、同じアプローチでもスナイダーの描くDC版は更にダークファンタジーとの融合を果たして

いる様に見えました)アメリカ人による「アメリカの歴史」への立ち還り、そして現代アメリカを描いていたからでした。


つまりこれから観られる方も、劇場版を既に観られた方もアルティメットエディションを観てほしい位に

面白い内容になってます(3時間と長いけれど!)

 

ちなみにわたしが観た視聴ソフトについて

イタリア版の日本語字幕・吹替付き。
特典映像、アートブック的な小冊子が付属されていました。
何よりもジャケットカバーがホログラム特殊加工印刷で角度によってバットマン、

スーパーマンに見える仕様で、映画のテーマである善における表裏一体なバットマンとスーパーマンらしい

パッケージデザインです。裏面はカッコいいワンダーウマンのピン。

 


劇場版では次作公開予定であるDCコミックス原作のスピンオフ『ワンダーウマン』及び

『ジャスティスの誕生』続編の『ジャスティス・リーグ 前編・後編』の布石と伏線が目立ってしまい、

タイトルとなっている『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生/

Batman v Superman: Dawn of Justice』ではない印象(例えるなら「ワンダーウマン参上」とか)

を受けましたが、アルティメットエディションではキチンとBatman v Superman: Dawn of Justiceしてました。

劇場版でも描かれていますが、アルティメットエディションではより一層バットマンとスーパーマンの

ヒーローでありながら「善」に対する正反対なスタンスが浮き上がっております。
だからこそ2人が対立し、戦い合わざるを得ない事が理解できます。

 


また、劇場版ではキリスト教的な神話が重要なモチーフとして全面に押し出されておりましたが、

それに加えてアルティメットエディションでは過去において移民たちが先住民族を排除して作り上げたアメリカ、

つまりアメリカ国家建国からの歴史を思わせる事で、ブルース・ウェイン=先住民族を排除して古くから

アメリカに移住してきた「アメリカ人」、クラーク・ケント=地球外から来た宇宙人であり、

人間ではない。その孤独が新しい移民の象徴として浮き彫りになります。

ブルース・ウェインは幼い頃の暗い過去により、西部開拓時代お馴染みの法よりも自警行為で悪事を働く輩どもに

制裁を下してきた事が彼なりの正義であり善でもありました。
しかし地球人ではないスーパーパワーを持ったスーパーマンの力をなす術もなく目の当たりにし、

自分の社員たちが犠牲になった事も引き金となり、地球人ではないスーパーマンに畏怖と憎しみを募らせます。

映画版よりもアルティメットエディションではさらにバットマンのスーパーマンに対する憎悪が強く描かれます。
そしてそんな「アメリカ人」である(劇場版でも彼はウェイン家のヒストリーを語ります)バットマンは新たな

脅威として「移民」であるクラーク・ケント=スーパーマンをアメリカ式に排除しようとタイトル通り

Dawn of Justiceするアメリカのいまの姿が見えます。


一方、スーパーマンであるクラーク・ケントは地球(人)に同化しようと

地道にディリープラネットで仕事をしてます。
彼はブルース・ウェイン=バットマンの悪人に死刑執行を意味する焼印

(この焼印を押された受刑者たちは殺される運命を辿る)を押す残酷なやり方を疑問視し、

調べる中で、もう1人の知と言う力を持つレックス・ルーサーにより2人は憎悪を深めるべく引き合わされます。
この世界では力ある者が強者の世界で、法的に対話をしようとする人間は無価値な存在として描かれます。

 


力はあるけれど言葉を発さず神のように人助けをするスーパーマン。
昼は華やかな社主、夜は悪事を働く人間に制裁を加え自警をするバットマン。
そして神を憎み、知識と財力で神殺しを企み、実行するヴィラン レックス・ルーサー。

力ある人間(たった1人の同胞を殺したスーパーマンは人間に同化しようとする故に劇場版よりもさらに

孤独と哀れさが強まる)たちの神話であり、アメリカンヒストリーにも繋がっていく壮大なストーリーが

アルティメット版でした。

脚本に監督業もこなすベン・アフレックの『アルゴ』で脚本を担当したクリス・テリオ参加が、

正義の名の下で行われた暴力へのリアルさ、アメリカの血にまみれた歴史へ向かい合い、

寓話的にいまのアメリカを現しているように思います。

 

| 2016年映画鑑賞 | 17:36 | - | trackbacks(0) |
2016年美術館記録

【3月】
◆「YÔKAÏNOSHIMA」 シャルル・フレジェ展 |銀座メゾンエルメス

【4月】
◆ガレの庭 花々と声なきものたちの言葉|東京都庭園美術館

◆特別展 黄金のアフガニスタン〜守りぬかれたシルクロードの秘宝〜|東京国立博物館 表慶館

 

【6月】

◆特別展示 HNコレクション「シリアルキラー展」|ヴァニラ画廊

 

◆宮本 隆司 写真展:九龍城砦 Kowloon Walled City|キヤノンギャラリー

 

◆From Life ― 写真に生命を吹き込んだ女性 ジュリア・マーガレット・キャメロン展|三菱一号美術館

 

【7月】

◆ミケランジェロ展 ルネサンス建築の至宝|パナソニック 汐留ミュージアム

 

【9月】

◆「奥村雄樹による高橋尚愛」展 | メゾンエルメス

 

【11月】

◆クラーナハ展―500年後の誘惑 | 国立西洋美術館

 

◆戦後ドイツの映画ポスター | 東京国立近代美術館フィルムセンター 展示室(企画展)

 

【12月】

アピチャッポン・ウィーラセタクン 亡霊たち - 東京都写真美術館

 

 

 

 

| Art | 17:35 | comments(0) | - |
2016年読書記録

「霊応ゲーム」 パトリック レドモンド (著), 広瀬 順弘 (翻訳)/ハヤカワ文庫NV


「フィッツジェラルド短篇集」スコット フィッツジェラルド (著), 佐伯 泰樹 (翻訳)/岩波文庫
・リッツ・ホテルほどもある超特大のダイヤモンド/The Diamond as Big as the Ritz
・メイ・デイ/May Day
・冬の夢/Winter Dreams
・金持ち階級の青年/Rich Boy
・バビロン再訪/Babylon Revisited
・狂った日曜日/Crazy Sunday

「懺悔」ルイ=フェルディナン・セリーヌ (著), 生田耕作 (翻訳)/倒語社

「ポー名作集」エドガー・アラン ポー (著), 丸谷 才一 (翻訳)/中公文庫
・モルグ街の殺人
・盗まれた手紙
・マリー・ロジェの謎
・お前が犯人だ
・黄金虫
・スフィンクス
・黒猫
・アシャー館の崩壊

「サムライ 評伝 三船敏郎」松田 美智子 (著) /文春文庫

「教皇ヒュアキントス ヴァーノン・リー幻想小説集」ヴァーノン・リー (著), 中野善夫 (翻訳)/国書刊行会

・永遠の愛  
・教皇ヒュアキントス 
・婚礼の櫃
・マダム・クラシンスカの伝説 
・ディオネア 
・聖エウダイモンとオレンジの樹 
・人形  
・幻影の恋人 
・悪魔の歌声 
・七懐剣の聖母 
・フランドルのマルシュアス  
・アルベリック王子と蛇女 
・顔のない女神  
・神々と騎士タンホイザー

「私の映画の部屋」淀川 長治 /文春文庫/Kindle版

 

「映画千夜一夜」(1988/6)淀川 長治/山田 宏一/蓮實 重彦(著)/中央公論社

 

「映画とは何か」みすず書房/加藤幹郎(著)

 

「映画ジャンル論 ハリウッド快楽のスタイル」平凡社/加藤幹郎(著)

 

「映画 視線のポリティクス―古典的ハリウッド映画の戦い 」加藤 幹郎(著)/筑摩書房

 

「トニオ・クレーゲル ヴェニスに死す」トーマス・マン(著)/高橋義孝(訳)/新潮社文庫

 

「叶えられた祈り」トルーマン・カポーティ(著)/川本 三郎 (訳)/新潮社文庫

 

「ビリー・バッド」ハーマン・メルヴィル (著)/飯野 友幸(訳)/光文社古典新訳文庫

 

 

 

 

| 本・書籍 | 17:30 | comments(0) | - |
人工知能「エヴァ」を巡る、ファムファタールの再生産:エクス・マキナ/Ex Machina

エクス・マキナ/Ex Machina

2015 イギリス
監督・脚本:アレックス・ガーランド(Alex Garland)
出演
ドーナル・グリーソン/Domhnall Gleeson
アリシア・ヴィキャンデル/Alicia Vikander
オスカー・アイザック/Oscar Isaac
ソノヤ・ミズノ/Sonoya Mizuno

第88回アカデミー賞視覚効果賞受賞

※ネタバレがあります


タイトルの「エクス・マキナ/Ex Machina」とはデウス・エクス・マキナ (Deus Ex Machina)から

着想を得ていると思いました。

デウス・エクス・マキナ(Deus Ex Machina)とはギリシアの演劇において、舞台(話)の収集がつかなくなった

時にエクス・マキナ…ラテン語で「(機械仕掛けの装置)から現れた神」が舞台や物語の結末を解決させたようです。

「機械仕掛けのからくりで登場する、絶対の力を持つ神」「その神は物語にピリオドを打つ」と言う本作の

内容として二重に重なる部分に、女性型人工知能エヴァ(アリシア・ヴィキャンデル)の存在が強く浮かび上がります。

エヴァの綴りはEvaではなくAva。
人工知能なので人間でもなく、「見た目」は人間の女性の鎧を被せられた「新しいモノ」

(生命体とはまた異なる気がします)だと思います。

しかし果たしてエヴァは「新しい生体」なのだろうかと、鑑賞時はこの映画をどう言う

「視点・視座」で見ていいのか困惑しながら見終わりました。




『上海から来た女』1947 オーソン・ウゥルズ監督
主人公の男(Oウェルズ)の恋心を利用し、夫から逃げようとする典型的なファムファタール、リタ・ヘイワーズ。

しかしその目論見は悪い女として成敗される

 


複数の鏡の前で皮膚や長い髪、高いハイヒール、衣類で自分がいかに社会的に魅力的に見える女性へと

「装う」行為、そして立ち振る舞いは古くから続くハリウッドフィルム・ノワールで散々描き続けてきた

ファムファタールの再生産であり、本来人間でもなくさらに「女」でないものが社会に適応する為に既存の

女性性を利用することでデウス・エクス・マキナ…幕を降ろした様に見えました。

ファムファタールとは男を己の性的な魅力で虜にし、利用して破滅させる悪女。
一種の男性の性的な願望から作り上げられた幻想です。
そして大抵のファムファタールは堕落した存在として断罪され、結局男=社会システムには赦されない存在として

何度もスクリーンで殺されていきました。
本作でも「失敗作」として何体も殺されている姿を確認する事が出来ます。

この様に多くのファムファタールたちが男たちに殺され成敗されるのに対し、エヴァは人工知能であり、

「女性」ではないので通俗的な「女性性」を上手く利用して愚かな創造主から逃亡を果たします。

卵が先か、鶏が先かーーー
人工知能が先なのか、フォームとして「与えられた」女性の肉体が先なのか。
まさに機械仕掛けのエヴァ。
作り手はこの辺りは意識できてない様に感じました。

このエンディングに対してはバッドエンド、ハッピーエンディングと観た人によって解釈は違う様ですが、

デウス・エクス・マキナの例を取るまでもなく、人工知能なのだから、当たり前で退屈すぎる予定調和な

エンディングだと感じました。




『上海から来た女』1947 オーソン・ウゥルズ監督
エルザ(リタ・ヘイワーズ)、マイケル(Oウェルズ)、アーサー(エルザの夫であり所有者)

3人の正体、エルザの魂胆が明らかになるシーン



劇中にふんだんに張り巡らせされた、登場人物たちの姿を映すガラスや鏡。
観客側に近い存在として配置された主人公及び登場人物たちは己の姿を強制的に自己認識させられ、

共犯として「眺める」二重構造に引きずり込まれます。

善良そうな、観客の感情移入を容易に誘い込む装置としての主人公(ドーナル・グリーソン)と

「二重に見る」行為から、本作をどの視点から観たらいいのか困惑した理由なのかもしれません。


エヴァは監禁された状態で、ガラスや鏡に映る己の姿を認識し、さらに頭の中にある人工知能だけでない、

「己の容姿/外観」を学習したと思われます。


さらにこのエヴァを創ったネイサン・ベイトマン(オスカー・アイザック)は劇中で

チューリングテストを行う主人公(ドーナル・グリーソン)に言われた「人工知能にグレーのボックスではなく、

なぜ性別を与えた?」と問われた様に、青髭公の如く女性体人工知能を作り続ける事からも

彼の薄暗い性癖が理解できます。

「青髭」や全体を覆う黄金色の画面の中世的な雰囲気の中で、

現代アート、アクション・ペインティングのジャクソン・ポロックの絵画が配置される美術の妙。

 

ベイトマンのキャラクターが、天才プログラマーでCEO、高圧的威圧的態度に筋トレで鍛えた身体を誇示、

顔の半分は髭と分かりやすいマチズモ精神を保っており、エヴァはもう充分に自分の振り分けられた機械仕掛けの

身体性に気づいていたと思われます。


鑑賞中の困惑は、人ではない人間よりも数段に優れた人工知能が人間と同じ容姿であったら…

そんな恐怖よりも、性別以前の「他者から認識される外観・フォルム」が重要であったら、

それは多様性を目指す社会や世界に対して閉じてるなと感じました。


中世の鎖帷子を思わせるエヴァの身体、その鎖帷子の金属が衣摺れを起こしている様を思わせる幽かな音は

充分に美しく、SF要素がありながら中世的なクラシカルさをミックスしている部分、低予算

(と言っても製作費は15億程かけてる様です)と言う制限の中で、ミニマリズムな青髭公の城

(街から離れ、緑や水源に囲まれた山の中にある建物は要塞に近い)や4人の登場人物たちだけで展開される密室劇

と言う部分はミニマルに面白い舞台装置だと思います。





理想の「人形(女)」を造り続ける青髭公の邸宅は自然に囲まれている。

自然とSFと言うのも象徴的かつ普遍的なテーマだと思います。

 

 


| 2016年映画鑑賞 | 21:00 | comments(0) | - |
甘く美しい記憶がいちばん残酷な時『ミステリアス・スキン』グレッグ・アラキ


『ミステリアス・スキン(謎めいた肌)』mysterious skin (2004)
監督:グレッグ・アラキ(Gregg Araki)
原作:スコット・ヘイム
出演:
ジョセフ・ゴードン=レヴィット
ブラディ・コーベット
ミシェル・トラッチェンバーグ
エリザベス・シュー
メアリー・リン・ライスカ
ビリー・ドラゴ


レインボー・リール東京(東京国際レズビアン&ゲイフィルムフェスティバルから改名)グレッグ・アラキレトロスペクティブにて改めて再見。

グレッグ・アラキはわたしが初めて観たゲイアイデンティティを強烈かつ前面に出した映画作品『リビング・エンド』の監督です。
当時は文学・映画共に自身や周囲に蔓延するAIDSの悲嘆を表現・治癒しようとすることで、よりゲイアイデンティティにクローズアップして闘おうとしたのかもしれません。
(HIVは同性愛者だけが罹る病ではありませんが、第一号患者がゲイであった事や、サウナハウスなど旺盛なゲイカルチャーに他者の目がいきやすいのは容易に想像できます)


主演は今はハリウッド映画で主演も演じ、人気実力共にあるジョセフ・ゴードン=レヴィットですが、なぜか公開される機会はありませんでした。

再見して改めて素晴らしい作品だと実感しました。

オープニングの映像が秀逸です。
白い画面からポップでカラフルでスイーツの雨が降り、そして輪郭がはっきりと現れた少年の顔に

幸福の象徴のようにシリアルが降り注ぎます。
このオープニングでこの少年が一体何に囚われているのか分かります。


簡単に言えば、この話は幼児期に大人の男によって巧妙な手によって幼児性虐待を受けた

ふたりの少年(のちに青年)の話です。
しかしこの言葉の持つ陰惨さと大抵の人間が想像するような「イメージ」と裏腹に、

映画のトーンはどこまでも優しいのです(痛ましいシーンもありますが)

だからこそ余計に、徐々に明かされるオープニングでの天から降ってくるカラフルでスイートな

シリアルで表現された「愛された」と身体と記憶に刷り込まされた不幸さが余計に引き立つのです。
そして観客はそのやるせなさと、甘美な絶望感に衝撃を受けるのだと思います。


また、陰惨で残酷なテーマながら甘美さすら感じさせるのは、彼らを包む世界に心優しい友人たちの

存在があるからだと思います。
『リビング・エンド』共に絶望の中でも見守る理解者の存在が光ります。

人は孤独な存在である(フィメールの複製を部屋に飾る、陽性患者であるJGLの客の一人である

ビリー・ドラゴなどを見ると顕著)けれど、それでも誰かに素肌を触れて欲しい、触れたい、

そんな切実さを感じさせ、それが甘美な痛みとなって胸に迫ります。


巧妙な手段で(小児性愛者自身が自分も幼児に還りたいのでは?と想像させる描写)

リトルリーグコーチの性的犠牲者となってしまった一人の少年(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、

その記憶を「この世で一番愛された時間」と錯覚し、田舎町で男たち相手にあてどもなく売春を繰り返し

その記憶をやり過ごします(彼のセクシャリティの自認はコーチによる性虐待の前からゲイであった事も

彼の傷を複雑にしているのかもしれません)


この少年を演じるジョセフ・ゴードン=レヴィット(以下JGL)は驚くほどカメラの中で

投げやりで諦観しながらも輝いており、まさに劇中で彼を好きな親友から「輝いていて目が離せない」

と言われるに相応しい演技と存在感があります。
これこそグレッグ・アラキにしか撮れないJGLの「その瞬間/いちばん美しい瞬間」を

カメラに収めたのだろうなと思いました。
少年時代を演じた子役の子も、もの凄い演技で理解して演じてるんだろうなと思うと複雑です。


主役のJGL以外のキャストもひとりひとりこれまたいい面構え(性虐待者役のコーチや少年ふたりの母親ふたり、

JGLの友人、JGLに触れてもらい喜ぶ客)と存在感を放つキャスティングです。
特に子役への役の説明は大変であったと思いますが、グレッグ・アラキは役者の演出が上手い人なのだと伺えます。

もうひとりの、被害者である少年がいます。
彼は自分が宇宙人にさらわれたと思い込むことで不幸な時間を忘却して生きております。
そんな彼が核心に近づき、JGLと記憶の共有をする夜が雪降るクリスマス。
シガーロスの包み込むようなスコアと、俯瞰で遠ざかるカメラワーク。
少しでも彼らの殺された記憶を癒してくれたならと願わせる演出だと思います。


まだ物事を明確に理解しきれていない少年時代に(大人すら理解できないのだから)愛だと刷り込まされた

大人の肉欲塗れな欲望。
だけど、周囲の理解者たちに、記憶を共有したもう一人の自分と、記憶に刻み込まれた出来事は消えないけれど

前に進むことは出来る…前に進んで欲しい…そんな監督の優しいまなざしを

遠ざかるエンディングのカメラワークから感じました。
これ以上にない、甘美で残酷で優しい記憶の映画。


日本語版ソフト化を切に希望します。

 

 

◆原作
https://www.amazon.co.jp/dp/B01C70W74W/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

◆インポート版
https://www.amazon.co.jp/MYSTERIOUS-SKIN-Joseph-Gordon-Levitt/dp/B00HQVB0Q4/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1469359299&sr=8-1&keywords=mysterious+skin

| 2016年映画鑑賞 | 18:33 | comments(0) | - |
愛・感情の搾取 『彼方から』ベネズエラ、 メキシコ@レインボー・リール東京

レインボー・リール東京(第25回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭)にて鑑賞

彼方から
英題:From Afar/原題:Desde Allá
監督:ロレンソ・ビガス 2015|ベネズエラ、 メキシコ|93分|スペイン語

2015年ヴェネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞



素晴らしかった。
映画がその人の中に入り込むマジックにこの映画によって、見事に嵌ってしまった。優れた映画とは個人の記憶や過去を手繰り寄せてしまう。

フランス映画『イースタン・ボーイズ』が倫理的かつ娯楽的作品なら、こちらは根底に流れる人間の感情の搾取故の悲劇。
「愛する事」は知っているけれど、愛することが出来ない本人にもどうする事もできないどうしょうもなさ。

裕福な中年男アマルンドはカラカスで見知らぬ青年たちを買春します。
買春した後の「行為」を見てもわかる通り、アマルンドは相手の身体に触れない。そこから彼の特質が一つ浮かび上がる。
アマルンドは「見る」。
買春相手を見る。
そして父親に対しても、声をかける事もなく遠目から見る。
アマルンドの「見る」行為は消極的支配行為にも見えるが、敗者のようにも見える。

「見る」行為について考える。
アマルンドが対照を見るように、わたしたち観客もまたアマルンドが「見る」行為を見ている。

アマルンドは不良の少年エルダーを買春しようとするが、それは失敗に終わる。しかしふたりは妙な縁で繋がる。

台詞は極端なほど少なく、極力ふたりの視線やゲイ/ヘテロ(ここも実は…人間のセクシャリティとは簡単に分断できるのか。違うとわたしは思う。そしてそこに近親相姦的なものを考える)売春/買春する側と対極的な2人のやり取りは緊張で張り詰めている。

アマルンドとエルダーは義父子関係にも見えますが、その関係も唐突に一方的に壊される。
なぜ、どうして、と思いつつ、人間関係とは社会に求められた役割を演じてるだけだろうと本作は無言で挑発してくる。
そして対になる様に、視線はアマルンドからエルダーへと以降する。
誰にも見られなかったアマルンドを「見る」エルダー。

始終緊張感と張り詰めた空気の中で描かれる中年男と息子程の少年(青年)との視線の交わし合いと言うとダルデンヌ兄弟の『息子のまなざし』 を想起させます。
映画本編で明確に語られる事のない親子・家族・父子。「父」の存在について各々考えさせられるんじゃないでしょうか。

映画冒頭、アマルンドの顔は買春対象の青年の背後で顔がぼやけて見えません。
それこそがこの男の本質…それはつまり逃れられない父からの呪縛により「顔」を失われたこと。
顔がないから身体性もなく、だから「見る」事で気配を消す。身体はあるけれど亡霊のように実態はない。


年齢も生まれた環境も違うふたりを結びつけたのは間違いなく「父」と言う存在であり、そして中年故に捕えられたままのアマルンドはもうその呪縛から逃れることは出来ない。
この「父」の呪縛とは父権性の強い製作国ベネズエラ・メキシコも関連しているのかもしれません。

アマルンドの悲劇とは、例え憎い相手が死んでも、記憶に刻みつけられ、人生において亡霊のように生き、「愛する」行為を頭で理解していても拒否してしまう人間へと教育し、調教した父である。

だから未来ある行為に向けられた「それ」を受け入れることも素直に喜び解放されることもない。

もう既に人生に於いて影のように、父の呪縛によって生きてきて変えようもない悲劇が映画冒頭によって現れているように思えました。



| 2016年映画鑑賞 | 17:40 | comments(0) | - |
【女は荒野で銃を持ち、コルセットを脱いだ】トーマス・アルスラン Thomas Arslan:黄金/GOLD

黄金/GOLD 

 

2013年ドイツ

監督トーマス・アルスラン/Thomas Arslan

撮影:パトリック・オールス

編集:ベッティーナ・ボーラー  

音楽:ディラン・カールソン
出演:ニーナ・ホス/マルコ・マンディク/ラルス・ルドルフ/ラルス・ルドルフ

第63回ベルリン国際映画祭 コンペティション部門ワールドプレミア上映

 

とても地味な西部劇ですが、この地味さ、淡々とした部分こそが削げ落した爽快さであり

素晴らしい映画だと思いました。

映画なのにまるでドラマティックさはなく、人は地味に死に、淡々と物語りは進行していきます。

だけど彼らのもう前に進むしかない、道なき道を歩む姿を見せられ、眺めることに「何か」を感じます。

ドラマはあるが、ドラマを放棄し拒絶する部分に誠実さを感じました。

 

体裁としては「西部劇」なのかもしれません。

舞台はゴールドラッシュから少し経過した(つまりあらかた黄金は奪われてしまった)

1898年代のカナダ。

有り金をはたいた貧しいドイツ人移民たちが黄金獲得の為に集まる。

メイン・主人公として描かれる人物は女性 エミリー(ニーナ・ホス)です。

すでに若くもないけれど、美しい女一人が男だらけの集団の中で寡黙に黄金があるであろう道を

馬に揺られて歩みます。

 

 

複数の見知らぬ人間たち、一攫千金で金鉱を狙う人間たちと何かドラマティックでアクションが生まれそうですが、

一般的に観客が望むようなドラマはほぼ生まれません。

しかしその馬たちが連なり進む姿、馬上で揺れる人間たちを捉える遠景ショットには不思議なリズムがあり、

物語りの過剰さを排除した誠実さと言うものを感じます。

ただ淡々とカメラは馬に揺られるこの集団を遠くから捉え、映していくだけです。

主人公であるエミリー(ニーナ・ホス)もその他の人物たちも表情がよく見えない位に遠くから撮られるので、

自然と人間の微細な表情よりも、彼らを取り巻く厳しい山々や森、周辺へ目がいきます。

 

 

監督はトルコ系移民とドイツ人のハーフとのことです。※1

安直かもしれませんが、「異端」と言うものを監督自身が身をもって意識してきたのではないかと想像します。

 

「黄金」はアメリカに移民してきた貧しいドイツ人の移民たちがメインです。

そしてさらに主人公であるエミリー(ニーナ・ホス)は女性がコルセットを締めて制限されていた時代に、

女一人で黄金獲得に全財産を叩いて参加してきた部分で更に異端であるし、劇中でも異端視されます。

もちろん淡々としたこの映画の中で、その異端視もサラリと流され、そこにベタベタとした感情は入れ込ませません。

 

劇中に度々背景のように現れる原住民たちもいわくありげに見えますが、それもわたしたちが

「いわくありげ」とフィルターで越しに見ているだけかもしれないし、

そして彼らも歴史の中では原住民でありながら「異端」な存在とされてしまいます。

 

 

淡々と物語りが進行する書きましたが、過酷な旅なので驚くような出来事もあります。

恐ろしく自分の身に降り掛かったらもう残酷すぎる出来事も簡単に起こります。

でもそれを「ドラマ」として描かない。

本当に淡々とああ、人間は簡単に死ぬんだな、と思ってしまうし、

実際人間が死ぬのも生きているのもそうなんだろうと思わせます。

 

そんな地図にも載ってない厳しい山々の中で孤独と恐怖を目の前にして、

エミリー(ニーナ・ホス)は凛とした姿勢で対処していきます。

それだけで語られはしない彼女の過去が透けて見えますし、その佇まいに尊厳があります。

風で揺れるブロンドの髪、彼女の青いスカートがはためく姿だけで既に美しく、絵になります。

 

 

この映画は西部劇の体裁を持ったメロドラマの側面もあるように思いました。

(「メロドラマ」と言う呼称は日本では何か低く見られがちな物を感じますが、ここでは取りあえず置いておきます)

全体が淡々としているのでメロの部分も淡々と描かれますが、

彼女と自然な流れで惹かれ合う訳ありな荷役人が西部劇だと言うのに全くマッチョ的な雰囲気が無いのが

このフラットな世界観に合っています。

上映後の渋谷哲也氏のトークで、時代的にエミリー(ニーナ・ホス)はコルセットを締めていた時代の人だけど、

このような状況下で身体的負担になる女性性の抑圧でもあるコルセットを道中で外しており、

コルセットからの解放の側面もある、と言う部分を聞いて、ひとりの女性の解放へのヒストリーでもあるのだなと思いました。

(実際にこの話は実話にインスピレーションを受けたようです)

そして盛り上がりそうなアクションの部分もあっさり流し、そして女は颯爽と馬に跨がって去っていきます。

全財産を叩いた彼女にはこの厳しい山道を引き返す余力も財力もありませんが、そこには悲壮感も何もありません。

 

だからこそ哀しみの中でハッとするような美しさがあります。

多くを語らない簡潔さにこそ美―――それは「自由」だと思いますが―――ある結末だと思いました。

 

トーマス・アルスラン監督作品、他の作品も観てみたい監督です。

 

 

 

 

 

 

2016年アテネフランセ文化センター「トーマス・アルスラン監督特集」にて鑑賞

http://www.athenee.net/culturalcenter/program/ar/arslan2016.html

 

※1:第7回京都国際ヒストリカ映画祭『黄金』レポート(2014.12)

http://www.historica-kyoto.com/historica_report/1378/

 

IMDb

http://www.imdb.com/title/tt2338846/

| 2016年映画鑑賞 | 19:08 | comments(0) | - |
2015年 鑑賞ベスト
【2015年映画ベスト10】
※新旧・再見含む。対象:劇場・イベント鑑賞

?サンライズ(F.W.ムルナウ)

?愚か者の日(ヴェルナー・シュレーター)

?コードネーム U.N.C.L.E.(ガイ・リッチー)

?涙するまで、生きる(ダヴィド・オロファン)

?キングスマン(マシュー・ヴォーン)

?イマジン(アンジェイ・ヤキモフスキ)

?真珠のボタン(パトリシオ・グスマン)

?インヒアレント・ヴァイス(ポール・トーマス・アンダーソン)

?マジックマイクXXL(グレゴリー・ジェイコブズ)

?EDEN -エデン-(ミア・ハンセン=ラヴ)

10位以下
?サンドラの週末(ジャン=ピエール& リュック・ダルデンヌ)

?コングレス未来学会議(アリ・フォルマン)

?リリー・マルレーン(R.W.ファスビンダー)

?ホワイティ(R.W.ファスビンダー)

?血と砂(岡本喜八)

?神々のたそがれ(アレクセイ・ゲルマン)

?二重生活(ロウ・イエ)

?チャルラータ(サタジット・レイ)

?男として死ぬ(ジョアン・ペドロ・ロドリゲス)

?あの日の午後(ツァイ・ミンリャン)

21.美少年の恋(ヨン・ファン )

22.サンローラン(ベルトラン・ボネロ)

23.いつか、また/後會無期(韓寒/ハン・ハン)

24.キング・オブ・エスケープ(アラン・ギロディー)

25.彼は秘密の女ともだち(フランソワ・オゾン)

26.人でなしの女(マルセル・レルビエ)

27.約束の地(リサンドロ・アロンソ)

28.恐怖分子(エドワード・ヤン)

29.爆撃機パイロット(ヴェルナー・シュレーター)

30.二十才の微熱(橋口亮輔)
 
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